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新卒一括採用のメリットについて考えてみる

就活生のみなさん、就活お疲れ様です。

就活への要望第1位は”決まった時期に新卒一括採用するのではなく、通年採用にしてほしい”という結果があった。

就職活動とインターンシップに関する意識調査

株式会社ハースト婦人画報社

現場の就活スケジュールでは決まった時期に一斉に入社するために選考に進むわけだから、どうしても周りが気になるだろう。
nnt(無い内定)なんて言葉もTwitter上などで飛び交っている。
学業などもありスケジュールなど融通がつかないこともあるだろう。

そう考えると通年採用で自分の好きなタイミングで入社することができるということに魅力を感じる方がいるのも納得ができる。


それでは新卒一括採用は”悪”なのだろうか?
私は新卒一括採用にもメリットはあると考えている。

新卒一括採用にならざるを得ない理由としては、メンバーシップ型の就業形態が挙げられる。


新卒入社は即戦力になり得ない。
何もわからない状態からのスタートだ。

その時に一斉に入社させることにより、教育も横並びで一斉にスタートができることがメリットだろう。

企業としても一括して新入社員を扱うことで研修などの日程調整や負担は軽減される。

しかしこの辺りはどちらかと言えば会社視点でのメリットだと感じるだろう。

私が感じる学生にとっての新卒一括採用のメリットは”同期”の存在だと考える。

”同期”とは同じタイミングで入社をした仲間である。
年齢も能力も同程度の仲間がいるということは支えになる。

同じようなタイミングで同じような悩みを抱える。
会社での不平不満を愚痴ることができる気の置けない仲間である。
私自身も同期に支えられ今があると感じている。

私の中での”同期”とは幼馴染のような存在である。

このように新卒一括採用は古臭く日本古来の就職観だと感じてしまうところも多いが、悪いところばかりではないと感じている。

とはいえ、ジョブ型の人事制度が主流になり、雇用の流動性が上がることによって通年採用の流れは加速することが予想される。
もはや終身雇用や年功序列などの日本式の働き方では立ち行かないことは明白だ。

みなさんも同期ができた際は仲間として社会人生活を満喫してほしい。


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