フランスの伝説的な美食家にブリア＝サヴァランという人がいました。今回はその人にちなんだ貴重なチーズが手に入りました。

ブリア・サヴァラン・アフィネというチーズです。上記の美食家が自ら作成したものが始まりだそうです。今回、このチーズをメインに置いたチーズケーキを作ることにします。ブリア・サヴァランの思想に敬意を表して、本体に小麦粉を使用しないことにしました。

白カビチーズ。いかにも気品のあるチーズに見えます。

脂肪分が非常に多く、のびーるチーズが表現できてしまいます。

材料は今回こちら。バターは全部で５０ｇ。土台に使用します。グラニュー糖をプラスして６０ｇ使用します。それだけです。

土台となるビスケットは粉々にして・・・

型に塗り付けたバターの残りを溶かして加えます。

ちょっと見た目悪いですが、土台は完成します。

ブリアサヴァランを柔らかくして、グラニュー糖を加えます。

卵と植物性脂肪を徐々に加えていき、本体をドロドロにさせます。先ほど完成した土台に流し込んでいきます。

最後は１７０℃で４０分＋αオーブンで焼きました。

焼いた後、冷蔵庫で冷やした状態がこんな感じ。小麦粉がなくても何とか固まりました。

８等分したのがこんな感じ。チーズの塩分と白かび臭さが調和して、一言で言って濃厚なチーズケーキが出来上がりました。見た目悪いですが、美味しく深い味わいのベイクドチーズケーキになったと感じています。

以前、企画で２回ほどチーズケーキを作成して、子ども食堂に提供したことがあります。今回はオファーがないので家族で食べます。美食家に顔向けできるベイクドチーズケーキになったのではないかと一人で自画自賛します。