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季節のように生きる。

映画『日々是好日』は、2018年10月に全国公開された映画です。
樹木希林さんは、お茶の師匠となる武田先生役で出演されてます。
結果的に樹木希林さんの最後の映画となりましたが、見事に演じていらっしゃいました。
黒木華が演じる典子を温かく見守りながら、茶道だけでなく人生の師として彼女を導いていく大きな器の持ち主という役どころです。

「私、最近思うんですよ。こうして毎年、同じことができることが幸せなんだって」・・・・・・というセリフ、
樹木希林さんが言うから、なおのこと胸に刺さりました。

樹木希林さん演じる武田先生が発する胸に染み入る言葉の数々は、美しく、まるで言葉の宝石です。

二人の弟子に教える内容で印象的だったのは
「型を身につけたら自然に後から心がついてきます。だから今は何も考えないで型通りにやってください」
全ての伝統文化に通じる言葉だと思う。

型の継承

見終わって心が豊かになった自分を感じます。

多くの人が「胸に響く言葉がいくつもあった」「心に刺さった」という感想を書いています。

ところで、先の記事で「着物の季語」のお話を書きましたが、
着物通と称される方々は、僅かに季節の先取りをされて着物や帯を選んでおられます。
それは、他人への思いやりから来る季節の先取りです。

だから「指一本分の季節の先取り」でしょうか。

着物って、奥が深くて楽しいですね。

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因みに、樹木希林さんのプライベートの着物姿も素敵でしたね。

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着物デザイン教室(オンライン or オフライン)
https://www.jogan-kimono-design-school.com/

#着物デザイナー
#和文化デザイン思考講師

●成願義夫 Jogan Yoshio プロフィール
株式会社京都デザインファクトリー代表取締役伝統文様研究家、装飾画家、アートディレクター、着物デザイナー、グラフィックデザイナー、伝統産業商品開発アドバイザー

●代表作と最近の活躍関西国際空港の初代ウエルカムボードのデザイン。長野県善光寺の納骨堂の納骨壇の扉デザインの他、納骨堂のデザインは多数。サッポロビールワインラベルなど、手がけたデザインは多数多岐に渡る。

●近況2018年、秋、成願がデザインした金属製スマホケースが英国ウェールズ国立博物館に永久保管決定。
2018年、冬、和柄をテーマにした民放テレビ番組に解説者として出演。
2019年、春、ジョルジオアルマーニビューティー主催のイベント講師に招かれる。
2019年、夏、京都駅ビルのフォトスポット四箇所のデザインを手がける。2019年、秋、京都高島屋のバイヤー向け『伝統文様勉強会』講師を務める。2020年、埼玉県秩父市の招きで2日間に渡り講演会と伝統デザイン勉強会を開催。
2022年、NHKのテレビ番組『美の壷』に出演。

●近年はグラフィックデザイナー、壁面装飾画家、着物デザイナー、伝統文様研究家、伝統産業の商品開発アドバイザー、講演家として、テレビなどにも出演し、幅広く活躍中。  著書は、和柄デザイン素材集を10冊以上執筆。総販売数は40万冊を突破。また、著書の大人の塗り絵『和柄のヒーリングぬり絵ブック』(PHP研究所発行)は、累計6万5千冊を突破していまだにロングセラーを続けている。成願の和柄デザイン素材集は日本中のデザイン事務所に、必ず1冊以上置かれていると言われている 。


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