今年はワーママであることを忘れようと思う
あけましておめでとうございます。
新しい1年の幕開けは気持ちの良いものですね。
思えば、去年は子どもを抱えながら渦の中で沈まないよう必死に必死にもがいているような1年でした。
昨年末、同僚に「かおるさんは今年、職場復帰したりして大変だったね」と言われて、はて、そうか、職場復帰したのは今年の話だったかと驚きました。
なんだかもう3年くらいワーママをやっている気でいたのです。
冷静に考えれば、子どもが1歳4ヶ月なのだからそんなはずはない。でもとてもそうは思えず、まるでひとりだけ精神と時の部屋にいたかのよう。
初めての妊娠、初めての出産、初めての子育て。
つわりに、妊娠糖尿病に、帝王切開に授乳に寝不足に保活に家事に仕事に。
慣れないことにひたすら取り組む日々。
振り返るとずっと緊張していました。
あと、人生の中でもよく泣いた1年だったかもしれません。
ところが、なんでこんなに力んでいたんだろう、と最近憑き物が落ちたかのように思う瞬間があったのです。
息子が歩くようになり、なんなら駆け出すようになり、少しずつ意思疎通ができるようになって手が離れてきたからかもしれない。
ワーママである前に、私は私であって、私はもっと、このかけがえのない私の人生を大切にしていい。
と、ふと思ったのです。
何かを語るときも、選ぶときも、決めるときも、「私はワーママだから」というのがどこか頭の片隅にありました。
具体的にどうというより、常に、ずっと、なにかを諦めるとき、耐えるとき、理不尽な目に遭ったとき、「私はワーママだから仕方ない」と思っていた気がします。
自分で選んだのだから仕方ない、と。
自分で選んだのは事実だけれど、必要以上に自分で自分を枠にはめていた気がする。
どちからといえば、それは息苦しかった。
だから今年は、もっとやりたいことをやって、沢山笑って、楽しみたい。
今年引いたおみくじは中吉でした。
「思いがけない事が起こったりするけど、誰かが助けて解決してくれるから、あまり思い悩むな」
という内容。
課題は引き続き山積みだし、ワンオペがちだし、どうにかしたいとモヤモヤしていることもある。
けれどあまり悩まずに、今年はとにかく楽しく生きたい。
魂をのびやかに解き放ちたい。
走り始めた息子と一緒に、私も好きに駆け出そう。
楽しそうに生きている姿を、子どもにみせられたらと思う。
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