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【少しの工夫で変わる】書籍:世界最高の子育て

こんにちは😊
今日も1日お疲れ様でした。

今回の本

書店の店頭に置かれていて、
なんとなく気になって手に取ったものです。↓

自分の中で学びになった内容を以下にまとめました。
ぜひ、読んでいってください。↓

一部抜粋(筆者編)

レスポンシブ・クラスルーム

学力と非認知能力を一緒に伸ばし、
子どもの能力を最大に引き出すという教育法。

・3つの基本要素
1.手本を見せる、2.体験させる、3.自分で発見させる

・インタラクティブ(双方向)・モデリング
1.手短に何を手本に見せるか、それはなぜなのかを説明する。
2.まず教師が手本を見せる。
3.子どもたちに気づいたことをたずねる。
4.何人かの子どもたちにも手本になってやってもらう。
5.今度はその子どもたちを見て気づいたことをたずねる。
6 子どもたち全員にやってもらい、教師はそれを見て個別に適宜指導する。
自分で発見した喜びや達成感を得る。

大人にとっては無駄な時間や非合理的な時間であっても、
子どもにとっては大切な考える時間。
体験させる、自分で発見させる。
体で感じて自分で見つけた答えだからこそ心と頭に記憶として焼きつき、
そんな知識は使える知識として長く頭に残る

世界最高の子育て

子ども主導

意見を持たない大人」となり、子どもの良い聞き役に徹することが大切。
ここで大切なのは、子どもに100%の達成感を抱かせるということ。
そんな達成感があるからまたやろうと思う。
そのためには手伝わないプロセスと結果にあれこれ言わない見張らない
自分の意見を持ち、自分がどう思うか、自分だったらどうするかを考える。
ご褒美は100%の達成感とたくさんの褒める言葉
そうして得られる自分への自信は、何物にも勝る最高のプレゼントなのですから。

世界最高の子育て

アメリカで要求される「学力」

情報を的確に判断
→知識を結集させて問題解決を図る
→臨機応変に対応しつつ、効果的なコミュニケーション力と協働力、主体性を持ってやり抜く。
テストで点を取るのは技術でしかない。

世界最高の子育て

理由つきの「ちょっと待ってね」

自制心を鍛え、実行機能を高めることは、
人生を成功に導く上で重要だということが、学術的にも示されている。
理由をつけるのは「相手にも事情がある」ということを分からせ、
相手の立場を思いやる心を育てるためでもある。
子どもがちょっと待ってくれた後は、
「助かったわ」と子どもの協力に感謝することも忘れないこと。
それによって、子どもの心にポジティブな達成感として記憶される。

世界最高の子育て

健康的な自信と定期的な運動

運動には、練習によって新しい技術を身につけることで、その結果が見えるという良さがある。
自分でもはっきりと進歩の跡が見えるようになると、続けていくのが面白くなると同時に自信も芽生えてくる。
「私だって、まだまだ捨てたもんじゃない」
「数か月やっただけでここまで進歩するなら、もっとうまくなれるはずだ」
この自信は、ここまで自分がやってきた実績に基づく、れっきとした「本物の自信」。
新しい分野で自信を持てるようになると、
次の一歩を踏み出すのはもっと楽になる。

自分の努力と成果を認める。
よくやったと褒めてあげる。
自分を認めてあげる。

世界最高の子育て

ポジティブな経験と自信

こんなアインシュタインの名言がある。
「誰だって才能がある。だが魚が木に登る能力で自分を判断しようとしたら、その魚は 一生自分はダメでバカな存在だと思って生きることになる」

人間は自分が得意なことをしているとき=「できる!」と思うときは、
心がポジティブな思いで満たされている。
そんなときは自然と笑顔になっていて、自分に自信のないはずがない。
自分に自信があるとき、自分のことが好きじゃないはずがない。

このアインシュタインの言葉にあるように、誰にだって才能がある
子どもに自信を持って欲しかったら、子どもが上手にできることをどんどんさせて、「やった!」 と思える瞬間を増やしてあげる。
お手伝いなどの、自分が「役に立つ」というポジティブな経験は、
自分の能力を確認し 自信を得るきっかけになる。

世界最高の子育て

ヘリコプターペアレンツ

この言葉がアメリカで初めて使われたのは1960年代。
今では過保護すぎる親、全てのお膳立てをする親、子どもに集中しすぎて子どもに自分の人生を捧げてしまっているような親の総称として使われている。
子どもが失敗したり失望したりしないように、転ぶ前に障害となりそうなものを取り除く親。
いつでも子どもの頭上をブンブン飛び回り、子どもの人生に過剰に関わり、全てをコントロールしようとする親。
目指すのは「失敗しない子ども」。

ヘリコプターペアレンツのもとで育った子どもたちは、傍目から見れば超一流の大学生。
だけれども、自分で自分を見失っている
完全に自信を失ってしまっているというのが事実
失速していく人生。 子どもにそんな未来を約束している。

世界最高の子育て

完璧主義の悪影響

画家のサルバドール・ダリはこう言っている。
「完璧主義に陥るな。 何も手に入らないぞ」

心理学者は完璧主義をハンディキャップと捉えている。
アメリカ国立衛生研究所(NIH)の調査でも、
完璧主義は鬱や不安症候群の原因になりうることがわかっている。

トロント大学(カナダ)やヨーク大学(イギリス)の調査では、完璧主義者は失敗に対して強い恐怖心を抱いており、決断力、行動力を欠く傾向にあると言っている。

完璧主義は真の思考力と非認知能力の成長に著しい悪影響を与える

世界最高の子育て

失敗=学びの機会

子どもの失敗を応援すること。
いろんな失敗をしてそこから学んで前に進んでいくから、自分で行動する自信がつく。
失敗してもやり直しができる、またトライしよう、自分で何とかできるという自分を信じる力が生まれる。

ここで気を遣うのは、間違いや失敗という言葉を避けること。
代わりに「たくさんの学びの機会があるのも経験のない子どもの特権なのだから、どんどんいろんなことに挑戦しなさい」と。
間違いや失敗という言葉を「学びの機会」と置き換えるだけで、全く感じが違ってくる。

完璧じゃないところにその人の個性があり、完璧じゃないからこそ人間なのだと、親が失敗に対しておおらかな気持ちでいることが大切。
自信のある子を育てたければ、親は子どもに失敗させる勇気を持たなくてはいけない。
失敗しなければ学べないことはたくさんある。

子どもが失敗してそこから這い上がる姿を見るのは歯痒く辛いものだが必要なこと。
そのためにも親は勇気を持って、多くの失敗を経験できる機会を応援するのが務めなのでは?

世界最高の子育て

レジリエンス

「精神的回復力」や「弾力性」と訳され、「折れない心」などと表現される。
アメリカの心理学会の定義では、
「逆境、トラウマ、悲惨な状況、脅威、ストレスなどの重大な原因に直面したとき、うまく適応していく過程」とされている。

どんなに優秀で才能溢れる人材であっても、失敗や逆境などで落ち込んだときに自分を奮い立たせることができなければ、その才能を社会のために生かし切ることはできない。
レジリエンスは非認知能力の中でも非常に大切なもので、訓練で高めることができる要素。

大事な点は、逆境から「逃げる」のではなく、いかに「向き合う」か

世界最高の子育て

「自己平均」という発想

野球監督のリック・ピーターソンは、選手に自信を持たせるために著書 「CrunchTime」の中で「自己平均」という手法を実践している、と言っている。
自分基準で自分の平均レベルを測り、「平均であれば十分」と頑張っている自分を認めてやる。
もしここで「自己ベスト」を基準にすると、滅多に出ないレベルの高い記録なので大抵は失敗に終わる。
できるかどうかわからないことを目指すのではなく、
その日の成功を確実に勝ち取る自己平均」というアプローチが自信を高める。
「自己平均」という「自分基準」の発想で、
毎日成功を重ねることで心がポジティブになり、自信とやる気を高め、 レジリエンスを育む。

世界最高の子育て

想像力で選択肢を広げる

何かしらのクリエイティブなお稽古を取り入れると、子どもの想像力を形にする良い機会になる。
自分が想像したことが形になるように試行錯誤することで、もっと好奇心が増し、ますます想像力と可能性が広がる。

世界最高の子育て

良好な人間関係を築く

ハーバード大学が75年にわ たった調査の結果で、人を幸せにする一番大切な要素は、良好な人間関係だと結論付けている。

無条件で帰ってこれる安全地帯があること。
親の幸福度は子どもの幸福度に遺伝する。
子どもの幸せのためにこそ、親は何があっても譲れない自分の時間を作る。

親は格好悪くていい
だから私は自分が悩みながら進む姿を、躊躇せず見せる。
子どもがレジリエンスを身につけるには、親が成功した姿よりも、そこに至るまでの葛藤、悩み、落胆、自信喪失など、うまくいかない姿を見せることのほうがずっと効果がある。
親も本当の姿を見せるからこそ、子どもとの信頼ある関係が築ける。
信頼は良好な関係のベースとなる、とても大切なもの。

世界最高の子育て

目的意識

「自分という存在よりも大きな目的」
行動すれば、必ず壁にぶつかる
そんなとき高い回復力を発揮しやり遂げるカギがこの大きな目的。
大きな成功は「失敗する自由」によって生まれるのだ、とも。
そしてその成功は自分のためだけではなく、自分よりももっと大きなものの役に立つ。
ここがはっきりしていれば、やめたくなったとき、ダメだと思うとき、その目的に立ち返り自分を奮い立たせることができる。

世界最高の子育て

「好き」を真剣にやらせる環境づくり

① 適度な期待をかけること
上手になるためにはやるしかない。けれど、やれば必ず失敗がある。
そこで親ががっかりしたり批判的になると、子どもはどんなに好きでもやめてしまうことがある。
子どもの心はまだまだ傷つきやすい。
だからこそ、子どもが安心して行動できる精神的な安全地帯を作る
10歳までの初等教育で子どもに一番大切なことは、「愛されていること、安全であることを実感させること」。
「安全とは子どもたちの存在が大切にされている、リスクを取っても大丈夫だと思える、 感情を脅かされない、自分の好きなことを探せる、失敗できる場所。つまり子どもの『心』が安全だということ。」

②即座にフィードバックがあること
今自分がやったことが良かったのか悪かったのか、正しいのか否かなど、フィードバックがなければ不安になったり、やる気を失くしたりする。
だって誰でも自分のこと やその行為を認めて欲しいのだから。
自分の行動に興味を持ってくれる人がいる。
そんな想いは好きを続ける力となる。
親の大切な仕事は、「子どもを観察する」こと。
この子は一体何が好きなのか、どんなことにパッションを感じるのか、どんなことが得意なのかをよく見る。
常に注意深く見ているからこそ、即座にフィードバックができる。

③ 責任範囲を明確にすること
好きなことを続けるためには制約条件を明確にすること。
子どもが好きなことを続けるには、親にも責任が生じる。
お互いに責任を果たすための制約条件を明らかにすると、子どもに好きなことを続けるための責任感が芽生える
時間がないなら、どうやってその限られた時間の中でいかに効率的にやるか。
時間を効率的に使うのも実行機能の大切な要素で、そんな能力も自然と高まる。

④ 「今」にフォーカスすること
子どもが最終的な結果を意識せず、目の前の目標に集中し、それに全身全霊で取り組むことを応援してあげる。
これにより、子どもの心理的エネルギーは、コントロールできない将来ではなく、今コントロールできることに真剣に取り組むように作用し、その心理的エネルギーの集中が、次のステップの目標を創り出す。
将来の社会的成功ばかり強調して、子どもが今、直面していることに親が関心を示さないのは良くないばかりか残念なこと。
自分の子どもの成長を知る大切な機会を失うことになる。

⑤ チャレンジとスキルのバランスが取れていること
スキルに対して簡単すぎれば退屈であり、逆に難しすぎれば不安を感じることになる。
子どもがクリアできる程度の、なおかつ退屈しないようなチャレンジを次々に用意していくことが大切。
このためには、常に子どものスキルのレベルを把握し、目の前の目標にどのくらいの難しさを感じているかを注意深く観察することが求められる。
退屈と不安を行き来する状態を創り出せれば、子どもはモチベーションを高め、「自分からやれる子」としてぐんぐん成長していく。

⑥ 「楽しいことばかりではない」と教えること
好きなことをするのはいいけど、好きなことをするって全てが楽しいとは限らない。
特に子どもには、成功した結果ばかりに関心が向き、その陰で血の滲むような努力や、単調だがひたむきな訓練の積み重ねがあったことなどは目に見えないため、なかなか理解できない場合が多い。
大きな成功には時間がかかる
好きこそものの上手なれと言うが、それは楽しくないことも好きなことのためならやれるから。
出る杭になるような能力は1日では育たない。

世界最高の子育て

出る杭になることは素晴らしいこと

時間は万人に有限なもの

「出る杭」を育むには、「逃したチャンス」という意識を持ち、限られた時間を子どもの「好き、得意、上手」などの長所を見つけ、伸ばすために活かさなければならない。
その人の持つ強みを最大限に生かし自分にしかできない成功を成し遂げれば、それは自分の満足だけではなく、社会の役にも立てる。

「成功して目立つのが怖い」ではもったいない。

世界最高の子育て

感想

子育てに関する助言とはいえ、自分自身の考え方や今後の生活においてとても参考になる内容でした。
この内容をまずは自分で実践してみたいと思います。
ポジティブな経験をたくさん積んで、もっともっとたくさんのことを学び、自身につなげていきたいです。

ぜひぜひ🥺

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では。

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