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本当に好きなことは、めんどくさい

「好きなことで、生きていく」みたいな風潮になった今だからこそ感じるけれども、好きなことっていうのは つくづくめんどくさいな〜と思う。

ぼく自身も文章やプログラムを書いたりすることは好きと言っているのだけども、正直 書いている間や考え込んでいる時間のほとんどは めんどくさい瞬間もかなりある。比べられるものじゃないけど、あのアニメ界の巨匠 宮崎駿監督 だって新作の締め切り間近になって「めんどくさい、ああ、めんどくさいなあ」と言いながら絵コンテを書いているのをテレビでお見かけするし、あのトップ YouTuber はじめしゃちょー みたいに各コンビニのおにぎりの米の粒数を数えるなんてこと、しんどすぎて見ていても つらい。

それでもなぜ やり続けているのか。手持ち無沙汰になったとき、なぜかまた自然とやりたくなってしまい、手が動き始めてしまう。たいていの人がめんどくさくてやらないことにもかかわらず、気づいたらまた自ら めんどくさい渦中に飛び込んでいる。そういうものを「好きなこと」と世間では呼んでいたりする。


というわけなので、仕事を好きとか嫌いとかで区別しているうちは、まだまだ好きなことが見つかっていないのかもな〜とか考えるようになった。数年間、目から血が出るくらいやり続けてきて、それからまだ なお期間を置いても手持ち無沙汰になると勝手にやりたくなっているのであれば、おそらくそれが好きなことなんだろうなって感じがする。

好きなものが仕事にできているというのは、想像以上に華やかではない世界だ。しかしながら、少なくとも熱中できるものが見つかったら幸せだし、自身の使命感となるものに出会えたら運がいい。


そんなわけで、好きなことが見つからない、みたいなことで たとえ悩んでいたとしても、意外と好きなことが見つかっている人だって そこまで感情に差はないし、意外と目の前の仕事が本当に好きなことだったりするかもしれない、っていうふうに思った今日の日記です。

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