やまざき 想太

出版チーム『余白者』として「文学フリマ東京38」に出展決定。異空間ライター/編集者 表…

やまざき 想太

出版チーム『余白者』として「文学フリマ東京38」に出展決定。異空間ライター/編集者 表現をしたい人。茨城県大洗町在住。

マガジン

  • 余白者の所感

    あなたは、日々、何を思うの? 余白と共に生きる日常の中で生まれる疑問や問い、思うことをまとめた所感の記憶。 些細なことから、ちょっと深い話まで、できるだけ鮮度感高く、ラフに。 思い付いたら書くので、基本不定期便。

  • 文学フリマへの道

    ゼロから文学フリマに出展するまでの実体験をまとめています。不定期更新ですが、2024年5月に開催される文学フリマ東京38を目指し、その中で生まれる葛藤や本づくりの製作過程を、無理なく書いていけたら、と。誰も読まないと思うので、まずは自分のために書き続けます。

  • ぼくのうちがわ ~散文詩~

    自由に、思うがまま、感じたこと、思ったこと、自分らしく、紡ぐ。 ぼくの奥底に眠る言葉を広い集めた、散文詩のまとめ。

最近の記事

  • 固定された記事

直感だけで行った、はじめての「文学フリマ」

大事なことが、いくつかある。 忘れることのできない夕焼けとか 触れただけで心が震える手の温もりとか 永遠に思えるほど消えない過去の過ちとか 遠ざけてしまった誰かの優しさとか 大事なことは、いくつかある。 日々そういうものにとらわれてしまい カラダとココロががんじがらめになってしまうと あっという間に動けない棒人間の完成で。 僕はずっと、動けなかった。 僕はずっと、生きることにしがみつくことしか できなかった。 ずっとこのまま変わらない。 変えられないのかもしれない。

    • 正直な今の現状を書いてみる

      いわゆる脱稿をして、2週間が経とうとしている。 脱稿後に、出来上がった見本誌を1冊 絶対に渡したかった友人に渡せたのと 最初に見せると決めていた友人に見せたこと以外は まったく手がつかないくらい、脱力感でいっぱいだ。 あれを書かなければ、これを書かなければということが どんどん積み重なってきていて あっという間に出展予定の文学フリマ東京まで1か月を切ったというのに 出来上がった本の紹介も、出展する自分の紹介も、何も書く気力が湧かない。 本を作ることに、あまりにも力を出し

      • 「大切なものは目に見えない」

        まるで物語の伏線のような、不思議なご縁って、ある。 今日、数年ぶりにずっと逢いたいと思っていた人と お逢いすることが決まって、具体的な日にちも決まったのだけれど それが、よくよく思い返すと、その人にとって特別な日で 別に予期したわけでもないのに、たまたま今日、4月25日だったという。 流れというのは、見えないし、気にしなければ何もないのだけれど 確かにその見えない糸みたいな線は存在していて その線を「想う」か「想わないか」で、視えたり、視えなかったりする。 少しスピリチ

        • 「なんとかする」という意志

          「できない」ではなくて 「できるんじゃない?」という思考の方向性。 最近、考え方が変わってきたと実感することが増えた。 以前であれば、何か行動する前に思考をして 大抵の物事に対してネガティブな思考パターンに入って 「どうせ」「無理だ」「できるはずない」 諦めることが、スタートラインだった。 でも、いま、少しその風向きが変わってきていて。 「なんとかなるんじゃない?」 「できるかも」 「やってみなくちゃわからない」 思考の入り口が、少し変化している。 諦めることよりも、

        • 固定された記事

        直感だけで行った、はじめての「文学フリマ」

        マガジン

        • 余白者の所感
          2本
        • 文学フリマへの道
          9本
        • ぼくのうちがわ ~散文詩~
          32本

        記事

          比べることは、かんたんだから

          数字は、苦手だ。 たくさんの人が数を追いかける。 数を気にする。 数がその人自身を表すと言う。 数字が、数字が、数字が。 正社員時代もそうだった。 「数字を出せ」「利益が」「売上が」 大切であるという事実もあるけれど 僕は数字が苦手だった。 数字の論理に面と向かって立ち向かう勇気がなかった。 文章を書いても、PVが数字として現れる。 どれくらいの人に読まれたのか。 どれくらいの人がリアクションしたのか。 どれくらいの人が読んでも何も反応を示さなかったのか。 また

          比べることは、かんたんだから

          本から聴こえる "声" を待っている

          書かないとって思うことが、どんどん積み重なるのに 僕の筆は、動かなくなると、しばらく書くタイミングを見失う。 とうとう1か月を切った文学フリマ東京のあれこれ 本の紹介とか、出展者としての自己紹介とか もっともっと、アピールしないといけないのだけれど いまはどうしてか、心が動かない。 そういう時には、どうやっても自分の腑に落ちる言葉なんて生まれない。 ことを、僕は知っているから、やっぱり書く気になれない。 本づくりの進捗については 実際はもう出来たのだから さっさと本の紹介

          本から聴こえる "声" を待っている

          いつ、何が起こるかは、誰にもわからない

          昨日の夜中に大きな地震があったことを知らなくて 今朝起きて、SNSを見てハッとした。 気が付かないほどの距離感でも 同じ日本という国の中で起こる自然災害は 決して、他人事ではない。 年始の能登半島地震から 毎日が穏やかな時を過ごせるわけではないし いつ何が起こるかなんて誰にもわからないし 今日がある程度穏やかな日だったとしたら それはとても素晴らしい日だったと思えることを 忘れてはいけないんだなと、日々、思う。 僕が今回、文学フリマに持っていく本のうち1冊は 今年起きた

          いつ、何が起こるかは、誰にもわからない

          余白者の所感 Vol.2

          いつも気がつけば、聞き手にまわっている。 「私、いつも話していると聞き手になっちゃうんですよね」 「聞き上手ってよく言われます」 「聞き入っちゃうんですよね」 そういう「聞き上手」な方とお話ししたとしても 僕は絶対に「聞き手にまわる」ことになる。 自分の話をもちろんしたいのだけれど なぜだろう、いつも、気がつけば聞き手になっていて。 ほんとうに不思議すぎて、なんとも言えないのだけれど。 だからこう、自分の体験や話を掘り下げられたことって ほんとうに、過去を振り返っても

          余白者の所感 Vol.2

          やる気スイッチを見失った週末に

          金曜日の朝に50分で4300文字を書いてから 僕のやる気スイッチはまた壊れてしまった。 春の陽気がようやくやってきたように感じる 昨日と今日の気温に、どこかホッとして。 気付けば2024年も4分の1が終わりを告げて あっという間に季節も変化していき 僕はそこに置いていかれそうになり、ココロがそわそわしていた。 「やりたいことはできているか」 「やるべきことには着手できているか」 「やりたいという気持ちに向き合えているか」 思考の前に動け。 だが、動きながら思考しろ。

          やる気スイッチを見失った週末に

          文学フリマへの道 『追い込まれないと出来ない、説』

          4月12日、金曜日、朝、6時。 目覚めると、あの感覚が「キタ」。 正直言って、昨晩も飲んだ睡眠導入剤のせいで眠くて 平日の朝は毎日、自分の思い通りに起きれないけれど あの感覚がキタから、考えるのをやめてすぐに着替えて 思考に入る前に身体を外に追い出す。 そうして、6時49分。 いつものファストフード店にいる。 「書ける」感覚が、やってきたからだった。 おはようございます、やまざき想太です。 コーヒー片手に、この文章を書いています。 このくだり、前にも同じように書いた

          文学フリマへの道 『追い込まれないと出来ない、説』

          入稿できた話を少しだけ

          やっと、入稿できた。 先週の土日で、ものすごい勢いで原稿が書けて あれだけ時間を費やしたのに埋まらなかった本文は 数時間のうちに上から順に書き進めることができ 気がついたら入稿予定にギリギリ間に合わなかったけれど ほとんど予定のタイミングで書き終えることができた。 推敲、相変わらずそこまでやっていないけれど。 入稿までの葛藤は、また改めてちゃんと書きたい。 けれど、いま環境が変わったこともあって 平日にまったく余裕が無くなってしまった。 土日も限られた時間の中で 予定

          入稿できた話を少しだけ

          締め切りと向き合って

          明日が締め切りです。 当初、自分が想定していたものはもっと段階を踏んでいて、2月とか3月に、1冊ずつ入稿できたらいいなとか、思って考えていたけれど、予期せぬ出来事の連続からまったく作業ができなくなって、そこから最悪の締め切りを逆算し始めて、それでも環境が大きく変化する今の状況で入稿まで本当にできるのか、と。 頭を抱える毎日が続いていた。 本づくりにただ、没頭できるような状況からは遠ざかっていた時に、文学フリマへ出展できることを知ったけれど、とても執筆に集中できなくて、喜

          締め切りと向き合って

          推敲をあまりしないことが恥ずかしかったこと

          以前、とある読書会系のオンラインイベントに参加したとき。 とある参加者の方から「推敲がちゃんと出来ていないと、文章が恥ずかしいので」という話を聞いたことを、ふと思い出した。 そしてその話を聞いて、僕は酷く恥ずかしくなり、落ち込んだ。 僕が書く文章は、あまり推敲しない。 もちろん仕事でライティングに関わるときは最善の注意を払って何度も読み返すし、その仕事ぶりが否定されたことはないくらいにちゃんとやっている。 けれど、突然 自分の書いたプライベートの表現に関しては 読み返す

          推敲をあまりしないことが恥ずかしかったこと

          本づくりをひとりで進めている人への尊敬

          自分ひとりでタクトを振るうことが どれだけ困難なことなのかを、少し理解した。 誰かと一緒にクリエイティブしていれば もし自分が不安を感じたときに「意見」をもらうことができる。 ただ、そのすべてを自分で背負ったときに それらの判断はすべて自らの感覚を頼ることになる。 ファンや、身近な友人がいればその人たちのことを思い浮かべることで そういった不安は解消される方向に向かうかもしれないけれど もしもすべてがゼロからスタートするとしたら それはとても困難なことなんだな、と。

          本づくりをひとりで進めている人への尊敬

          自分のことを書くのが、いちばん難しい。それと向き合って、乗り越えて、できるモノを創っていきたい。執筆はまだまだ続く。

          自分のことを書くのが、いちばん難しい。それと向き合って、乗り越えて、できるモノを創っていきたい。執筆はまだまだ続く。

          余白者の所感 Vol.1

          環境で「書ける」「書けない」が変わってしまう。 自分のパフォーマンスを最適化するのは「どこにいるか」も大事。 自分を知ること。自分を理解すること。自分を視ること。 最大限チカラを発揮できる時に、全力で進めていけばいい。 作業環境はほんとうに大事だと感じた。 あと、改めて思うこと。 「言葉は人を創る」 どんな言葉を口から発するのか。 どんな振る舞いをして日々を過ごすのか。 すべてがエネルギーを発していて それはあなたの意志とは関係なく 間違いなく周りを、良くも悪くも

          余白者の所感 Vol.1