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社会人が知るべき「休息の基礎知識」

こんにちは!
現代の休息をアップデートする活動をしているタツローです。

今回は「社会人が知るべき休息の基礎知識」というテーマで、現代を生きやすくするために必要な休息リテラシーについて、少し掘り下げた話をしたいと思います。

皆さんは充実した休息が取れているのでしょうか?
まずは以下の10項目をご覧ください。

・最近、寝つきが悪い
・お酒を飲む量が増えた
・頭痛がしたり、頭が重い
・やる気がおきない
・妙に焦ることがある
・仕事の量よりも疲労感が大きい
・何にも感動しない
・些細なことに腹が立つ
・何事も失敗するような気がする
・義務感や責任感ばかりが先行する

上記の中で3つ以上に当てはまった人は「心の休息」が必要です。
身体ではなく、脳ではなく、「心の休息」です。

でも心の休息って何なの?
どうすれば心の休息に繋がるの?

そんな疑問を持った方は、ぜひこの先を読み進めてください!
有意義な休息に導くヒントになれば幸いです。

休息が苦手な日本人

そもそも日本人はよく休息が苦手だと言われます。
とあるアンケートによると、日本人の約7割が自身の休み方に不安があるというデータがあります。

カレンダー上、しっかり休みがあって見た目上は休んでいる。
旅行にも行くし、温泉にも入って、睡眠も十分ははず。

しかし、心のどこかは休まっていない。
常に焦りや不安がある。
この不安がどこから来ているのか、それをどうしていいのかわからない。
そんな方は多いのではないでしょうか。

そんな小さな不安でも続くとどうなるのか。
次第に感情が失われていき、身体の疲れにもつながっていきます。
仕事の生産性は落ちて、目の前のことに集中できなくなる。
そのことでまた疲れて、、と悪循環にハマってしまいます。
最悪の場合、心が壊れてしまい、長期休養という事態もありえるでしょう。

そうならない為にも、自分の休息状態を管理していくのは大事なことです。

休むことが難しい理由

その理由を考える前に、
まずはこの記事においての「休息」の定義を自分を取り戻す時間/方法」としておきます。
休むことが難しい=自分を取り戻すことが難しい、のが現代であると思います。

では改めて、なぜ自分を取り戻すこと(休息)は難しいのか、その理由を2つに絞って考えてみます。

①社会合理性との闘い

一つ目は社会背景を踏まえた社会合理性との関係性です。
現代社会は資本主義の枠組みの中で「より大きく、多く、速く」を実現するために、多くの社会人は時間を惜しんで、その価値をつくりだすために奔走しています。

社会を見渡せば、その枠組みを後押しするような走り方は様々に提案され、学ぶ場所、志す仲間も多くいます。

働き方においても、副業解禁、リモートワークの普及等で働く自由度は増えました。しかし、それは一方で24時間どこでも常時接続で仕事ができるようになったことを意味します。(頑張る範囲は広がりました)

加えてSNSの普及で魅力的に思える情報は溢れ、隣の人の活躍は可視化されました。それを見ていると常に自分も何者かになることが求められているような気がします。

それら一連の流れの中では、走ることは正義に見え、立ち止まること(休むこと)は悪であるかのように思えます。

会うべき相手、行くべき場所、学ぶべきこと、しなければいけないことは山のようにある。
少しでも効率良く、多くの事を得て、前に進まなければ。

そんな中で何もしない、そして休むなんてできない。
誰に対してかわからない罪悪感がある。

常に将来の不安の為に、今という時間を犠牲にする。

その流れに逆らって、立ち止まることは相当の勇気が必要でしょう。
走ることは惰性でできるのに対して、休むことには勇気のいる社会」が今の日本だと思います。

②休息リテラシーが低い

休むことが難しい理由のもう一つは個人の「休息リテラシーの低さ」だと考えます。

私たちはたくさんの走り方を学ぶ一方で「休息」や「休み」に対して学ぶ機会はほとんどありません。

漠然と「休み=何もしないこと、自由な時間」という認識で止まっている人も多くいるでしょう。

仕事を重視しすぎるあまりに休みにすることが分からない、早く帰ってもやりたいことがない。
だから何となく、目の前にある仕事に励む。という悪循環の中で生活してしまう。

休むとは何か、どうすれば休めるのか、そもそも何のために休むのか、そういった知識不足が私たちを休みから遠ざけています。

休息の3領域

ここまで休息が難しい理由の一片を少し考えてみました。

ここからは休息を充実するために、休息リテラシー入門として「休息」の内容を少し分解して考えてみたいと思います。

「休息」と一言に言っても、どんな疲れに対しての休息かによって対処方法は変わってきます。

ここでは「身体、脳、心」に分けて考えます。
一般的に左から右にかけて、回復の難易度は高まっていきます。

この理解を押さえるだけで、あなたの休息リテラシーは一つレベルアップです。一つずづ見てみましょう。

身体の疲れ

まずは物理的に体を動かすことによる疲れです。

・朝から晩まで立ち仕事で疲れた
・運動をして疲れた
この疲れは直感的にイメージしやすいかと思います。

対処方法もシンプルです。
しっかりご飯を食べて、体のケア(お風呂、マッサージ等)をして、睡眠を取る。

何もしなくても時間と共に半自動的に解決する疲れです。

脳の疲れ

続いては頭を使ったことによる疲れです。

・勉強をして疲れた
・一日中考え事をして疲れた
・頭脳ゲーム/スポーツをして疲れた

頭を使うことの多いデスクワークの方に多い疲れです。

対処方法はしっかり睡眠を取る、体をリラックスさせるなど身体の疲れに近くはありますが、違う視点もあります。

ポイントは「頭を空っぽにすること」です。

例えば運動。
身体を動かすことによって、脳からドーパミンが出て回復します。
運動を通して身体は疲れる一方、脳はスッキリする経験は誰もがしたことはあるのではないでしょうか。

他にも、Google等の企業が積極的に取り入れている「瞑想」も脳の回復手段の一つです。

意識的に頭を空っぽにすること、リラックスすることが、脳の回復に繋がります。

心の疲れ

三つ目は自分の心を抑えつけていることによる疲れです。

・心配や焦りが消えない
・自分が何をしたいかわからない
・何もやる気が起きない

現代において最も多く、そして最も回復が難しい部分だと思います。

いくら横になっても回復しない。
運動や瞑想をして一時的にスッキリするものの、根本的に治まらない不安や焦り。休日でしっかり休んでいるはずなのに。

心の疲れは身体/脳と違って客観的に休息度合いを測ることができません。
また対処法が不明確で、不確実で、複雑で、曖昧で難しい。

自分の心を抑え過ぎた故に疲れた心。
それを休息させる上で重要なのは「主体性のある行動」です。

言い換えると、「自分が主語になって動く時間」が心の休息に繋がります。

少し長くなったので表にまとめました。
この理解だけでも休息リテラシーの入口には十分かと思います!

休息デザイナーという役割

現代に特に多い「心の疲れ」
それを回復させるために必要な「自分が主語になって動く時間」

しかし、その時間を自らの意志で確保していくのは難しい。。

社会背景もさることながら、個人によって大きく違うからです。
人によっては何もしないことが、また別の人にとっては別の仕事をすることが心の休息に繋がっていることがあります。

心の休息は客観的に見て、休んでいるかわからないのです。

そんな個別具体的で難しい「心の休息」に対して、一緒に自分を取り戻す時間を考えていくのが休息デザイナーです。

自分の心を取り戻す時間(休息)を一緒にデザインします。

そのヒントは現代に求められる「社会性、密なスケジュール、成功、安定、便利」を、意識的にずらして行う「わがまま、余白、挑戦、イレギュラー、不便」だと考えます。

そこに自分の心を回復させるヒントがあると考えます。

全てを話すと長くなりますので割愛しますが、そんな視点を元に私は現在、個別カウンセリングを行ったり、コミュティ運営したり、イベントを企画したりしています!
ゆくゆくは上記を体現するリアルな拠点を持ちたいと思っています!

興味のある人はぜひご連絡を頂ければ嬉しいです!
共に適切な休息から自分を取り戻し、自分軸での人生100年時代を考えていきましょう!

ということで今日は休息リテラシー向上のための休息の基礎知識を書きました!ぜひ参考に自身の休息に役立てていただければ幸いです。

それではまたー!

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