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【プチ読書感想】忙しい時や頑張り過ぎなあなたに響くかもしれない1冊

こんにちは。すうちです。

先月ものすごく忙しかった時期に、ふと目に留まった本がありました。が、しばらく読まずに忘れてて…今週やっとその本を読みました。

今回は『がんばらなくても死なない』を読んだプチ感想(つぶやきに収まらなかった短めnote)です。

※タイトル画像はpalicospさんのイラストです。ありがとうございます。


がんばらなくても死なない

竹内絢香 (著)

漫画です。深刻に捉えると少し重い話題もありますが、著者の竹内さんが深い話でありつつも面白く仕上げているので、気楽に一気に読めます。

以下、本を読み終えて感じたことです。


完璧主義

仕事や何かの成果を求められる時に「がんばる」ことは決して悪いことではないですが、もし自分が思う100点を目指す事だけを目的にしているならば、それよりも「終わらせること」が何より大事という話は共感しました。

例えば、報告資料など完璧に仕上げたつもりで提出しても、そもそも上司の期待とずれていれば無駄な時間になります。それよりは初めに方向性をよく議論したり、完璧でなくても上司の意見を聞きながら仕上げる方が効率的な場合もあります。

本では、卒業論文がいつまでも終わらない話が描かれてましたが、今後仕事や作業に取り組む時に「自分が求める完璧は本当に必要なのか?」「何が最低限あれば終われるのか?」という視点を持ちたいと思いました。


人と比べて失う自信

今の世の中は、SNSなど人と比べる機会が多いので、例えば、インフルエンサーの数字と自分を比較して落ち込むような時があると思います。

本の中にあった「じゃあ、自分もインフルエンサーと同じことがやりたいのか?」の問いかけは、本人が目指しているもの、やりたいことが違うなら「そもそも比較する必要もないのでは?」と気付かされます。

著者の方はSNSに投稿した漫画がきっかけで書籍化に結びついたそうですが、最初から上手く行ってた訳ではなく、毎日試行錯誤しながら地道に投稿を続けていたと言われています。

noteにも通じる話かもしれませんが、人と比べるのではなく自分のできていることに目を向けて、地道に続けていくことは大事かなと思いました。


無意識に上がったハードル

本の中で海外は身なりや料理に余り気を遣わない人達もいる話がありました。

日本で生活していると気づきにくいですが、たまに海外に行って帰国すると「治安が良くて街やお店もきれい」「時間や約束を守る文化がある」と日本の良さを実感する反面「逆にきっちりしすぎて窮屈な面もあるかも」と思うことがあります。

以下、体験談です。インドで名の知れた某企業の階段は一段の高さが同じでなかったり。当日依頼したタクシーが来なかったり。海外のバスや電車は時間通りでなくてもそれが普通だったり(数分電車が遅れたアナウンスをしているのは日本特有?)。日本では当たり前なことが世界基準では意外とそうでない事も多いです。

特に今の日本では、日々の生活で無意識にハードル上げた基準で物事を考えて、ストレスを感じたり疲れてしまうこともある気がします。


最後に

本を読んで、先日忙しかった時期は自分が勝手に思い込んでただけかもしれないと気づきました。冷静に振り返ると全く自由な時間がなかったわけでもないし、そもそも当初抱えてたことは全部は必要なかったこともありました。

少なくともこの本のタイトルのような死ぬような忙しさではなかったです。

ただ、思い込みでも自分を追い詰める方向に傾くのは良くないので、自分に優しく今できている事を褒めたり、忙しい時は15分でも30分でも自分の時間を意識的に作って余裕を持つことを心がけたいと思いました。

本には他にも「大丈夫、大丈夫と言ってる時は大抵大丈夫でない」とか「遠慮しすぎは美徳でない」など日本人気質!?の興味深い話もありました。

何か気になる話題があれば、詳細は書籍を読んで頂ければと思います。自分の思い込みが解けて少し気持ちが楽になるかもしれません。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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