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人を捨てる、前に行くために

 「あなたは人との関係を捨てるよね。」

 これは、3年前友人から言われた言葉だ。そのときは、あるわけないと思っていたが、ここ数年の行動を振り返ると当たっていた。

 金土のどちらかは毎週のように友人等と飲み会をして楽しんでいたのに、最近はめっきりとしなくなった。

 友人からこのように言われるということは、覚えがないが何度もしていたのだろう。けれど過去を探ると明確に意識したわけではないが、”みんな”と意図的に離れる振舞いをしたことがあった。

 それは、大学受験のときだ。

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 高校3年生、それは楽しかった。中学高校と合わせて唯一楽しかった時間と言っても過言ではない。体育祭に文化祭、それらの打ち上げ、今まで経験していない華やかな楽しさがあった。

 しかし、11月になって周りの楽しさに心が応じることはなくなった。目標ができたからだ。大学に入学してもっと上の勉強をしたくなった。

 それからは先の言葉どうり”関係を捨てた”のだろう。休憩時間ともなれば教室はうるさいからと自習室に行き、夜はずっと残る。そんな生活をしていた。

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 関係を捨てるとき、それはその代償を払ってでも成したい何かがあるからだ。そうじゃなきゃ流石に捨てない、もともと友達が少ないんだから。

 大学受験のときは新しい知識、では今は何だろうか?

 それは、菫色紫月であることだろう。エッセイを書いたり詩を書いたり曲を作ったり、そんな創作活動が大事だ。

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 人との関係を鎖に例える人がいた。

 関係が強固であれば、関係が多ければ、鎖はどんどん増えていく。辿り着きたい”あの場所へ”行けないかもしれない。捨てるのはあなた次第だ。だけど、鎖を断てば身体は軽くなる。

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