鳥かごの鍵 27

私は驚いて声が出ない。

月はどこに行ったの?
彼はどうやって入って来たの?

「やっぱり俺を裏切ってたんだな!」

「ち、ちがうのよ!」

彼の手を見ると包丁が握られている、
私は怖くなり外に逃げだした。

私は裸足でアパートの階段を駆け下りた。

外は真っ暗でいつも見る景色と違っていた、
私は全力で走った、でも全然前に進めない。

体が重く思うように動かない。

私はがんばって前に進もうとして

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東京ってか、地元に帰りてぇ
東京だけど。都内だけど。

海外でもいい。
どこでもいい。
どこか私の事を知らない人ばかりのところに行きたい

【百科詩典】しじょう【市場】

市の発生が、共同体というセーフティーネットから落ちこぼれた人々や、共同体の法を犯したり、共同体のルールを超越する霊能者や、芸能者、異邦人たちが作り上げた辺境の逃亡の町であったというのは、網野善彦の胸のすく仮説だった。
そこは、共同体の掟や法権力が及ばないが故に、無縁の者たちが生きていける空間であった。
そして、この無縁の市で、人と人をつないでいるものは、唯一お金という無色透明な交換物であった。

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家族再生とはなんだったのか

夫から逃げるためには、まず引っ越しを考えなければならない。パートの主婦に貸してくれるところなんてあるんだろうか、、賃貸情報で娘の学校の近くの物件を探し始めた。この時は、先行き考えずまずは夫から離れることが第一。そうなると、私の仕事が継続でき、娘の学校と学童が継続できるところで駐車場があって、、となかなか制限が多かった。

夫と住んでいたのは、2年前に建てた別荘地の戸建て。海が近くて潮風の強い海沿い

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逃げる?逃げない?

2学期になり、娘が学校の駐車場から教室へ行かなくなった。泣いている。もともとママと離れるのがつらいタイプの子だったけど、この2週間はひどい。夏休み前までは楽しく通っていたのに。

毎朝いろんな理由を探しては聞き、最後に娘が言ったのは

パパがこわい

学校で学校とは関係ないことば。娘が絞り出したことば。

小学校卒業までは我慢しようと思っていた私は、ほんとにしんどいのは私じゃない、娘だとはっきり認

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【ヴィパッサナー瞑想】 ”自分”からの逃亡

瞑想7日目になりました。
この時の私は、瞑想中に感じる、肉体の感覚もだんだん鮮明になってきている状態
なのに、いつもイライラしていました。

「なんで私はこんなに感じられないの?」
「もっとできるはずでしょ」

瞑想指導者は、「感覚がないことに嫌悪を抱いたり、感覚を渇望してはいけません、それは苦悩を膨らませます」といつも唱えてくれている中、
当時の私の状態は、まさしく苦悩を膨らましていた。

しか

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ワンピース ネタバレ936確定

936  大相撲インフェルノ

河松を脱獄させるために檻と手場を探しに行く雷ぞう、河松は13年前に捕まったよう

公開処刑としてルフィらは爆発する首輪をつけられ2人1組で相撲に勝ち続けなければならないということになる。

降伏して仲間になればルフィだけは助ける大相撲インフェルノをやることに

ルフィらの相手は武器あり、大人数、首輪無しなど有利になっているので、せもてものサービスとしてルフィらは手錠

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いちごちゃん攻撃 愛国者学園物語23

あるグループは大きなデモ隊を組織して米大使館に押しかけ、そのホライズン誌をわざとらしく破り、焼きすてるパフォーマンスを行った。極右新聞は、愛国的な子どもたちを侮辱することは許さないと、愛国者学園を援護した。

別の大集団は、ホライズンの、日本でのビジネスを委託された会社をデモ隊で包囲して、その不買を呼びかけた。が、アメリカの雑誌なんて大多数の日本国民にはどうでも良いことだったから、何の効果もなかっ

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【歴史小説】『法隆寺燃ゆ』 第四章「白村江は朱に染まる」 中編 16

豊璋王の捜索部隊がすぐさま組織された。

「しかし、前代未聞ですな、総大将が敵前逃亡とは」

 物部熊は、門を出て行く捜索隊を眺めながら呟いた。

 彼の後ろでは、護衛軍将軍の狭井檳榔と朴市秦田来津が百枝の叱責を受けていた。

「何をやっているのだ! お前たちは王の護衛ではないのか! いままで、何をやっていたのだ!」

「はっ、申し訳ございません」

 檳榔と田来津は畏まった。

「そこで2人を責

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