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これからの時代に求められる「教育」とは

こんにちは!さかもとです。

最近とあるきっかけがあって、「0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書」(落合陽一著)を読み直しました。

子どもが生まれる前に買った本なのですが、いざ子育てを始めた今読み返すと改めて共感する部分が多くありました。せっかくなので、個人的に重要だと感じた部分を抜粋してみます。

●「6才までに五感を鍛える」

幼少期に鍛えたほうがよいのは五感だと僕は考えています。6才になるまでに人間の感覚器を刺激し鍛える体験をまんべんなくさせたほうがよいと思います。目で見えるものや耳に聞こえるものだけでなく、肌で感じるもの、匂い、そして味までを含めた経験です。(31ページ)

ニューコードNLPを学んだことのある私としては、とても共感するだけでなく実感を伴ったお話でした。コロナが収束してきたら、外に出てたくさん色んな経験をさせてあげたいです。

●「幼稚園より、仕事場を見せる」

時間や状況が許せば、僕は仕事場や出張先に子供や家族を連れて行くようにしています。・・・できるだけ早いうちから子供の世界の外側にある領域を見せてあげることは、小学校以降の義務教育期間を過ごすうえで、きっとよい影響を与えてくれるでしょう。(34ページ)

私は日頃大学生の就職支援をしていて、学校教育と社会の間にある境目をなるべく無くしたいなと常々思うので、落合さんのこの考えにはとても共感しました。小さいうちから自然と、社会で働く大人たちに接する機会が持てるように、自分の子供を色んな場所へ連れていきたいです。

●他人軸ではなく自分の興味に従った選択をサポートする

何となく人気がありそうで、安全に思える進路を選ぶという発想は、近代における生存戦略としては有効でした。それは社会構造的に集団戦で生きることが中心だったからです。しかし、これからの社会において、それはあまり意味を持つ戦略ではないかもしれません。・・・他人軸で自分の行動を判断するような生き方では、物事の本質を見抜くような治験は得られません。IT技術の発展により限界費用と限界効用が変化し、新しい平衡点が生まれ労働より資本の投資が重要になるこれからは、新しい価値観を呼び込み価値を蓄積可能なニッチなものにこそ価値が認められる時代でしょう。つまり、大衆迎合的な方向へ流される人は相対的に弱くなるわけです。(56ページ)

これは大学へ進学するまで周囲の動きに身を委ねて生きてきた私にとってとても耳の痛い話であり、かつ今の仕事において企業の採用担当者の話を聞く中でも実感をすることです。みんなと同じでは意味がなく、いかに主体的に自分らしい選択をし行動していくかが、これからの時代はより一層大事になるなと感じます。「みんなと同じ点」ではなく、「その子らしさ」に目をむけて子育てをしていきたいなと改めて思わされた一節でした。

*おわりに

本書を改めて読んでみて、これからの時代を「幸せに生きていく力」と「社会を生き抜く力」はいい意味でかなりリンクするのではないかと感じました。
自分の興味関心に従って得意なことを極めていくことで、社会に出ても自分の得意分野で突き抜けることができるのではないか。
落合さんの言葉を借りるのであれば、“自然体でいられる行動を仕事にする方法を見つけられれば、(ストレスなく)呼吸をするように働くことができる”のだろうと思います。

これからの時代を母子ともに幸せに生き抜く力を磨いていきたいなと思った一冊でした。それでは、また!

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