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sakura(桜)と申します。守り人からの読書好き。育児や読書や書道について週末に投稿…

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sakura(桜)と申します。守り人からの読書好き。育児や読書や書道について週末に投稿中。何かのお役に立てれば幸いです。どうぞよろしくお願いします。/小学校支援員(元小中学校ICT支援員)/Google認定教育者Level1

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記事一覧

固定された記事

はじめまして。

#自己紹介 はじめましてこんにちは。 sakura(桜)と申します。 いろんな場所で数年間趣味について徒然なるままに書いて来ましたが、自分が見たい普通の育児や読書の記事が…

sakura
4年前
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5月に読みたい物語 『リラの花咲くけものみち』 藤岡陽子/著

 2019年5月、わたしは札幌市の大通り公園で青空に映える紫色の花を見上げていた。からっと乾いた空気が心地よく風に乗る。今この瞬間を素敵な瓶に詰められたらいいのにな…

sakura
4日前
10

わたしの #いま始めたいこと は、今始めたいことを考えること。

4月。新年度が始まった。 わたしは新しい職場で“はじめて”の詰め合わせパックみたいな毎日を過ごしている。キョロキョロ回りを見渡して「これはそこにあるのか」とか「こ…

sakura
11日前
10

交差する糸を読者がたどる連作短編『ノウイットオール』 これは五感に呼び掛ける5色の物語。

こんにちは。 面白くて「これちょっと読んで!」と誰かに食い気味に言いたくなる新鮮な作品を読みました。久しぶりに低い声で「マジか」が飛び出した『ノウイットオール』…

sakura
2週間前
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本屋大賞が発表されたので、ガイド本を買ってみた。

楽しみにしていた本屋大賞が発表されました。(拍手) 毎年ワクワクしてこの時を待っています。今年は話題のあの作品が受賞。 大賞作品はこちらでも以前ご紹介して既に持って…

sakura
3週間前
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「おもてたんと違う」体験ができる絵本

こんにちは。 新学期、年度初め。なにかと変化が多い季節ですね。 ちょっと緊張を解きほぐすべく楽しい絵本はないかな。そう思ったところ丁度noteで読みたい!と思う作品の…

sakura
1か月前
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『村上隆 もののけ 京都』@京都市京セラ美術館 開館90周年記念展に行ってきた。

こんにちは。 お仕事が契約満了にて無事に終わって、なんだかスッキリした春休み。そうだ京都へ行こうと悲願の『村上隆もののけ京都』展へ行って来ました!   美術館到…

sakura
1か月前
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Chromebookを愛して丸2年のわたしが、このたびAndroidタブレットを買いました。【LavieT1075】

こんにちは。 春、令和の新入学といえばChromebookやPCを購入される方も多い季節となりました。家電量販店には、高校生や大学生向けの入学オススメパックが展示され賑わっ…

sakura
1か月前
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児童文学賞受賞作品を読んだら、描かれた何かをみつけた話

出会いは突然に         今週訪れた図書館で、玄関にある“新しく入った本コーナー”にある児童書『あたしは本をよまない』が目にとまった。おっとこれは読みたい…

sakura
1か月前
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なぜ、人は健康診断前にだけ食に対してこんなにも向き合えるのか。

わたしは、ちょっとやりすぎたと反省している。 胃はきっと今この瞬間も「気持ちはわかるで、そやけど久しぶりだからってこれは多くないか?」と言いながら食べ物をせっせ…

sakura
2か月前
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5.5合炊きか3合炊きかどっちがいいか問題@炊飯器買い替え時期がやってきた。

ずっと悩んでいることがある。 炊飯器の中の釜のコーティングが、見事にはげてきた。 1箇所、そして2個所とまた増えて そろそろこれは買い替えのサイン。5年間毎日おい…

sakura
2か月前
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会話が続くのに 誰がしゃべっているかがわかるから面白い @『777』伊坂幸太郎

やっとこさ読みました『777』! 2022年ハリウッド映画化された『マリアビートル』と同じ殺し屋シリーズ最新作です。あるホテルでは、物騒な奴らがなにやら動いていますよ。…

sakura
2か月前
15

あなたのお気に入りは入ってる?@小学生が選ぶ“こどもの本”総選挙 結果発表!

2月10日、最新の第4回“こどもの本”総選挙の結果が発表されました! 今回投票した小学生は144,188人。前回と比べて今年はどんなランキングになったのか知りたく…

sakura
2か月前
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よし休む!って決めたら出会った絵本『とんで やすんで かんがえて…』@五味太郎さん

        🐤🐤🐤 ピンチはそう突然に これはあかん。 だって怖すぎる。 三個所お邪魔している仕事先と全く同じシチュエーションのリアルすぎる夢をみたのだ。 し…

sakura
2か月前
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『一線の湖』をもってその画は完成する 〜『線は、僕を描く』続編を読んで〜

こんにちは。 今週の衝撃は『一線の湖』を読んだこと。 この作品は第59回メフィスト賞受賞作で2022年には映画化され話題となった水墨画を描く青年の物語『線は、僕を…

sakura
3か月前
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私のみつけたコーデ新基準「スタバでコートが脱げるか」

困ったもんである。 今夜娘のお迎えに着ていく服が決まらない。 恥ずかしながら、“おしゃれ”とは随分程遠いところで生きてきた。 自然と集まってくるカラーは、白黒グレ…

sakura
3か月前
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固定された記事

はじめまして。

#自己紹介 はじめましてこんにちは。 sakura(桜)と申します。 いろんな場所で数年間趣味について徒然なるままに書いて来ましたが、自分が見たい普通の育児や読書の記事があまりないなと思い自分で読みたいものを書こう!とこちらを開設しました。 ごく普通の母親が、転勤でやってきた地方の市で、 こんなことやってるよ。 こんな本読んだよ。 それらを中心に書いていこうと思います。 キラキラしてないけれど💦かゆいところに手が届くリアル。そんな内容になればと思っています。 趣味は

5月に読みたい物語 『リラの花咲くけものみち』 藤岡陽子/著

 2019年5月、わたしは札幌市の大通り公園で青空に映える紫色の花を見上げていた。からっと乾いた空気が心地よく風に乗る。今この瞬間を素敵な瓶に詰められたらいいのになんて思ったくらい爽やかなあの日の記憶を思い出した。  今週、藤岡陽子さんの『リラの花咲くけものみち』を読むことができた。昨年話題になっていて読みたかったとっておきの1冊。あっという間に読み終わり本を閉じた瞬間、5年前に感じたあの風が急に髪を揺らした気がした。そうだわたし行ったんだ札幌に。この記事の上にある写真はそ

わたしの #いま始めたいこと は、今始めたいことを考えること。

4月。新年度が始まった。 わたしは新しい職場で“はじめて”の詰め合わせパックみたいな毎日を過ごしている。キョロキョロ回りを見渡して「これはそこにあるのか」とか「こうするんだ」のわかった貯金が、1ケ月でいい感じに貯まってきたところだ。 好奇心旺盛で思い付くことがきっと人より多いから、気がつけばポッケの中のミニサイズのメモは見事に“始めるべきことメモ”でぎっしりつまっている。あれもやらなきゃ。これもやらなきゃがありすぎて1日が48時間あればいいのにな、なんて夏休みの小学生みたい

交差する糸を読者がたどる連作短編『ノウイットオール』 これは五感に呼び掛ける5色の物語。

こんにちは。 面白くて「これちょっと読んで!」と誰かに食い気味に言いたくなる新鮮な作品を読みました。久しぶりに低い声で「マジか」が飛び出した『ノウイットオール』。今回のnoteは、私の個人的なこの作品のお気に入りポイントをご紹介します。 第30回松本清張賞受賞作 森バジル著『ノウイットオール』 ジャンルおばけがお気に入り なんと言ってもこれでしょう。今回の作品は連作短編でも珍しい多ジャンルでの展開。もはやジャンルおばけ。小説としてこの先こうなるだろうと無意識な予想をしな

本屋大賞が発表されたので、ガイド本を買ってみた。

楽しみにしていた本屋大賞が発表されました。(拍手) 毎年ワクワクしてこの時を待っています。今年は話題のあの作品が受賞。 大賞作品はこちらでも以前ご紹介して既に持っているので、今回は初めてガイド本を買ってみました。 今年の本屋大賞とは 第21回となった今回の本屋大賞は、1次投票に全都道府県530の書店が参加したそうです。投票基準はシンプル。「読んで面白かった」「もっと売りたい」。そんな推し作品を3つ書店員さんが投票することからはじまるこの賞は、2次投票を経て最終的にトップ1

「おもてたんと違う」体験ができる絵本

こんにちは。 新学期、年度初め。なにかと変化が多い季節ですね。 ちょっと緊張を解きほぐすべく楽しい絵本はないかな。そう思ったところ丁度noteで読みたい!と思う作品の紹介記事に出会いました。これはご縁だと早速絵本を読んだら「おもてたんと違う!」の連続でした。これはおすすめです! それはきっと「思っていた」以上の楽しい体験『じゃない!』・『やっぱり じゃない!』 チョーヒカル 作 ちょっとこれは衝撃ですよ。 (ご存知のかたもいらしゃるかも) 表紙からなんとなくこうだろうな

『村上隆 もののけ 京都』@京都市京セラ美術館 開館90周年記念展に行ってきた。

こんにちは。 お仕事が契約満了にて無事に終わって、なんだかスッキリした春休み。そうだ京都へ行こうと悲願の『村上隆もののけ京都』展へ行って来ました!   美術館到着 午前9:30すぎに新幹線が京都駅に到着。京都駅から地下鉄に乗り換えて東西線の東山駅で下車。しとしと冷たい小雨の降る中、てくてく歩いてぴったり10:00開館時間に京都市京セラ美術館に到着。 なにやら既に黄金色に輝く大きな作品が庭にチラリと見えてワクワクは最高潮。かなり久しぶりに訪れた京セラ美術館は、半地下の新

Chromebookを愛して丸2年のわたしが、このたびAndroidタブレットを買いました。【LavieT1075】

こんにちは。 春、令和の新入学といえばChromebookやPCを購入される方も多い季節となりました。家電量販店には、高校生や大学生向けの入学オススメパックが展示され賑わっていました。 (とりあえず3年間高校生が自転車通学でガシガシ使うなら安価なものでいいと思います。よく修理行きとなります。学校保険があれば入ってね。ICT支援員より) Chromebookを愛して丸2年のわたしが、このたびAndroidタブレットを買いました。 2年間会社貸与のiPadAirを毎日使っ

児童文学賞受賞作品を読んだら、描かれた何かをみつけた話

出会いは突然に         今週訪れた図書館で、玄関にある“新しく入った本コーナー”にある児童書『あたしは本をよまない』が目にとまった。おっとこれは読みたい。 一見してみると可愛らしい児童の学校での姿が描かれているのだけれど、大人が読めば視点が変わって深いお話だった。主人公のユイちゃんが誰かと関わっていくことで変化していくココロに共感し、じんわりと余韻が広がる。 お話のあとには作者に関する情報などが記載されていて、そこではじめてこの作品が『童話と絵本のグランプリ』グ

なぜ、人は健康診断前にだけ食に対してこんなにも向き合えるのか。

わたしは、ちょっとやりすぎたと反省している。 胃はきっと今この瞬間も「気持ちはわかるで、そやけど久しぶりだからってこれは多くないか?」と言いながら食べ物をせっせと消化してくれている。 うん。そりゃもたれる。王と名のつくハンバーガーショップで今だけオトクなビックサイズのランチセットを炭酸ドリンクと共にもりもり食べ、おやつにたった今バスク風チーズケーキを平らげたんだもの。実においしかった。 1年に1回のチャレンジが幕を閉じた。健康診断が終わった。 いつも通り苦手な採血に針を

5.5合炊きか3合炊きかどっちがいいか問題@炊飯器買い替え時期がやってきた。

ずっと悩んでいることがある。 炊飯器の中の釜のコーティングが、見事にはげてきた。 1箇所、そして2個所とまた増えて そろそろこれは買い替えのサイン。5年間毎日おいしいお米を炊いてくれてありがとう。 そしてずっとずっとモヤモヤしてきたこと。 それは 5.5合炊きではちょっと大きくないかな問題。 我が家は基本的に毎日2合のお米を炊飯している。(家族4人) この量は一般家庭よりやや少ないのかもしれない。余ったご飯は長女のお弁当に入れても朝がパン食の日は少し余ってしまう。3

会話が続くのに 誰がしゃべっているかがわかるから面白い @『777』伊坂幸太郎

やっとこさ読みました『777』! 2022年ハリウッド映画化された『マリアビートル』と同じ殺し屋シリーズ最新作です。あるホテルでは、物騒な奴らがなにやら動いていますよ。 ボクシングの映画をみたら、余韻の力で自分がボクサーだと認識してそのまま街を歩く現象。その現象と同じように、わたしは今舞台となったホテルにたまたま居合わせた客になっている気分。ちょっとキャリーケースを預けてくるわね。 では 鉄は熱いうちにと、感想などをお届けしたいと思います。 やっぱ凄いのよ会話がまじで

あなたのお気に入りは入ってる?@小学生が選ぶ“こどもの本”総選挙 結果発表!

2月10日、最新の第4回“こどもの本”総選挙の結果が発表されました! 今回投票した小学生は144,188人。前回と比べて今年はどんなランキングになったのか知りたくてワクワクしていたら、書店でリーフレットを発見しました。早速見てみましょう!📖 1位から10位がこちら📣 1位 りんごかもしれない   作/ヨシタケシンスケ こちらの大人気の『りんごかもしれない』は、なんとヨシタケシンスケさんのデビュー作品なんですよね。しかもあの衝撃から10年というのがびっくりです。ここで前回

よし休む!って決めたら出会った絵本『とんで やすんで かんがえて…』@五味太郎さん

        🐤🐤🐤 ピンチはそう突然に これはあかん。 だって怖すぎる。 三個所お邪魔している仕事先と全く同じシチュエーションのリアルすぎる夢をみたのだ。 しかもご丁寧に三本立て。 頭の中のキャパオーバー具合が夢で急に知らされた。一晩中頭が休んでいない。ちょっと休まなくてはいけないかもしれない。 時を同じくしてnoteでは岸田奈美さんが休業を宣言された。1週間のお休みである。 「そうか。うん。やすむことはいいことだなあ」そう独り言でつぶやいたら 『いや君もな』っ

『一線の湖』をもってその画は完成する 〜『線は、僕を描く』続編を読んで〜

こんにちは。 今週の衝撃は『一線の湖』を読んだこと。 この作品は第59回メフィスト賞受賞作で2022年には映画化され話題となった水墨画を描く青年の物語『線は、僕を描く』の続編にあたります。 そこあったのは、単なる“その後”ではなく“そこからさらに広がった先に見えた壮大な景色”でした。 続編であって下巻である 『一線の湖』は、前作『線は、僕を描く』から2年後のお話です。 あの続きが読みたいとワクワクして本を手にした私が、夢中でページをめくりラストにたどり着いたころに感じた

私のみつけたコーデ新基準「スタバでコートが脱げるか」

困ったもんである。 今夜娘のお迎えに着ていく服が決まらない。 恥ずかしながら、“おしゃれ”とは随分程遠いところで生きてきた。 自然と集まってくるカラーは、白黒グレーにベージュ。無難最高。 一段と寒くなった今週、真冬の暖かいグレーのニットがあったはずと引き出しから1着えいっと取り出したらそれは予想通りくたびれていてちっとも素敵な服じゃなかった。声にでた言葉は「まじか」ではなく「ですよね」。 これはいい加減良い加減にしなくてはいけないと、クローゼットを開けてすぐさまそっと閉