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うつ病二年目、うつ病を受け入れたくなくなるの話。

特に理由はない。
だがなんだかメンタルががたがたになった。
うつ病なのでそんなもんだと言えばそれまでなのだが、うつ病なのでそうなるととことん落ち込む。

何の為に生きているんだろう。
こんなゴミカスが生きていて良い訳がない。
みんな私に死ねば良いと思っている。
どうしてあの時死ねなかったんだろう。
死ぬ事すら出来ないゴミカス。
死ねよ。
二度と目を覚ますなよ。
死ねよ。
息すんなよ。
今すぐ死ねよ。

そんな事ばかりに頭をフル回転させ、ひとり布団の中で号泣していた。
頓服薬を飲み、気付いたら寝て起きていたまでずっと泣いていた。
朝が来て昼になって夜になってまた朝が来てを繰り返すのが嫌になった。
ぼーっと毎日を過ごしていた。

だがそうして毎日を過ごしているとやってくるのがそう、通院の日だ。

もう何度も行っているいつもの病院。
別にいつもと変わりもない。
外来のみの小さな病院だ、非精神疾患者の想像するようなヤベェ奴なんてもちろんいない。
なのにその日はもう病院から一秒でも早く帰りたくてたまらなかった。
帰りたい。
とにかく早く帰りたい。
病院にいたくない。

自分がうつ病だと叩きつけられたくない。

時間をかけて「自分はうつ病である」事を受け入れてきたはずだったが、その瞬間すぽーんとその受け入れた事実が抜けていった。
精神疾患は他の病気以上に「自分は病気である」と言う認識が、治療に必要不可欠であると私は思っている。
だからこそ私も時間をかけて受け入れてきたつもりだったが、こうも容易くダメになるとは思わなかった。

それでも診察室ではきちんと受け答えをした自分を褒めたい。
まあ本当なら「もう今この瞬間調子悪いです」と言った方が良いのだろうが、うつ病になるまで溜め込む人間がそう易々と不調を言えるはずもない。
そもそも人に弱味を見せる事が大嫌いな人間なのだ、言えるはずもない。

薬を飲んでいると尚更、自分がうつ病であると叩きつけられて嫌になる。
だが薬を飲まねば治療も出来ないし、今この瞬間の不調を乗り越える事も出来ない。
本当に根気のいる作業だと、改めて思い知らされた。

世間の「何でも自分ひとりでやらなきゃいけないと思っている人間」よ、そのままでは壊れるぞ。

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