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【特典】マンチェスターシティ編:ゲームモデル13の行動

特典

今回、マンチェスターシティ編:ゲームモデル13の行動には多くの特典があります。

【特典】
1. 個人分析:アグエロの44個の「個人のポジショニングの基礎」動画PWP

2. マンチェスターシティ編:ゲームモデル13の行動全てのPWP新しくマンチェスターシティの「ボール出し」PWPを追加

3. マンチェスターシティのゲームモデル13の行動フレームワーク(Excel)

※尚、マンチェスターシティのゲームモデルのフレームワークは、当初、個人的に作成したものであり、公開する予定はありませんでした。
よって、フレームワークとマンチェスターシティのゲームモデル13の行動において、一部違うことを表記しているところがありますので、これはあくまでも例としてご覧ください。

特典の希望者は、この投稿の最後にあるメールアドレスに【特典】マンチェスターシティ編:ゲームモデル13の行動希望と書いて連絡をください。
後ほど送付します。


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個人分析:セルヒオ・アグエロはなぜ簡単にゴールできるのか(拡大ヴァージョン)


実は、「徹底分析!セルヒオ・アグエロはなぜ簡単にゴールできるのか(下)」を書いたときに、一緒にPWPを作成しました。

それには、アグエロの44個の「個人のポジショニングの基礎」動画と図が含まれています。

今回は、「個人のポジショニングの基礎」の図を、web版footballistaに寄稿した内容をふまえ書きました。また、動画を特典として、希望者にプレゼントすることにします。


最初に、アグエロを個人分析する際には、マンチェスターシティのゲームモデル内におけるアグエロの役割を知る必要がある。

Manchester City:ゲームモデルの作り方「13の行動」(応用編)で、マンチェスターシティのゲームモデルについて投稿しているので、興味のある方は読んでみて欲しい。

下記は、ゲームモデルの「13の行動」図である。

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上記のゲームモデルの「13の行動」に当てはめて、アグエロの個人の役割である「個人のポジショニングの基礎」の図を説明する。

併せて、アグエロの44個の役割それぞれについて、セイルーロが提唱する「時間的知覚」における「事柄の予測」の3局面、「プレー前」(ボールを受ける前)/「プレー中」(ボール保持者)/「プレー後」(ボールをパスかシュートした後)のどのタイミングで行っているのか分類もしている。

組織的攻撃
(1)ボール出し (ゾーン1)             

1. ボール出しには基本的に参加しない。ゾーン2(ピッチを横方向に3分割した時の真ん中のゾーン。センターゾーン)の相手CBの背後にポジションを取りチームに深さを与える(「プレー前」)。

2. ただし、相手がゾーン1(ピッチを横方向に3分割した時、最も自陣寄りのゾーン)でマンマークをしてきた場合やプレッシングが激しく数的優位ができない場合、フリーな選手が見つからない場合には代替案として、ゾーン2でマークを外してチームメイトにパスコースを提供、足下でボールを受けることでマーク外しのサポートをする(「プレー前」) 。

画像2

基本的にCFアグエロの個人の役割には、ボール出しはない。しかし、相手がマンツーマンや、攻撃的プレッシングが激しく、ゾーン1で数的優位が作れない場合において、ボール出しをサポートすることが代替案である。

2019−20シーズンからゴールキックのルールが変わったことで、マンチェスターシティのボール出しの配置や方法に変化が起こることが予想される。

おそらく、アグエロはボール出しにほとんど関与していないので、彼のボール出しの役割には、主だった変化はないのではないだろうか。

(2)前進(ゾーン2)

3. CFは、相手CBとCBの間に立ちDFラインをピン留め。チームに深さを与え、攻撃的MFが空けたスペースを利用する(「プレー前」) 。

4. チームメイトにとって優位となるスペースを生み出す(「プレー前」)。

5. 相手のライン間(MFラインとDFラインの間、もしくはMFラインの間)のハーフスペースで、ボール保持者にマーク外しのサポートを提供する(「プレー前」) 。

画像3

6. パスをした後、連続してサポートをする(「プレー後」)。

7. 最大限の情報を集めるための体の向き(半身)を取る。 (「プレー前」) 。

 8. 最大限深さを取り、相手のピボーテ(守備的MF)の背後のライン間にパスコースを見つける(「プレー前」) 。
前進(ゾーン2)におけるCFアグエロの個人の役割は、チームメイトに深さを与えて前進するスペースを作ること、次にMFとDFのライン間に入り、MFをサポートし、チームのプレーの前進に貢献することである。

アグエロの特徴の1つにプレーの連続性がある。パスした後、次のスペースへ素早く移動する。いつもボールを受ける時は体の向きが半身であり、最大限の情報を集めているので、ボールを失いにくい。

もう1つの特徴はポストプレー、ポストに入るタイミングが絶妙である。相手の目がボール保持者に向いた瞬間、相手CBの背後からすっと現れ、相手をブロックすることなく小さなスペースでボールを半身で受ける。相手が背後からプレッシャーをかけてきた場合は、サポートに入ったチームメイトにワンタッチでパスをする。

フリーであれば、ワンタッチでターンをして前を向き前進、次のプレーに移行する。体の大きくない日本人のお手本のようなプレーであろう。


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このマガジンを読むことで、世界最高峰のチームであるマンチェスターシティのゲームモデルが分かると思います。最高から学びましょう。

今までのマンチェスターシティのゲームモデル:13の行動を一つのマガジンとして発売します。【特典】マンチェスターシティのゲームモデル:13の…

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