まさかの年明けでした。言葉がないとはこういうことなのですね。
地震の被害に遭われた方々の身の安全を願いつつ、note書初め的に今年の志などを記してみようかと思います。


ここ数年、元旦は快晴のことが多かった東京。
今年も大晦日は雲行きが怪しかったのですが、一夜明けた元日、ゆっくりと起きた朝、東側のカーテン越しにとっくに高い位置に昇った太陽の光がピカーーっと目に眩しく、あぁ今年もいいお正月だなと嬉しくなったのでした。

大晦日の晩から近所の幼馴染の家に泊まりに行っていた息子はいつ起きるかわからない。息子たちが帰ってくるのを待たずに、娘と二人で先に新年の祝杯を交わし、おせちを楽しみながらゆっくりまったりと過ごしていました。
「今年はさぁ、温泉二人旅なんてしたいよねぇ」などと女二人内緒話に花が咲きます。

しばらくすると息子たちが帰ってきて、いつもの我が家の賑やかな元旦に戻りました。
近所の息子の幼馴染はここ数年、年末年始はご両親が千葉へ釣り旅行に行かれて一人ぼっちなので、大晦日から元旦にかけて我が家で過ごすのが慣わしでした。
しかし12月の半ば頃からずっと体調を崩したままの私を子らが気遣ってくれて、今回は息子があちらに泊まりに行くことになりました。楽ちんこの上なし。

昼過ぎになり、お天気もいいので氏神さまに初詣に行きました。
幼馴染はそのまま帰宅し、家族3人参拝に来た人たちの長く続く列の最後尾に並びます。

この神社は、離婚してこの街に引っ越してきた13年前から毎月お一日と十五日のお参りに来ていますが、さすがにお正月はいつもと様子が違います。住宅街の中にある小さな神社ですが、私にとってはここ数年間のしんどかった事も、日常の中にあった小さな嬉しかった出来事も全てをその都度ご報告してきたとても親しみのある神様です。今日は新たな気持ちで「今年一年頑張りますのでどうぞよろしく」と手を合わせます。
帰りに社務所で前年のお札とお守りをお焚き上げに預け、新しいお札とお守りを頂きました。
去年前厄だった娘は今年本厄です。なので厄除けのお守りを求めようと思っていましたが、去年は娘は公私共に非常に活気があり、少々仕事がきつかったけれど自分でもいい年だったと言います。そして「多分ママの結界が強過ぎて私に厄が届かずにママが全部請け負ってくれたんだね」と言うではありませんか。
なんということでしょう！
いらんいらん、そんなの請け負いたくない！

しかしもしも本当にそれで娘の身が守られたのだとしたら母としては本望な部分もあり、「受けさせて頂きありがとうございました」と神様にお礼を言ってしまうこの母心。くぅ〜〜、辛いね。
しからば今年は家族全員に厄除けお守りを授かろう、ということになりました。

それほど去年の私は酷かった。2月にぎっくり腰、6月に倒れて頭を強打し6針縫うという惨事以降、身体の調子はずっとイマイチでした。
お酒の量も格段に減り、疲れがたまらないように休みの日もほとんど出掛けずに大人しく暮らしました。そして師走に入って大風邪を拗らせ、なかなか治らず耳下腺炎を患い、年末3日間は固形物を食べられないという悲惨な状態でした。
しかし、大晦日の夜から耳下腺の腫れと痛みがようやく治り、年越しに柔らかく煮たうどんが食べられて徐々に回復に向かうことができました。長かったぁ。。。
半月間、抗生剤を飲み続けてようやくです。

まだ完璧とは言い難いですが、固形物を食べられて倦怠感が取れただけでもかなり違います。というか、ものを噛めるってめちゃくちゃ幸せなことなんですよ！
元々硬いものが好きで、牛蒡や蓮根などをガリガリむしゃむしゃ食べるのが大好きなので、もう咀嚼ができるだけで「しあわせ！！」です。
ずっと食欲がなかったのにお腹が減るのを実感するだけで「生きてる！！嬉しい！！」です。
食べられるってありがたい。味わえるってしあわせ。
これでワインが美味しく感じられるようになればサイコーなんだけどな。
まだもう少しかかりそうです。

ということで、あと二日間ある休みを存分にダラダラと過ごし、思いっきり身体を甘やかせて休養に努めたいと思います。

そう、今年は「上手に休む」。これをいつも心に置いて挑みたいと思います。
もう走り続けられる年齢ではないことを去年散々思い知ったので、今年はこれで行きたいと思います。

でもね、やりたいことはいっぱいあるんですよね。
行きたい場所もいっぱいあるし会いたい人もたくさんいる。
しかしそれらを無理に全部叶えようと欲張らず、身体と相談しながらできることだけをする。自分の中の優先順位をしっかりと考えながら事に当たりたいと思います。

それにはまず、このせっかちで欲張りな性格を改めないとね。
急がず焦らずゆっくりと。
自分を飼い慣らす。最後はそれに尽きるのかな。
この年齢でいまだにそんなことを言っている私。
はい、努力いたします。

そんなこんなで今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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