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ep. 21 斜角筋症候群について

今週に入って関東の朝はすっかり秋の雰囲気なってしまいましたがいかがお過ごしでしょうか?

今日は斜角筋症候群について書いていこうと思います

今日はスポーツからは少しばかり離れた内容になります

というのもあまりスポーツをしている方で斜角筋症候群を患っている方をお目にかかることがないからです、、、


まず斜角筋症候群がどの様なものなのかを説明していきます

斜角筋は主に3つの筋繊維からなります

前、中、後の3つです、そのうちの前の2つの筋繊維の間に腕神経叢という神経の束が走行しています

この腕神経叢が2つの斜角筋に挟まれ、首から上肢にかけて痺れや痛み、だるさなどを生じる物を斜角筋症候群と呼びます

前々回の記事で姿勢について話しましたが

この時に説明した猫背の方は非常に斜角筋症候群になりやすいです

というのも猫背を思い出してみてください

この時首はどの様な位置にあるでしょうか?

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前に飛び出しますよね?

そうすると斜角筋は収縮していくので筋緊張が高まります

斜角筋

この子はすでに頭頸部が前方変異しているのでこれが収縮している状態であると思っていただいた方がいいと思います

青くなっている部分が前斜角筋になります

少し細かいことをいうと人体は筋肉のみで構成されているわけではないので

こんなシンプルな作りはしていませんが斜角筋が収縮していればそれにつられて様々な組織がその方向に引っ張られてしまいます

その1つに腕神経叢が含まれます

というわけで斜角筋症候群の主な原因は頭頸部の前方偏位であることがわかっていただけたと思います

では次になぜ頭頸部の前方偏位が起こってしまうのかについて

説明していきたいと思います


様々な理由が考えられますが今回は一番ポピュラーな原因を探っていきましょう

先ほど猫背になると危ないと説明しましたがこの通りで

猫背になってしまう一番の原因を探していけば答えにたどり着きます

私の中での答えは

脊柱の生理的湾曲の減少です

今日はスポーツ選手のお話ではないのでそれに則って話していきます

特に多いのがドライバーさんやデスクワークをしている方の

胸椎の伸展力の低下と腰椎の生理的前弯の低下です

背中の上の方の筋力低下と

座りっぱなしによる腰が真っ直ぐになってしまうことが主な原因になってきます


じゃあどうしたらいいの?ということですが

シンプルに

背中(菱形筋、僧帽筋中部、下部)のトレーニングや

胸椎のモビリティ(特に回旋、伸展)トレーニング

腰椎伸展、骨盤前傾のトレーニング

などをすることによって改善できます


これは根本的な斜角筋症候群の改善を目的としたトレーニングになります

症状が強くそんなことより痛みをどうにかしたいという方は

まず斜角筋のストレッチと前胸部(大胸筋、小胸筋、鎖骨下筋)のストレッチをお勧めします


やり方はGoogle先生に聞けばいくらでも教えてくれます

ほんとにGoogle先生は優しいし博識で頼りになります


この記事で伝えたいことは

斜角筋症候群がどの様な物なのか

斜角筋症候群になってしまう原因はなんなのか

斜角筋症候群になってしまったらどうしたらいいのか

です


今日も読んでいただきありがとうございました

毎週noteのネタがブレブレなのはご了承ください笑

ただ根底にあるのは身体のことを知っていただき

身体に向き合うことの大切さを知っていただきたいということなのは変わりませんのでこれからもお付き合いいただけると嬉しいです!

イワサワでした!

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