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書きたいという欲求

思い出した時には、もう過ぎ去っている。


そういう大切なことが、たくさんある。
思い出した時には、もうその瞬間を逃していて
いつも大事なことのタイミングを逃してしまう。

いわゆる行動力がある人は
そのタイミングを逃すことなく
その瞬間を捉えては、何に臆することもなく
あっという間に自分の思い描いたことを成し遂げてしまうのだろうか。

すごいなって、思う。

いつも思ってばかり。

少しは変わってきたと思うけれど
まだ、まだまだ、気がしたというレベルでしかない。

やっぱり、行動が足りない。
その事実だけを、突き付けられる日々。
だからこそ、2週間前に文学フリマに行った
あの時の行動力は、スゴかったなと思う。

一切の迷いを捨てて
ただ真っ直ぐに、自分が「こうだ」と思ったものに
突き進んでいくことで、確かに何かを得た。

もちろん、あれから日々は元に戻ったし
何かが大きく変化したかといえば、徐々に静かになりつつある。

けれど、こうして、また書くことに向き合い始めたこと。
それは何よりも、自分にとって大きな出来事だったと言える。
誰にも伝わらないことかもしれないけれど
確かに、あの日から少しずつ、自分の熱が戻ってきた。
そんなことを感じているし
忘れないように、こうして答えのない想いを書き続けようとしている。


書きたいことを、思い出してきた。
その意欲を、その感情を、その熱を。
自分は「表現がしたいんだ」と、思い出したような、気がしてる。
これも、あくまで気がしているだけなのかもしれないけれど
それでも、確かに、自分にとって、そこに何かしらの意味が含まれていると思う。
だから、書きたくなる。
その意味を思い出したくて、自分を思い出したくて。

忘れてしまった、いつかの、信じられないくらい熱かった、自分を。


やりたいことが、あると、思ってる。
やりたいことが、あると、信じてる。
やりたいことが、あると、あるんだと。

ただただ、純粋に書いて、書いて、書きまくりたい。
そういう欲求が、自分の中に蘇ったことに、感謝したい。
圧倒的な文学の熱気が、自分の内側にある何かを呼び起こしたのか。
圧倒的な文学への想いを感じ取って、僕は感化されたのか。

答えなんて、わからないし
この現状もいつものように一過性のモノかもしれない。
ただ、でも、だけど。

前を向いていたい。
僕も熱量を持って言葉に、文章に、文学に、心を染めたい。

あの日見た素敵な人たちのように。

伝える側に、表現する側に、やっぱり、なりたい。

そういう欲望をしっかりと孕んだ心を
逃げることなく抱きしめて
真正面から見つめ合って
僕はまた、表現したい。

自分にしか、表現できないことを。
あの日に見た、輝いた瞳をした人たちのように。


ああ、そうだ、忘れていた。
昨日と今日は、一粒万倍日だった。
だから昨日か今日で、何かを決意したかったんだ。

案外、俗っぽい自分。
過去にそういう影響を受けて染まったんだよな。
でも、うん。
変化することは、悪いことじゃない。
どんどん変わり続けること。
そして、大切なモノは、変わらずにいること。

いつも、自分らしく。
どんな時も、自分らしく。

今日も、明日も、その先も。

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