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難民は優遇されて 留学生はその次なる不文律 5

アフガニスタンからの難民の多くが ほとんど英語が読めず、アルファベットもままならない人ばかり、俺は彼らを責めるつもりもないし、もっと一緒に何かやっていきたい そんな気持ちもたくさん持ち合わせていた。語学学校でも ほとんど一匹狼で 他の日本人(数人いたかと思うが全く交流なし)アフガンの人たちと 文化 などについて 学ぼうとしたが なかなか彼らは心を開かず クラスの他の生徒が我慢できず 彼らを冒涜して それが学校の問題で 彼らを退学処分にした じゃーなんで俺が?俺はただ横に居ただけと、彼らに色々話しかけてたことが いじめと彼らの通訳の人が言ったことで 俺までとばっちりを受けて 退学処分 全くの理不尽だけど 反論するだけの語学がなく 会えなく撃沈。
この日から1ヶ月以内に 別の語学学校へ転校手続きしないと ビザが失効してしまい、強制帰国となる。慌てて学校を見つけて 転校手続きはできるが 今のアパートから通うことは不可能アパートを変えないと行けない しかし、契約では1年の契約がある それをここで不履行にすると 俺は多額の違約金を払わないと行けない。しかし、ビザが お金が あー もうどうにもならん。神は俺を見放したなどと 独り言を言いながら 新しい学校のある地域へ移動 身の回りのものはほとんどないので スーツケースだけを持って ほとんど廃車寸前のワーゲンに積み込み パタパタと言う音をさせながら 移動。そして 友人の紹介の家の間借りする部屋に移動。そこで、アパートから苦情きて、裁判なった場合どうすればいいのかななどビクビクしながら 数日を過ごしていた 新しい語学学校のスタートは来週に控えた 
この日 普段見ないテレビを見ていると、多くの麻薬売買の人々が連行されてる部分が 映し出され、見入ってみると 見たことある顔 そして見たことのある場所 そう、俺が数日まえまで住んでいたアパート 逃亡したアパートで 警察はそこの住人全員を逮捕 そしてアパートも黄色のテープが貼られて 立ち入り禁止。えー 何ー それ ????そんな中 アパートの住人情報なども全部押収されたようで 今度は俺が そいつらの仲間で 先に逃げたと思われたら?など もう また 何か あー 
そんな中 あとでわかったのは アパートは俺の情報を持っておらず 麻薬犯人の情報しかなかったようで、胸を撫で下ろした 
この時 あー 天は俺を見放してなかったって。
新たな語学学校の授業が始まり、授業は欧州からの学生がほとんどで
和やかに 朝の8時から昼の2時までみっちり授業があり 前の学校より 充実していた。そして 今間借りしているお宅は、日系人の家で 家主は 当時 八十八歳だったかな 恒例のおばあちゃんだった。耳が少し遠く 頑固で、俺はいつも発音を直されていた。おばあちゃんは 日本語で(かなり辿々しく) 昔話を俺にいつもしてくれるのだが 俺としては 英語を学ぶのに 日本語ではって思いながら いつもおばあちゃんの話相手になっていた。

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