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メリタおすすめポイントと、ゴールデンドロップの謎

最近は、新入りのドリッパーのほうをよく使っています。
誰が淹れても同じ味が出せるのが、メリタの良いところ。ハリオV60も勿論おすすめですが、初めてハンドドリップをする方にはメリタも同じほど推せます。メリタももう少しスーパーやホームセンターに置いてもらえたら、もっと良いなと思います。

メリタ版のドリップ手順は大変シンプルです。

①ドリッパーにペーパーをセットし、粉を入れて平らにならす。

②1湯目。湯を細く注いで全体を湿らせる。優しく置く感じを思い描いて。湯はペーパーフィルターに直接かけないようにする。

③30秒ほど蒸らす。

④2湯目。真ん中あたりに少し太く注いで大丈夫。ドリッパーの内側の目盛りまで注ぐ(1✕1には目盛りがないので上の方まで注ぎ、サーバーで受けてサーバーの目盛りを見るか、容量のわかっているカップで受けて抽出量をチェック)。

⑤分量のコーヒーが落とせたら終了。最後の一滴まで落としきらないようにする。

抽出が終わったときに、フィルターの内側に均一の厚さになって粉が付いていれば、うまくいっているらしいです。

写真が下手で説得力がない。
一応、均一だと思った回です。

メリタは落ちるスピードが遅いです。同じ台形型のカリタは3つ穴なのに対して、小さな穴が一つあるだけなので、速めの点滴くらいに見えます(点滴を受けたことがないんですが)
蒸らしの時間はしっかりととります。
アプローチする回数が少なくて一気に注ぐところが気楽です。

抽出時間が長いぶん、ペーパードリップなりに ある程度濃い味のコーヒーができます。この抽出時間が、淹れる人によって左右されにくいので、安定した仕上がりになりやすいです。味の変化をつけたい場合は、挽目や湯の温度などを変えます。

ペーパーフィルターに直接湯をかけないとか、最後の一滴まで落とさないといった留意点は他と共通。
前者の理由は、ペーパーに湯がかかると粉に触れずに湯のままで落ちていき、出来上がりが薄まってしまうためです。後者に関しては、抽出の最後のほうではコーヒーにとってマイナスに働く成分が出やすいので、欲しいだけの量に達したら、ドリッパーを外します。紅茶と逆なのです。

しかし資料によって、メリタのドリッパーを使うときは最後の一滴まで落としきってOKという見解も見られます。どうなのでしょう。
私には判断がつきかねましたが、岩崎泰三さんの動画で、
「ものすごく質の良い豆なら例外もある」
という内容のことをおっしゃってましたので、豆次第な部分なのかもしれません。
この点に関してご意見など情報をお持ちの方は、ご自由にコメントをいただければ嬉しく思います。
よろしくお願いいたします。

参考文献
『珈琲完全バイブル』丸山健太郎・監修(ナツメ社)


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