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京都を旅するあなたへ(1)

これはコロナ禍の2021年3月の静かな京都の旅の報告です。
もうこんな京都には出会えないかも。
もう出会ってはいけないのかも。


 賀茂別雷神社 

     (上賀茂神社)

立砂は神山を象ったもの
陰陽の一対

 

 賀茂御祖神社

 (下鴨神社 ) 

マンション建設問題とかで
ゴタゴタしたからか  
糺の森も悲しそうで
何故か写真を撮らなかった

神社の茶店さるや

葵祭中の申の日に食べる故事に由来する
申餅と豆茶。
食べ物だけは美味しかった。

 智積院

真言宗智山派総本山です  
利休好みの美しい庭  
 

朝一番に並びました。
長谷川等伯の障壁画を見るために。
そこは誰もいない空間

[桜図]の前に立ちました。
胸に迫るものがあり
悲しくて悲しくて
涙がぽろぽろ頬をつたいます。


館内放送があり後で知ったのです。
[桜図]は等伯の息子久蔵25歳の作で
26歳の若さで急逝されたようです。

きっと息子を想って、この[桜図]を見て
等伯はたくさんの涙を流されていたのでしょう。

美しい桜の絵から
なぜか深い悲しみが伝わる体験でした。

その悲しみを振り切って
翌年描かれた[楓図]は
生命力を感じるいきいきとした作品でした。

私の好きな堂本印象さんの襖絵もあり見どころ満載のお寺です。

 

 三十三間堂

 
 
 

こちらは二度目ですが 
圧倒される1001体の
静かな美しさがあります。

十一面千手千眼観世音 

堂内の両端の高いところに
風神と雷神像
躍動的なお姿です。

実は中学の時の美術の木彫りで
風神雷神像を彫った渋い私です。
周りの女子はお花や可愛いものを掘っていたのに。 変わってますよね。

 

 方広寺 

京の冬の旅では初公開でした。

 

豊臣秀吉が東大寺にならって
大仏を祀るために創建したのですが、
大仏も大仏殿も失われました。 

本堂に10分の1の大きさの
盧遮那仏坐像があります。

巨大な掛け軸(神龍図)も特別展示でした。

鐘の左上のニ枚の白く見えるところに 

国家安康 君臣豊楽
と彫られています。

豊臣家滅亡のきっかけとなった鐘
日本三大名鐘です。
なんだか言いがかりな気がするけど。

 京都御所


小雨が降る中、朝一番に行きました。
予約はいりませんでした。

雨で浄化され空気が新鮮に感じます。

入口で荷物検査があり
首に下げる番号札をもらいます。
なんだか背筋がピンと
意識が変わるのは私だけ?
雨はやみました。神様ありがとう。

 
御車寄
新御車寄
建礼門
美しい 
都の時代の波動 
人がいないので二人の空間 
この直線の感じが好き 
 
白と焦げ茶のコントラストが好き 
昔が見える 
どんな気持ちで眺めておられたのだろう 

こんな写真では
広さや荘厳さは伝わらないですね。
伝わりそうな写真は
間違って消去しちゃったのです。

自分で行って感じてくださいということかな。

    

明治維新まで天皇のお住まいだけあって
ここは別世界
圧倒的に広い世界
平安時代から明治維新まで
数々の歴史の舞台になったところ  

きらびやかな派手さはなく
威厳や権威を感じる空間

そして喜びも悲しみも
長い歴史と折り重なって圧縮され
そこに残されている感覚

来てよかった
日本人であることに誇りを持とう
清々しい朝に
感謝の気持ちがあふれました。

そう思えた京都御所

皇室グッズや和菓子も売っています。


虎屋菓寮京都一条店
京都御所のすぐ近く
あんみつと季節の和菓子
桜餅

添えられた優しい言葉に
ほっこり
この時間が最高に好きです。

もちろん下の写真が私のです。嘘です。

コロナ禍の貴重な京都の旅
後半は嵐山、嵯峨野編
可愛い写真が待っています。
明日もお立ち寄りくださいね。
          saku旅行社
          妄想部真面目課
          saku

今回は真面目課のsakuさんの
旅のお知らせです。
適当課のsakuさんは
雪だるまになってしまったようで
欠勤です。

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