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『運気を磨く~心を浄化する三つの技法~ (光文社新書)』を読みました

そもそも運気とは

運気ってわかるようで、わからない。
良い運気について、この本では、以下のように説明されていて、なるほど〜と思いました。

第一に、「直観」が閃くということ
「勘」 が閃くということや、「第六感」 が働く
第二に、「予感」が当たるということ
「虫の知らせ」ともいわれる
第三に、「好機」を 掴むということ
「必要なとき」に「必要な場所」にいる
第四に、「シンクロニシティ」が起こるということ
人生において良いタイミングで、「不思議な偶然の一致」が起こること
第五に、「コンステレーション」を感じるということ
一見無関係な出来事や出会いになんらかの「意味」や「物語」を感じ、その意味や物語に従って選択や行動をするとよい方向に導かれる。

確かに、運がいいと感じるのはこういうときかも!

「良い運気」を引き寄せるただ一つの条件

心の状態が、その心と共鳴するものを引き寄せるので、良い運気を引き寄せるには、心の状態が大事です。

とくに、自分では意識できない無意識の世界をポジティブな想念で満たすことが大事なようです。

でも、表面の意識でどれだけどれほどポジティブな想念を持っても、メディア情報や過去の体験から、すでに無意識の世界に多くのネガティブな想念が刷り込まれているため、なかなか無意識の世界にポジティブな想念が浸透しないそうです。

また、表面意識でポジティブな想念を抱こうとすればするほど、逆に無意識の世界ではネガティブな想念が生まれてしまうという問題もあります。

なので、無意識を変えるためには、

無意識の世界にポジティブな想念を浸透させようとするよりも、むしろ、無意識の世界に潜んでいるネガティブな想念に気づき、それを消していくことの方が、 遥かに重要なのである。

と、いうことです。

「ネガティブな想念」を消す方法

心の中の「ネガティブな想念」を消す方法として、3つの技法が紹介されています。

第一  「無意識のネガティブな想念」を浄化していく技法  
第二  「人生でのネガティブな体験」を陽転していく技法  
第三  「究極のポジティブな人生観」を体得していく技法

この技法は、良い運気を引き寄せるだけでなく、

「病気の克服」「才能の開花」「運気の向上」の三つが、同時に実現する技法

だそうです。実際に著者はこの方法で病気を克服されたそうです。

それぞれの方法の詳細は書ききれませんが、3つの習慣と5つの覚悟が紹介されています。

第一の習慣  自然の偉大な浄化力に委ねる
第二の習慣  言葉の密かな浄化力を活かす
第三の習慣  和解の想念の浄化力を用いる
第一の覚悟  自分の人生は、大いなる何かに導かれている、と信じる  
第二の覚悟  人生で起こること、すべて、深い意味がある、と考える   第三の覚悟  人生における問題、すべて、自分に原因がある、と引き受ける  
第四の覚悟  大いなる何かが、自分を育てようとしている、と受け止める 第五の覚悟  逆境を越える叡智は、すべて、与えられる、と思い定める

まとめ

「良い運気」を引き寄せるには無意識をポジティブに変えることが大事。

無意識をポジティブに変えるには、ポジティブなことを無意識にいれようとがんばるよりも、
無意識に潜んでいるネガティブな想念に気づき、それを消していくことの方が、 遥かに重要。

そのためには、上記の3つの技法を使っていくとよい。

良い運気になろうと思って読んだ本でしたが、読み終えたら、なんか、
良い運気も悪い運気もないよね!どっちでも大丈夫だよね!

といった気持ちになる本でした。


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