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第2回DJイベント「サラダボウルと煮込みシチュー」ができるまで。(3)多拠点開催のジレンマ編

第1回イベント開催から5年という膨大な時間が経過しましたから、出演者それぞれに様々な環境の変化、ライフイベントが起こったことは言うまでもない。なにせ言い出しっぺの主宰がSNSから全面撤退、諸々の事情により音信不通をキメ込んだ事実はその何よりの証左で。本当に関係各位にはジャンピング土下座くらいでは取り返しのつかないお粗相をやらかしました。猛省。

よくぞこんなおじさんを見捨てず構ってくれた先輩同期後輩達には感謝しかありませんが、しかしそうした繋がりを絶やさない為にもDJイベントへの招待を止めたくはない。しかし本当に様々な要因から、お声掛けを躊躇してしまうケースは意外と少なくない。結婚、出産、転勤、栄転などなど。そもそもこんな泡沫DJイベントが貴重な休日の手枷足枷になってはならない訳で。

いきなり本題

ならばそれぞれのご家庭、それぞれの環境から参加してもらえれば解決可。言葉にすれば容易く聞こえますがしかし一筋縄ではいかぬ現状を主宰は割と理解しているつもりで。例えば今年、お盆休みの一時を彩ってくれたTwitch毎年の恒例行事「RTA in Japan」でもその片鱗が見られ。走者各人のネット環境、PCスペックに依存した運営形態ゆえ起こるイレギュラーの数々

オンライン環境だけで完走できるイベント形式ならまだしも、これがレンタル配信環境ありきの自主企画の場合相応の事後対応が必要に。例えばそれは延滞料であり、キャンセル料であり。間際にドタキャンなんて事態にもなりかねない。現に第1回の直前だって大寒波が来た。視聴者様からのカンパやスパチャありきの運営となれば尚更死活問題。

事前準備や予行練習では洗い出せない危険性があって。

やってみないとわからない面白さのメリットデメリットについて、果たしてどこまで自覚的か。赤が出たって別にいいんですけど、流石に限度はあるよねって話で。小銭稼ぎが目的でない自主イベにしろ、それ相応の事前準備と当日の働きぶりには当然お支払いするべき。前回はそれが十分にできなかった、しかし今回こそはとの意気込みがある。

という訳で若干心苦しいですが、苦渋の選択を。

最小限度のエントランスフィーを設定予定

クラウドファンディングなんて大袈裟な話にはせず、あくまで投げ銭の延長線上くらいに考えて下さい。例えばnoteは有料記事が投稿できますよね、あれを活用すれば限定公開の配信チケット代わりになるのかなと。運用資金に充てるにも集客スパチャ投げ銭を頑張っても到底ペイできないはずなので、本当にお気持ち程度で結構です。

配信プラットフォームは現在のところTwitchを予定。DJ配信「:placeholder」用に開設しその後放置してしまっていたアカウントをここで活用、権利関連は都度自動でミュートがかかるって親切設計です。恐らくアーカイブ保存は難しいと思われますので、後日プレイリスト化しこちらでシェアしたいと考えています。段々それっぽくなってきましたね。

Roadtripを用いた疑似オンライン化テストの雑感

以前こちらでチラッと触れた話題、鮮やかに伏線回収。主宰のサブスク主戦場であるSpotifyと連動したアプリケーション、アカウント取得者のみの招待制コミュニティを作成後ライブラリから思い思いに選曲し逐次プレイリストへ追加。ボウリング場のジュークボックスをご想像頂ければ話は早い。あとはチャット欄に思いの丈をぶちまければこれってもうDJイベント同然では。

スケジュールの都合で惜しくも第1回参戦が叶わなかった愛すべき後輩DJを誘い合わせ、休日のゴールデンアワーに各人特殊性癖全開の選曲を繰り出し大いに盛り上がった。昨今のコロナ禍でついつい忘れかけていた記憶、他人に一切邪魔されず音楽で好き勝手やる姿勢をここまで貫いた数時間が未だかつてあったか。予想を超える振れ幅と高揚感。これだよこれ求めてたのは。

伸び白と葛藤

難しさが付き纏う。万人が納得する形態なんてなくて、つまりどこに着地点を置くか。批判の声をゼロに抑えるなんてのは不可能であって、せめてイベント趣旨や目指す方向性に共感頂けた貴方に向けた運営形態を模索したい。あくまで安心安全な進行を前提に。専門家同士でも見解が分かれる程ですから、般ピーにはゼロリスクなんて無理ゲー。あの手この手でリスク軽減。

また関西圏では日々刻々と感染状況が変化してくることはもう間違いないですから。それこそ、PCR簡易検査キットを人数分用意する覚悟だってある。パフォーマンスなんかじゃありません、感染対策の本気度が示せるのなら一切の迷いなくやる、それだけです。しかし改めて思う。安心安全を目指すほど無尽蔵にコストがかかる。泡沫イベントの宿命でもあります。

とはいえ次回、会場下見編

コロナ禍の影響で、大好きな豚骨ラーメン屋さんも、馴染みの居酒屋さんも閉店してしまいました。アタリを付けた会場候補地が敢えなく店仕舞いするなんて悲劇が生まれる前に攻めの一手、当日オファー予定のDJも複数名同伴の上。実地調査でしか見えてこない諸要素の数々、思わぬアイデアが誕生等の嬉し恥ずかしハプニングにも期待しつつ。続報を待て。

2021年 某日

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