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【エッセイ】コーヒー飲んでから胃が痛いっす(涙)

タイトルそのまんま。

痛いっす。

(涙)

気分的にはこのまんま今日の更新を終えても良いのだけど、これだと「どこがエッセイなんだよ!むしろ『つぶやき』だろうが!」という物言いが今にも聞こえて来そうなので、なんとか、面白おかしくを意識して、文章を綴ってみます。

▶「年間25〜30回ぐらい登板したとして、『今日調子良いわ〜!』と思えるのって、2、3回ぐらいですよ。だから先発ローテーションを守るためには『悪い時にどう抑えるか?』か重要なんですよねぇ。」

プロ野球界で名を馳せた先発投手が、口を揃えて言うフレーズが、これ。今回は黒田博樹さんのボイスで脳内再生させて、ライティングのモチベーションに活かしたい所存である。

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昼と夕方の間ぐらいだろうか、ここら辺で睡魔に襲われることの多い僕は、カフェインを摂取するのに最適の時間帯だな、と思い、コーヒーブレイクに入ることが多い。

いつも通りの準備。
いつも通りの休憩。
いつも通りの味わい。

どこを切り取ってもいつも通り。何の引っかかりもないまま、心身をリラックスモードにさせて、SNSや連絡事項のチェックなど、これまた、いつも通りの作業に取り掛かっていた。

そんな時、痛みに襲われたのだ。

「!?」

突然の腹痛に僕は強い違和感を覚えた。考えるまでもなく「あっ、トイレ」ってなった。それぐらい、いきなりだった。コーヒーは7割ぐらい飲み終えていたのだが、残り3割に構う余裕もないまま、僕はトイレに駆け込んだ。

便自体はさほど問題はなかった。お腹を下しているわけでもなかった。軟便ではあったが、概ね快調、と言っても差し支えないだろう。

だが、トイレから出た後も、体調が優れない。
むしろ、少しずつ、悪化しているのではないか。
そう邪推したくなるぐらいには気分が悪い。

最初に覚えた違和感は「右の胃辺りがキリキリ痛む感じ」だったのだけど、時間が経つにつれて、吐き気をもよおす感じもあるな、と思った。だけど、あくまでも「吐き気」であって、「吐きそう」という感じまでは行かない。言うなれば、不快感が延々と続く感じ。

あと、もう一つ、感じたことがある。
前進歩行がしんどい。

わざわざ「歩く」ではなく「前進歩行」と書いたのは「後進歩行」と比べて、胃の負担の掛かり方が異なることが分かったからだ。

つまり、いわゆる、通常の歩き方、前を向いて、前の方向へ歩みを進めると、胃がピリッと痛むのだが、ちょっと変な歩き方、前を向きながら、後ろの方向へ進む、要するに「後ずさり」の状態で歩けば、胃への負担を軽減させられることがわかった。

そこで僕は「普段はみんな胃に負担を掛けながら歩いているのか?」と思った。さらに「それとも僕の歩き方がおかしくて胃に負担がかかっているのか?」とも思った。

その疑問に答えは出なかったが、事実として、前方向に歩くよりも、後ろ方向に後ずさった方が、楽に進むことが出来る。これは間違いない。

思い浮かべてみてほしい。

それなりに長い距離を、えっほえっほと、後ろ方向に後ずさる人間を。

それも、普通に後ずさるのではなく、右の胃らへんを手で押さえながら、痛みに耐えているような表情、しかめっ面のような表情で、後ずさっている姿を、思い浮かべてみてほしい。

・・・。

「どっからどう見ても変人やんけっ!」

・・・と、心の中では、怒涛のセルフツッコミを入れながらも、これが一番、体に負担が掛かりづらい歩き方なのよ、と、これまた心の中で、セルフ言い訳を行いながら、時折、障害物が無いか確認したりもしながら、少しずつ後ずさって、目的地に向かっていった。

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・・・まぁ、それなりに長い距離、とは書いたけど、あくまでも室内の移動だから、メチャクチャ長い距離、ではないんだけどね。さすがにこれで外に出る勇気は無いよね。うん。仮に外に出たとしても、痛みをこらえて、普通に歩くよね。

・・・あと、意外と、と言うべきなのか、他人とすれ違っても、別に何にも言われないもんだね。普通に考えて異変に気付くはずだけど。うん。なんだろう。罰ゲームでもやらされてんのかな、とか思ってんのかな。分かんないけど。

・・・でも、逆の立場でも、おそらくスルーするんだろうな。「なんか関わると面倒臭そうやな」とか思って。「あの歩き方が体に負担が掛からないんだろうな」とはまず思わないだろうな。それは断言出来る。

今回の例のように、周りの人にとっては、どう見ても遊んでるやろ、としか見えなくても、本人は、至って真剣に行なってる、なんてケースは、枚挙にいとまが無いのかもしれない。

それを踏まえると、コーヒーを飲んでいたら、突然、胃の痛みに見舞われた災難は、「もしかしたら○○かもしれない」という、想像力を働かせる上で、貴重な経験になったと言えるんじゃないだろうか。

・・・知らんけど。

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