見出し画像

有機野菜が気になる

自然農法やパーマカルチャー、有機野菜がとても気になりだした今日この頃。

土と内臓

発酵への興味がきっかけで『土と内臓』という本を読んだのですが、人の腸と植物の根っこはとっても似ていて、どちらも微生物がつくる豊かな世界が広がっていれば、人も畑も健康になるというお話。自然の摂理。(ざっくりですみません)

わたしたちは菌と一緒に生きていて、菌にたくさん助けられて生きているということ。人間の身体には100兆個以上の細菌が住んでいるらしい。ミクロな宇宙が広がるーー!

土と内臓―微生物がつくる世界 ( ) | デイビッド・モントゴメリー, アン・ビクレー, 片岡 夏実 |本 | 通販 | Amazon


まだまだ勉強し始めたばかりで解像度は低いし、理解が間違っていることもあるかもしれませんが、ご容赦ください。(良ければアドバイスください!)

有機野菜とは

有機野菜って体にいいイメージがあるけど、どういうものなのかあんまり分かっていませんでした。ただ単に、化学肥料や農薬を使っていないんだろうなというイメージと、お値段が高めという先入観だけは持っていました。

スーパーに流通させたりして、商業的にちゃんとお金を稼いでいくために農業をしようと思うと、やっぱり肥料や農薬を使わないと難しいらしい。
でも、それは一年中トマトが食べたいとか、きれいな野菜が食べたいとかいう私たち消費者の考え方のせいでもあるし、農協の規格が厳しいからとか、同じ時期にたくさん収穫できないと経済合理性がないからとか、色々理由があるみたいです。

それが完全に悪いこととは思っていませんが、この前有機農業で作られたニンジンに出会って、野菜に対する考え方が少しずつ変わり始めました。

本当においしい野菜との出会い

先日家の近くを散歩していると、「有機野菜」の文字が目に入りました。気になって立ち寄ってみると、息子さんが地方に移住して有機農業をされているとのことで、息子さんが作られた有機野菜をご自宅で一部販売されているお宅でした。

農家様のホームページはこちら:
佐渡 高島農場 (keit743.main.jp)

ニンジンを「ぜひ生で食べてみてください」と言われかじってみたんです。

何というみずみずしさ...!甘みに歯切れの良さ...!
ニンジンなのにキュウリレベルかと思うくらい水分たっぷりで、歯で丸ごと1本簡単にかみ切れるくらい歯切れもよくて、ボリボリ食べてしまいました(笑)

スーパーのニンジンって、細く切っても結構固くて歯ではちょっと食べにくいですよね?!

普通のスーパーに並んでいる野菜たちって、もちろん全部がそうではないとは思うのですが、早く大きく育つように肥料をたくさん与えられて育てられているという記事もインターネットで見たことがあります。

化学肥料を土に入れたり、農薬を使ったりするから、土の中にいる微生物たちは役目なさそう(むしろ邪魔者扱い?)
肥料は植物が育つときに使うと使われっぱなしで土に残らないから、育てるたびに何度も化学肥料を入れないといけないみたい?

微生物ってすごくて、植物の根から栄養をもらう代わりに、植物が育つために必要な栄養(窒素)を空気から取り込んだり、土の中のミネラルを引き寄せてあげたり、植物と与え・与えられの共生関係を築いているらしいです。

微生物のたくさんいる土で、必要な栄養を自然に取り入れながら自分のペースでのびのび育った野菜とくらべて、スーパーの野菜って「ドーピングで育てられた野菜」なのではと、おいしいニンジンを食べた後、スーパーの野菜がちょっとかわいそうに感じられてきました。

見かけだけきれいに大きく育った野菜ではなくて、本当に元気に健康に育った野菜が食べれたら幸せだなと思います。

この記事が参加している募集

SDGsへの向き合い方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?