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【毎日投稿#79】面白い小説は読者のテンションゲージ管理が上手い!

田村サブロウです。

本日は、私がラノベ研究を経て悟った創作理論のひとつを紹介します。

ずばり。

面白い小説は、読者のテンションゲージ管理が上手いのです!


たとえば、ノーサイド・ゲームの序盤では。↑
(ラノベじゃないやんけ)

最初、主人公が左遷人事に遭うくら~い展開で読者もテンションが下がります。

ですが次に、左遷先で大勢の社員やラグビーチームの方々にものすごい大歓迎を受け、主人公も読者も嬉しくなっててテンション爆上げ!

その次は、会社のラグビーチームが窮地に追い込まれている現実に直面し、また主人公も読者もテンションが下がります。

ですがその次は、主人公が大物の新監督をチームに迎えて復活のための新体制を整え、さあ行くぞ! と盛り上がって、またもやテンション爆上げ!!


どうです?

聞いてるだけで、面白そうだと思いませんか?


人生は山あり谷ありの変化があるから面白いのと同じように、小説もサガル展開とアガル展開の両方があって燃えるもの。

面白い小説は、一番最後のクライマックスで最大級のテンション爆上げの爆弾を用意してくるんですよね。
ノーサイド・ゲームがまさにそんな作品でした。

まぁ、小説には色々な面白さの種類があって、必ずしもノーサイド・ゲームの例を追いかける必要はありませんが。

一方的に鬱展開ばかりが続いたら、読者も暗くなって読みたくなくなる。
明るいご都合主義展開ばかりだと、現実味が無くなって読みたくなくなる。
どちらにせよ、同じような展開ばかりだと読者は飽きて読みたくなくなる。

上記のような悪い事態を回避するためにも、読者のテンションゲージ管理というものは重要だと私は考えるわけです。

イラスト

以上、読者のテンションゲージ↑管理にまつわる私の創作理論でした~。

本日はここまで。
お目汚し失礼いたしました。


え? なぜ唐突に創作理論を語ったかって?

作家志望者仲間の作品の批評を作ってるときに、自分の創作理論に基づいた批評をしたから、もののついでに。

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