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【広辞苑でエッセイ】頭打ち

『頭打ち』
相場が一定の限界に達して上がらなくなること。一般に、物事が限界に達して進展しないこと。(60頁)


国民的ゲーム『スーパーマリオブラザーズ』では、キノコを取るとマリオがスーパーマリオとなり、ブロックなどを壊せるようになる。地下のステージで天井となるブロックを壊して、その上を疾走した経験がある人も多いのではないだろうか。

セブンペイが9月30日をもってサービスを終了する。サービスを開始した次の日には、早速問題が起きた。まさかこれほど早くダメになるとは。バーコード決済サービスの競争が激しくなる中で、どのように競合他社を出し抜くのかと思っていたが、深い考えもないまま流行りに乗っただけだったのかもしれない。

本当はスーパーマリオのように天井知らず、といきたかったことだろう。頭打ちどころか足踏みで終わってしまうとは。何とも無念な話である。

むやみやたらにブロックを叩いても、キノコやコインが出てこなければ何の意味もない。どこを叩けばそれらが出てくるのか見極める力も必要だ。

尤も、開始早々クリボーにぶつかってしまったら話にならないわけではあるが。

418words

2019年9月20日(金)

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