見出し画像

【椎骨動脈解離:5】 新たな痛みの発生と時間外診療、入院決定

2023年12月7日 頭痛が始まる
12月8日〜   市販の解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン系、イブプロフェ
        ン系など)を飲む、マッサージを受ける
12月16日    クリニック受診(MRに空きなし、レントゲンのみ)
12月21日    クリニック受診(MR)右側椎骨動脈解離と診断
        ロキソプロフェン処方、紹介状をもらう
12月25日    紹介状を持って脳神経外科病院受診、経過観察となる
12月31日    頭痛が悪化、時間外に脳神経外科病院を受診
        MR検査にて新たに左側の椎骨動脈解離が発覚
        入院し経過観察(採血、心電図など)

2024年1月1日  MR
1月4日     MR、首エコー
1月6日     採血 この頃から頭痛が治まる
1月11日     MR、採血
1月12日     退院

今回の記録は12月31日まで

4からの続き。

右側椎骨動脈解離で経過観察となり、ロキソプロフェンを飲みながら過ごす日々。激しい運動はNG、普通に生活する分には問題なしでした。

(ちなみに激しい運動というのはどの程度かと先生に質問したところ、格闘技で頭からぶつかりまくるとかフルマラソンとか富士山に登るとかそのレベルだそうです。椎骨動脈解離してなくてもフルマラソンは走らんので大丈夫、とお話ししておきました。)

痛みもだいぶおさまってきたかなと思っていたものの、12月30日ごろから再び頭痛が強くなってきました。何だか左側が痛いような気もする。

麻酔科医の姉が心配して時々メッセをくれるので、なぜか左が痛いんだよねと返信。10日以上もロキソプロフェンを飲み続けているので、できれば薬なしで過ごしてみたい気もする、とも伝えてみました。

姉からは「ロキソニンをずっと飲むと胃に負担がかかりそうだから、カロナールにしたりガスターを飲んだりしてもいいかも」とアドバイス。姉が近くにいたら処方してもらいたかったけれど仕方ない。ロキソニンよりは負担が少なそうな市販のアセトアミノフェン錠を飲むなどしました。

12月31日。10時ごろから頭痛が強くなってきました。

片頭痛に近いような、ズキズキする拍動性の痛み。閃輝暗点はないので片頭痛ではないか、でも痛い。めちゃめちゃ痛い。お昼に何か食べたらロキソニンを飲もうと考えていました。

夫はガスターを求めて薬局へ出かけ、1人で横になって休んでいたけれど、痛みは悪化するばかり。吐き気も出てきました。

しばらく休んだあと嘔吐。
胃が空だったので、飲んだ水がそのまま出てくる感じです。

頭痛から嘔吐となると久しぶりに片頭痛なのかな。でもあまりに痛い。12月上旬に痛み出してから、一番強い痛みでした。

痛いけど意識はクリアなので、くも膜下出血ではないと思われる。しびれや麻痺はないので脳梗塞でもなさそう。解離が進んでしまったのかな。

そんなことを考えつつ、時間外受診しようと決意。
病院に行きたい旨、夫に電話しました。ガスター10が近所に売っておらず(第1類医薬品あるあるなのかも)薬局をハシゴしていたものの、すぐに戻って病院へ送るとのこと。

続いて病院の24時間受付窓口へ電話しました。
受付担当から当番の先生に電話を代わっていただき、椎骨動脈解離で経過観察中だがあまりに痛く嘔吐もあるので受診したいと相談。

「今とても立て込んでいるので待つことになるけど了承してほしい」との回答でした。

救急車を呼ぶほどではないし、別の病院にイチからかかるのも得策ではなさそう。この痛みで長時間待つのはつらいけれど仕方ない。わかりましたと答え、夫の運転で病院へ向かいました。

大晦日の脳神経外科病院は、本当にめちゃめちゃ立て込んでいる様子。
救急車が3台も来たのよと受付のおばちゃんに言われながら、あまりの痛みに待合室のベンチで横になっていました。

何も食べていないのに吐き気が定期的に起きるので、よろよろとトイレへ。
水を飲む→吐く→水を飲む→吐くを繰り返していました。しんどい。

2時間ほど待ってMR検査へ。痛すぎてぼんやりしながらの検査だったので、あっという間でした。

その後さらに少し待ったのち、当番の先生の診察。
25日の画像とさっき撮ったばかりの画像を見比べていた先生の手が、ぴたっと止まりました。先生が手を止めるのは何か悪いものが見つかった時、というのはここ最近の経験で分かってきました。

「右側椎骨動脈解離の診断だったが、新たに左側にも解離が発生している」とのこと。

25日の診察の後、どこかのタイミングで反対側にも解離が起きたようで「一週間から10日ほど入院。血圧の管理をしながら安静にして様子を見ましょう」との診断でした。

えー入院!と思いつつも、まあ仕方ない。両側椎骨動脈解離のため、そのまま入院となりました。

こういうケースもあるので、椎骨動脈解離の経過観察中にめっちゃ痛くなったという場合には、ためらわず受診してみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?