『DeNAランニングクラブ駅伝活動終了。この件を取材して。』

先程DeNAランニングクラブが、正式に駅伝活動終了を発表した。

この件に関して広報担当へ取材を行った。

今年の春頃からチーム方針、そしてチーム目標を選手の声を聞きながら検討を行って来た。

結果トラック、マラソンプラス駅伝を両立させることは、中長期的に見て難しいという結論に至った。

もともとDeNAランニングクラブはマラソンを目的として設立したチーム。

瀬古総監督の声を担当者が伝えてくれた。

『非常に悔しい。設立した当時の駅伝の目標を5年間で
 達成出来なかった。入賞は出来たが、思ったような
 成績は残せなかった。』

瀬古総監督は駅伝に、何らマイナスイメージを持っている訳では決して無い。

ただただ悔しい思いで一杯だそうだ。 

駅伝、マラソン、トラックの全てをクリアーしているチームはもちろん有るし、それは素晴らしいと思うと担当者。 

ただ駅伝を年間スケジュールに組み込んでいくことが
非常に難しかったと。

粛々とチームのベストの選択をした結果だと語ってくれた。

なお、今のところこの方針に納得が行かないという意見の選手はいないが、もし仮に移籍希望の選手が出れば、選手の意向を尊重したいということだ。

これは外国人選手に対しても同じ方針。

マラソン、トラックに専念することは、チームの特色を出すという意味では面白い取り組みだと思う。

当然会社側としては駅伝に力を入れた方が宣伝にはなる。

それに対して駅伝を優先しているという批判の声も他の実業団選手から聞こえて来る。

マラソン、トラックだけをやりたい選手の受け皿を整えようという意図はありますか?

この質問に対しては、そこまで先のことは正直考えていないと担当者。

2020年東京オリンピックが間近に迫って来た。

他の実業団も東京オリンピックまでは少なくともオリンピックの種目に集中、専念出来る環境を用意してあげて欲しいと個人的には思う。

実業団チームに所属していることは、イコールチーム日本に、所属しているということでもあるから。 

大学、実業団一体となって、選手がメダルを取れる体制を、より一層整えて欲しい。 

そしてDeNAの取り組みを今後も注目して見守っていきたい。

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