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【シロクマ文芸部】走らない ※岸辺露伴ルーブルへいくネタバレあり

 小牧幸助さんのシロクマ文芸部に参加します。
 今週はエッセイです。

【走らない】

 走らない、がテーマということで、パッと思いついた人それは岸辺露伴。

 私は、JOJOシリーズにくわしくないのに、JOJOパロで有名な大亜門先生のギャグ漫画「太蔵もて王サーガ」は全巻持っている、というニアミス人生である。
 よって、名言は知っているし、あらすじもなんとなく知っているが、オリジナルを読んではいないという甚だ失礼な部類の人間なのだ。

 岸辺露伴も名前は知ってはいるが、中身までは知らず、
『岸辺露伴は動かない、動かないというくらいだ。安楽椅子探偵みたいなもんだろう』と思っていた。

 高橋一生さんで実写化したとき、満を持してみてみた。
 感想
「……岸辺露伴、動かないというくせにめっちゃ動いてるやん。なんならスポーツジムで全力疾走してるやん。旅行、しまくってるやん」
 そして探偵じゃなかった、漫画家だった。

 内容は、全作面白かった。
 雰囲気も、あの性格も抜群によい。

 お気に入りの話は「くしゃがら」。
 同業者役の森山未来さんの演技に引きずりこまれた。
 もともと森山未來さんを演技の上手い人だな、と思っていたが、徐々に狂っていく演技をあそこまでうまくできるのは日本に一人しかいないと思う。
 観終わったあとに何度も「くしゃがら」と呟いてしまったので、私もちょっと感染している、かも。

 先日、アマゾンプライムで『岸辺露伴ルーブルへいく』があったのでなんとなく観てみた。
 これも面白い……!
 岸辺露伴の魅力満載だった。
 鼻かけ丸眼鏡をかけているシーンがあるのだが、高橋一生さん似合いすぎる!
 あと「モナリザと先生(露伴)似てますねぇ?」という台詞が結構好き。
 うんうん、高橋一生の気品のある風貌とモナリザ、なんか似ているよね、並んでいると眼福だった。この台詞書いた脚本家さんグッジョブ!!

 そんなわけで(どんなわけ?)、動かないというわりにルーブルまでいっちゃった岸辺露伴先生が、『走らない』というテーマで連想されちゃったので書いてみました。

 ちなみに高橋一生さん、この映画でも結構走ってました。
 なんなら殺陣までしてた、笑
『動かない』とは(哲学)

 非常に面白かったです。

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