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100%相手の話を聞く

 メディテーションの勉強では大事になってくる「100%相手の話を聞く」こと。瞑想はただ黙々と一人座ることだけではなく、こういった話す、聞くといった練習が実はとても日常生活にも役立つ重要な練習になります。瞑想をしに行っているのに、なんでこういった練習があるの? 今日は相手の話をしっかり聞く重要性について書きたいと思います!

 私たちは他人の話を聞いているようで聞いていないことが多々あります。話を聞いていながらも、上の空ということは自分は気づいていなくても相手は気づいているかもしれません。聞いていながらも、自分の先入観で聞いていたり、自分の中で分析していたり、あるいは違う話に変えてしまうなどなど、相手の話を最後までしっかり聞くことは案外難しいことです。
急いでいたら尚更ですよね。相手の本当の話や意図を聞くことなく、自分の頭の中で話を完結していることもあります。


相手とおしゃべりせず、
自分とおしゃべりをしている


 練習では相手の話に100%耳を向けることが大切です。相手の言葉、表情、しぐさ。コミュニケーションはしっかり相手のすべてを受け入れることと教わりました。情報は言葉だけではありません。相手のすべてを聞くには、余裕がなければわかりません。何かをしながらや、考え事をしながらでは相手の情報の数パーセントしか聞けないですし、もしイライラして聞いていたら、聞く耳持たずで右から左に流しているかもしれません。

この瞑想の練習では、相手の話をしっかり全て聞くことに意識をむけます。すると面白いことに、途中で自分と会話をしていることに気がつく方も。過剰に共感をして自分の事と照らし合わせていたり。このように、日頃私たちは人の話を聞いているようで全然聞いていないという事に気が付くことができます。

この練習はマインドフルネスを練習することで、この聞く力も徐々に磨かれてきます。思考や感情に気づく力、捕らわれずに今に戻る力をつけることは自然と聞くときにも自分の癖を断ち切り、また余裕をもって聞く体制をとる事ができます。Truenature では日ごろから同じ練習仲間と話す聞くプラクティスをする事で、他者と関わり合う力もつけていきます。

ありのままに聞く力



 100%相手の話を聞く練習は、ただひたすらに聞くだけではなく、ありのままに話を聞くことが重要です。ありのままというのは、過剰に反応したり、自分の中ですり替えたり、判断を加えず、シンプルに聞くことです。

子供との会話。家族との会話。気になっている人など、特に近しい人との会話はどうですか?

相手の本音まで聞けず自分で都合のいいように解釈してはイライラしたり落ち込んだり、元気になったり、敏感に反応しすぎていることがよくあるのではないでしょうか。

相手の話をシンプルに聞くことができると、必要以上に悩んだり、過剰に反応することなく、適切に対応ができるようになります。
素直に聞くこと。そして受け入れる体制で、聞くことが大事です。

相手に気に入られようと、必要以上に話に乗る必要もありません。
そして、なぜ気に入られようとしているのか、自分自身を見つめてみましょう。

瞑想はただの修行ではなく、日常でのコミュニケーションの仕方も教えてくれます。

聞く練習をするとどうなるの?


 私たちの瞑想の練習は自分の性格を変えることではありません。この練習をしたらコミュニケーションが劇的に変化するわけではありませんが、お仕事をする上やコミュニケーションの場面でも軽やかに人と関わることができるようになります。
自分の思考の動きや、パターンを理解することで、これまで大きく引っかかっていた事柄も、落ち着いた心でうまく付き合っていけるようになります。そして、相手の話がしっかり聞けるようになるということは

自分の気が付かなかった相手のことをもっと知れるかもしれません。

是非軽やかな気持ちで一緒に練習してみましょう^^

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