見出し画像

2023年度全担当講座終了!~独りぼっちの受験生に~

1月27日の直前講習早稲田日本史(横浜)を以て、私の担当する2023年度の全講座が終了した。

正確には、あと数回、単発のお仕事があるのだが、パンフレットに載っている講座という意味ではすべて終了した。

今年度は通常期・講習期間ともに多くの授業を頂戴し、また模試や問題集の執筆、映像授業出演などもお任せいただいて、非常に勉強になった。

特に8月の上旬は撮影・原稿・授業すべてが重なっており、今思えばその時の記憶がほとんどない(笑)。

急に授業がなくなったわけだが、いわゆるこのオフ期間もいろいろとせかせか動いていることになりそうで、

まずは抱えている原稿やその修正依頼に対応しなければならない。

さらに新年度の授業収録も控えており、数年前のように「暇すぎて病む」みたいなことはもうなさそうである。

受験生に、後期通常授業・冬期講習・直前講習の全担当講座で言っていることがある。

受験生諸君は2月は”独りぼっち”になる。
独りで過去問に向き合い、独りで自分の点数に向き合い、そして独りで合否に向き合うこととなる。

学生によっては、支えてくれる家族がいたり、予備校スタッフがいたり、友人がいたりするし、もちろん私も遠くから応援するのだけれども、

少なくとも日本史科の講師に日本史の相談や質問をできる機会はほぼゼロになる。

そうしたときに、

独りで過去問を分析し、独りで苦手分野を発見し、独りで克服しなければならない。

私の所属する予備校では冬期・直前期には講義系ではなく演習講座がメインになるので、上記のことを念頭において「受験生として独り立ちできる」ような解説を毎年・毎回の講座で心掛けている。

頭と手を動かして、大学が必要としているチカラを養って大学へ行く。

その橋渡しをするのが演習講座である。

冬期講習や正月特訓の第一講開口一番に解答を配るのもそのためで、

何も学生は答え合せをしに私の授業にくるわけではないのだから。

過去問を解いて〇✕をつけて一喜一憂することが「演習」ではない、

そうしたことを今年も伝えられたのではないかと思う。

春はすぐそこ。

一生勉強、何のこれしき。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?