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週末読書メモ139. 『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』

(北海道十勝の農家6代目による週次の読書メモ)

キリギリスはもう少し節約すべきだし、アリはもう少し今を楽しむべきだ。この本の目的は、アリとキリギリスの生き方の中間にある最適なバランスを見つけることだ。

DIE WITH ZERO。つまり、ゼロで死ね。

メッセージ性のあるタイトル。

世の中で言い古された内容とは一線を画す、人生を豊かにするための方法が述べられた一冊となっています。


人は老化に逆らえない。いつかは誰もが死ぬ。だからこそ、限られた時間のなかで最大限に命を燃やす方法を考えなければならない。

節約ばかりしていると、そのときにしかできない経験をするチャンスを失う。その結果、世界が必要以上に小さな場所になってしまう。人生は経験の合計だからだ。

富自体は重要なものである上で、富を増やすことが手段ではなく目的になっている状況に筆者は苦言を呈します。

自分の生涯で使い切れない、使う見込みがない額まで、ただ貯めることが、人生を豊かにすることになるのだろうかと。


「人生でしなければならない一番大切な仕事は、思い出づくりです。最後に残るのは、結局それだけなのですから」

経験は私たちに、尽きることのない「配当」を与えてくれる。

富ではないとしたら、何に重き置くべきか。それは、経験であり、思い出であると。人生の最後に残るのは思い出であり、また、経験は生きていく上で人に配当を与えてくれるものだから。

言い得て妙というか…特に、経験は配当を与えてくれるというのが、胸に残ります。


少しでもあたまの背中を押すために、最後に大胆に行動するための3つのポイントだけ伝えておこう。
1つ目は、あなたがどれくらいリスクを取ろうが、どんな大胆な行動に出ようが、一般的にそれは人生の早い段階が良いということだ。
2つ目は、行動を取らないことへのリスクを過小評価すべきではない。
3つ目は、「リスクの大きさ」と「不安」は区別すべきだということだ。

その上で、お金を使うという行為に抵抗がある現在の価値観の中で、背中を押すことになるポイントは上記3つ。

早い方が良い、行動しないマイナスを知ろう、リスクと不安は区別しようと。お金を使わない、リスクを取らない、変わらない方が楽です。しかし、現状維持は、緩やかな衰退を導くことも世界の真理です。

リスクを見極め、ちゃんと賭けるべきことに賭けること。それが出来るか差は、長期的に埋められない差に繋がることを痛感します。


この本のテーマはそれだ。
ただ生きるのではなく、十分に生きる。経済的に豊かになるだけではなく、人生を豊かにするための方法を考える。

もちろん、富は生きていく中で必要です。しかし、そこに目的や計画はあるのだろうか(欠けていないだろうか)。

筆者が、言いたいことはこれに尽きる気もします(それは、個人であっても、企業であっても)。

偶発性ももちろん重要であるが、何をしたいのか、どう実現できるのか。その展望・計画を考えることをサボらず、未来から逆算をして、今を生きる大切さが身に沁みる1冊でした。


【本の抜粋】
この本のテーマはそれだ。
ただ生きるのではなく、十分に生きる。経済的に豊かになるだけではなく、人生を豊かにするための方法を考える。

人は老化に逆らえない。いつかは誰もが死ぬ。だからこそ、限られた時間のなかで最大限に命を燃やす方法を考えなければならない。

節約ばかりしていると、そのときにしかできない経験をするチャンスを失う。その結果、世界が必要以上に小さな場所になってしまう。人生は経験の合計だからだ。

「人生でしなければならない一番大切な仕事は、思い出づくりです。最後に残るのは、結局それだけなのですから」

キリギリスはもう少し節約すべきだし、アリはもう少し今を楽しむべきだ。この本の目的は、アリとキリギリスの生き方の中間にある最適なバランスを見つけることだ。

経験は私たちに、尽きることのない「配当」を与えてくれる。

少しでもあたまの背中を押すために、最後に大胆に行動するための3つのポイントだけ伝えておこう。
1つ目は、あなたがどれくらいリスクを取ろうが、どんな大胆な行動に出ようが、一般的にそれは人生の早い段階が良いということだ。
2つ目は、行動を取らないことへのリスクを過小評価すべきではない。
3つ目は、「リスクの大きさ」と「不安」は区別すべきだということだ。

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