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文学フリマへの道 『タイトル案を決めた』

ざっくりと決めるのではなくて
どうしてそのページ数なのかを、ちゃんと自分の中で腑に落としたい。


出版チーム『余白者』の想太です。

あまりこういう、中の人わかるテイストで文章を書くのは
得意ではないのだけれど、これもチャレンジというか。

今年、文学フリマ東京へ出展することを昨年の12月に決意した僕は
「とにかく時間がない」と自分にめちゃくちゃハッパをかけて
12月からできることを少しずつ進めていた。

自分ひとりで、何もかも作るのは初めてだったので
なぜか今までの経験とかすべて忘れたようにテンパってしまい
「とりあえずタイトル決めるか」と、自分のアイデアを書き留める日々。

そんな中で現状、タイトル案が8つ決まり
その内5つを採用する方向で進めている。

もちろんこのタイトルは
本づくりの過程で変更するのは想定内で動くし
どんどん変わっていって良い。

もちろんタイトルに沿ったものを絶対に作るんだという
こだわりも大事なんだけれど
そういうやり方の本づくりは、一度経験しているから
今度はフットワーク軽く、どんどんアップデートして
本づくりをやってみたいという思いがあって。

なるべく、どんなことにも、執着はしない

変わっていくことを恐れず、楽しむ自分で在りたいから。


タイトルを決めてからは
『タイトルから湧き出でるアイデアのアウトプット』→『ざっくり台割の作成』→『カバーの作成』→『精度高めの本文構成』→『書けそうなところから本文の執筆』の流れで作業を進めている。

その間、常に思い付いたアイデアは書き溜めているけれど、明らかにその文字量が多すぎて、まとめ切れずにそのアイデアは積まれ続けている。
たぶん、ある時にスイッチが入って、そのアイデアを繋ぎ合わせていくと、それがコンテンツになるから、基本はすべて"ボツ"とか言って捨てることなく、どんどん書いていくことは止めないようにしたい。

いま、ここに作業の流れを書くこと自体も
自分の中で生まれている創作の整理をしているところもあるから。

あと、本づくりって人によって作る流れが違うから。
本文を書いてからカバーを作る人。
カバーを作ってから本文を作る人。
企画書からちゃんと起こして、本文→カバーと作る人。

自分も大した経験や知識があるわけではないけれど
それはそれで、いいのかなって。
知識や経験があるから出来ることもあれば
何も知らないから、出来ることも、きっとある。

ただ、僕は、少し何かを知っていたり、経験していたりしていたのに
行動を起こすのが怖くて、何もできなかった。

そう、ずっと、何もできなかった。
これがいちばん、もったいないことだと思う。
良い悪いではないけれど、そう、もったいないこと。

何でもいいから行動を起こして
とにかくチャレンジして
動くことでしか、変化は訪れないのに。

僕は、何もできなかったから。

そんな自分を側から見ていて
恐れている自分よりも
「何やってんだよ、お前」っていう怒りの方が
とうとう上回った結果、いまやっと、無鉄砲でも、動き始めている。


このチャレンジがどこに向かうかは、1ミリもわからない。
けれど

「やりたい」
「やらないと」
「やるんだ」

それが上回ったいま
僕はこの世の誰よりも無様だったとしても
動く以外の選択肢は、自分にはない。

こんなことを書いていると
「楽しいの、それ?」って疑問が浮かぶ。
楽しいという原動力もある、間違いなくある。
ただ、その割合が小さいというだけ。

人によって本づくりをするキッカケが大なり小なりあって
その深さも広さもそれぞれなんだと思う。
僕の場合、なぜかこう、馬鹿みたいに真面目で
アホみたいに真剣で、愚直で、絶望的で、追い詰められていて
それにはカンタンには説明できない理由がたくさんあるけれど

「表現したい」という思いは、ただ、純粋にある。

たくさんの人が文学フリマに出展する中で
ひとりくらい、こういう人間が出した本が並んでいても
いいじゃないかと、思いたい。

なんか途中からお気持ちばかりになってしまったけれど
そういう「想い」をいちばん大切にして
いま本づくりに挑んでいるので
陽に当たることはないだろうから
読まれることは少ないだろうけれど
もしこの文章を読んでいて文学フリマに行くような方がいたら
どうか温かい目で見ていただけたら、幸いです。

どれだけの人に、手に取られるかは
まったく想像できないし
誰ひとり見向きもしないモノになるかもしれないけれど
命かけて情熱注いで、必ず良い本になるので
よかったら、気が向いたら読んでみてください。

では、また。

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