(北海道十勝の農家6代目による週次の読書メモ)
「考える」ことを「考え直す」1冊。
人間関係におけるベストセラー『GIVE & TAKE』。
その筆者となるアダム・グラントさんによる最新作が、本書の『THINK AGAIN』。
タイトルにもある通り、本書のテーマは「再考」。
筆者は言います、「学ぶこと、考えること」以上に、「学びほぐすこと、考え直すこと」の方が重要であると。
変化の激しい時代に「考え直す」ことが必要となることは、多くの人が理解をしています。その上で、本書の素晴らしい点は、多くの人が分かっていても、現実には脳の性質上「再考」が難しいことを詳らかにしている点です。
「考え直す」ことはとても負荷が高い、だから、脳は無意識的にそれを避けてしまう。
「牧師」「検察官」「政治家」モードという自らの意見を固辞する思考になっていることはないか、と反省させられます(この3種のモードに対するのが「科学者」モード)。
特に興味深いのがこの部分。「グリット」にも気を付ける点があると。
本の最後には、再考スキルを磨くための30の秘訣が書かれています。
自分も、他人も、組織も、様々な要因で思考が凝り固まってします。
だからこそ、多くの工夫や努力を行うことで、それを防ぐ示唆も本書からは得ることができます。
「変化なくして進歩はありえない。」
「自分の考え方を変えられずして、どうして他の何かを変えられようか。」
良い方法へ進み続けるためにも、まずは己から変わり続けよう、とそんなことが心に残る一冊でした。
P.S.
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