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ないなら、やらない。

ハイ、ブエナス〜

中南米・エルサルバドルに来て、1年と4カ月。

予定通り?任地変更と引っ越し、配属先変更、、、


・エルサルバドル大統領選挙

・引っ越しと配属先変更

・活動の継続とまとめ、引き継ぎ



まずは、2/4にエルサルバドル大統領選挙が実施された。

予想通り、再任を可能にするべく法律まで変えて、出馬した現職の大統領が再選した。

思いの外、暴動すら起きなかった。

そう、コレが、ココの国の大統領の最大の功績と言えるだろう。

ゲリラを片っ端から取っ捕まえて、ブタ小屋にぶち込んで、国民は安全になったと、口を揃える、、、


しかし、北陸地方よりちっちゃくて、千葉県くらいの人口で、GDPに至ってはせいぜい徳島県や佐賀県、一県程度の国で、課題は山積している。

まず、人口の半分は国外に移住しているとされ、そのうち1/4は、米国で出稼ぎ労働している。

ということは、実質この国で生活、労働している人口は、320万人程度だろうか、、、


首都圏では、毎日渋滞し、ボンネットバスが黒煙を撒き散らし、街にはゴミが散乱している。

ちょっと路地裏に入ると、野良犬や野良猫が同化し、排泄物が散乱する。

したがって、やはりこの国の最重要課題は、ライフラインの整備である。

水、ゴミなどの環境問題、次に交通網の整備。


・垂れ流しにしている生活排水の浄水システムの整備。

・ゴチャ混ぜで分別されない、ゴミの分別と処理場の整備、リサイクル化。

・バスおよびマイクロバス、コレクティーボの組織化。


次に教育。

個人的には、まずは『給食システムの導入』を推奨する。

必要なのは、持続性のないイベントや、イベント会場化している図書館ではない。



さて、その選挙と引越がモロ重なり、まさか引っ越しまでもが遅れるとは、、、

そう、JICAでは、隊員の生活する住居に現地の安全管理チェックが入り、ソレに合格しなければ契約出来ないシステムになっている。

なのに、なぜか?安全チェックの完了していない住居の内見に行き、安全チェックが不合格になり、なぜか?その繰り返し、、、

そう、大統領選挙に、現地の警察関係者が総動員されて、選挙が終わるまで、家が決まらず、引っ越し出来ず、1週間首都の隊員連絡所で合格発表待ちぼうけとなったのである。


何とか、10日遅れで、次なる任地に引っ越し、、、

もう、初日からアリとゴキちゃんが大量発生、、、

翌日、最初の来客は、野良犬に野良猫、、、

水は、外のタンクから引っ張っているので、水圧チョロチョロ、、、

コロンビア時代から合わせて、もうすぐ3年になる中南米生活で、初めて隊員らしい?任地と住居を引いたかもしれない、、、

いや、今までが、恵まれた環境にあったこと、アフリカ隊員に比べて今でもはるかに恵まれた環境下にあることは間違いない。



そして、翌週から新配属先へ赴任。

すぐに、今年度の活動の打ち合わせ、、、


しかし、、、

いきなり、、、


同僚『予定していた活動が、予算がないから出来ない』

と言い放垂れる、、、

あ『???』

同僚『なにしたい?』

あ『、、、』

ちょっと、もう笑うしかない、、、

ははは〜(怒)



オンラインで授業して欲しいとも言われ、ちょっと一瞬だけ考えたが、、、

いやいや、待て待て、ソレ、ココにいなくても出来るし、、、

ということで、ちょっとだけ予定していた外部での活動に大きくシフト変換することに。

まぁ、前の配属先でも、三度、予算不足によって活動がキャンセルされたので、もう慣れた、、、


『ないなら、やらない。』



いや、慣れてはいけないのだが、コッチの時間には限りがあるから、いかに最短で方向転換するか、割り切る必要がある。

ということで、だいたいの方向性が固まりつつある、、、

ちょっとずつ、外部の活動先に挨拶に行き、何が出来るか?を最短で判断していく。

そして、コレら外部活動先には、後任の隊員が来るコトが既に決まっているところもある。

したがって、後任の隊員が来たら引き継ぎながら、一緒に出来るコトを模索出来る。

入れ違いで、引き継ぎが出来ない隊員に関しては、もう報告書で残すしか術がないが、、、

(詳細は、また来月、、、)


いずれにせよ、任期は、残り8カ月、、、

と言っても、3月の出張やセマナ・サンタ休暇、7月の出張や報告会、8月のアゴスティーナ休暇、10月の帰国準備などを考えるとココでの活動は、実質7ヶ月もない、、、

ま、何はともあれ、4年前みたいに途中で強制送還喰らうコトなく、最後の任期まで任地で任務を完了出来るコトを祈っている、、、

ではまた、チャオ〜。

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