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教え子からの連絡

2人から立て続けに連絡が入り
嬉しかった

一人はもう卒業して20年がたつ
紆余曲折があり
昨年、突然会いに来てくれた

『会いに来れるようになってからと思って』
それが20年かかった理由

身に覚えがある

私も高校の恩師に会いに行くのに
正に20年かかった

会う自信がつくまでそれほどかかった
男だからでもあるんだろうか

颯爽と高級車に乗って現れた

そんな彼が元いた施設の後輩たちに
退院後の人生を語ってくれた
子どもたちは、いや同席した大人も感動した
経験に基づく話には説得力があった

1年後のつい先日
再び彼は後輩たちに語りかけに来てくれた

しかも前回得られた
子どもたちに必要と感じたスキルを高めるため
自身がそのスキルを磨いての再挑戦
この内容も素晴らしかった

もう一人は卒業して3年の女の子
まだ3年とはいえ既にこの先の自分について
真剣に向き合い始めていた

2人の連絡には共通点があった

自分はこれからどうしていくのがよいか
という問いを持っていた

自分に何が向いているか
自分は何がしたいのか
自分には何が足りないのか
・・・

何歳になってもこの問いはあるのではないか

日常に追われふとした時に思い出されたり
別の何かでまぎらわせたり
その問いがいよいよ鮮明になってはいても現状を打破する一歩が踏み出せなかたり

だが自身の経験もさることながら
そうした問いに真剣に向き合い、一定の答にたどり着いた方々にお会いしてきて思うのは

一歩の勇気と覚悟

それと結局は
そうする必然性が出てくるということ

もちろんどうしようもない外因的な事情もある

だが、向かいたい方向はあるけれど
しがらみや不安、自分では気づかない呪縛的な何かが遮りとなって、時にそれはしない言い訳にもなってはいないか

だから誰かに、何かに
背中を押されるきっかけがほしいということがある

2人には自分が正直よいと思えた道を
ただひた向きに歩んでほしい

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