見出し画像

遠くへ消えた微笑み

言葉の羅列から生まれるストーリー

無造作に無作為に言葉を羅列する
そのままの順番でストーリーを作る
今日はこの羅列↓↓↓

神様、微笑む、吐露、苦い、背中、静か、紙飛行機、明かり、欲しいもの、言わない、一方的、悪魔、キレイ、後ろ、森の中、苦しい、揺れ動く、空間、手、混在、離れる、今夜、氷、温度、さよなら、後ろ姿、月、中、流れ、声、あなた、瑠璃色、そこにある、固まる、眉間のしわ、思い出、汚い、場所、雲、花束

神様。どうか私に微笑みをください。
この吐露する思いは、苦いチョコレートのようだった。後味の少し悪い大人の味だけど、慣れてしまえば甘く感じるあの感覚。

あなたの背中を追いかけていた小学生のころは、静かに紙飛行機を飛ばして遊ぶような子供ではなく、常に楽しそうな明かりを追い求めて走り回っていた。欲しいものは誰にも言わない。言ってしまうと無くなるんじゃないかと思っていたから。だから僕は何も言わずに、一方的に悪魔のような笑みを浮かべるあなたをずっとキレイだと思っていただけでよかった。

あなたの後ろ姿が見えなくなるのは、まるで森の中だというのに息が苦しい様子と似ている、不協和音のように揺れ動く月の残影が摩擦で私の空間をはじく。あなたは手の届かない場所に行ってしまって、追い求める自分と追い付けない自分が混在した。あなたへの思いと離れる為には今夜の月夜は虚しさだけが彷徨うようだ。

氷の温度で「さよなら」後ろ姿は月の中に流れるようあっという間に見えなくなって。あぁ、声が聞きたい。
そうやってまた背中を追いかけてしまいそうになる。
あなたの瑠璃色の残り香がそこには確かにあって、それじゃぁ私はここで固めた決意は揺らいでしまうよ。いつも眉間に寄せたあなたの顔は今となっては思い出となり、大人の汚い部分もこの場所なら雲となって花束となって・・・。


あとがき
この詩は、過去の思い出や感情についての内省と、失われたものへの切ない想いを表現しています。登場人物は主人公、主人公が恋焦がれていた女性。

過去の美しい瞬間や感情についての内省と、失われたものへの切ない想いを表現。自分の心の中で恋焦がれていたあの人を追いかけていたことを思い出しています。しかし、その存在は手の届かない場所に行ってしまい、虚しさと不協和音の中で思い出を追いかけています。

また、瑠璃色の残り香や月の中の後ろ姿は、過去の美しい瞬間や感情を思い出させ、心を揺らがせています。大人になった今でも、その思い出は花束のように心に残り、雲となって浮かんでいることを詩は伝えています。

この詩は、失われたものへの切ない思いや、過去の美しい瞬間への懐かしさを感じさせるものでありたいと思いました^^


この記事が参加している募集

スキしてみて

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

儚く美しい詩や物語が好きです★また明日も頑張ろって思えるようなものご用意しています♡ぜひご覧ください。いっしょに素敵な世界線へまいりましょう。