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現在→過去か、あるいは現在→未来か。 未来は過去で、過去は未来だと思うこの頃。

こんにちは!
驚くほど短い梅雨が明けて、新しく購入した私の傘は、日傘としてその役割を果たしてくれています。

さて今日は、亡父の詩集『神へ捧げる七十七のソネット』の中から私なりに感じたことを綴ってみたいと思います。

本日は、神へ捧げる七十七のソネット63からの言葉です。

ぼくらの創造するものは 冷え切ったガランばかりだ
あなたが残して置いた道具の時間や方角に添って

その瞬間から滅亡へと向かうガラクタどもの創造だ
粗大ゴミの山は その処置にさえ手を焼く

神へ捧げる七十七のソネット 63

私たち人間が創造するものは、冷たい化学化合物ばかりであり、神が描いたシナリオの上では、作った瞬間から、それは滅亡へと向かう。そして私たちは、そのガラクタの処理に手を焼くのだ‥‥‥ 

モノにあふれた現実社会を改めて見つめてみると、私たちはそんな場面に何度も出くわしてきました。やはり、ふと脳裏によぎったのは、原子力発電所の事故や、環境を破壊しながら行ってきた造成や開発、そして、戦争です。たくさんの宿題を、未来の人に押し付けて来てしまいました。

これからの時代、創造とは、最終的に自然に返すことのできる処理までを考えながら行うものであって欲しいです。

茹だるような暑さの中、私の家の近くでは新しい住宅地の造成をするため工事が始まっていました。街中は、たくさんの空き家を抱えているというのに。

ぼくらはときとして 過去を目指している 
過去から呼ばれている 
神よ あなたの声に呼ばれている

神へ捧げる七十七のソネット 63

上記は”63のソネット”の、冒頭部分です。
I Tによって、めちゃくちゃ便利になっている昨今ですが、私たちは一体どこをめざしているのでしょう🤔

こんなにも個の時代と言われながらも、結局、インターネットの技術を使って結びつきたがっている私たち。VRの世界も、古代の人々が想像力を働かせて作り上げた神話や星座の世界のようなものなのかなと思います。

情報網がますます進化する中で、人はもっともっとミニマリストになって、未来には、古代人と同じような環境が待っているのかもしれません。
ひょっとすると、思考だけで意思疎通ができ、これまでの言語すら必要のない環境があるのかも・・・。

詳しい技術革新はよくわかりませんので、新しい技術について何かご存じの方はnoteに投稿して、「ここに書いておきましたよ」とお知らせいただけると嬉しいです。亡父も知りたかったと思います。

暑さが厳しい毎日ですが、どうぞ皆さん、お身体に気をつけてお過ごしください。ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

今日も素敵な一日をお過ごしください😊



昭和の文学青年だった亡父の詩集を、電子書籍出版しました。
もしご興味がありましたら、のぞいてみてください🙂


亡父の詩集を改めて本にしてあげたいと思って色々やっています。楽しみながら、でも、私の活動が誰かの役に立つものでありたいと願って日々、奮闘しています。