見出し画像

世界は広いし、意外とやさしい。のかも

今年度で社会人7年目になりました。すっかり社会人生活も板について、日々の自己管理を自分でやることも当たり前になりました。社会全体で見たら、7年目なんてまだまだペーペーで、今いるチームでも私が最年少で、本当まだ若造の域なんだなぁと実感しています。

学生時代から社会人、転職を経ての今を振り返ると、世の中にはいろいろなひとがいるし、価値観もいろいろ。自分が見えている範囲の世界ってけっこう狭いんだなと気づきました。そして、漠然と社会って怖い!って思ってたけど、意外と優しい人やいい人もいるもんです。(もちろん嫌な人も時々いるけどね!)

もちろん社会では結果を求められるので、それが苦しかったり怖い時、仕事自体がつまんないなーなんて時もあるのだけど、心がけ次第で良い状況に変えることができました。そこで意識していたのは「まず自分がいい人であろう」ということでした。いい奴じゃない人に何かしてあげようと心から思うのは結構難しいし(わたしもできない・・)、まずはその場所でいい人として頑張ってそれで評価されないなら、居場所を変えることも考えていいんじゃないか、と考えていました。

人生スタートは、「他人が全員怖い」

物心ついたときから人見知りが激しくて、他人(家族ですらも…)が怖いと思っていました。自分から何かするのは恐ろしいし、何かしなきゃいけないときはいつも恐る恐る、といったような調子でした。いつも遊びに誘ってくれる人に対して、自分から誘うことはできるけど、遊んだことがないとか話しかけたことがない人に対して、自分から何かすることが恐ろしすぎて何もできませんでした。

今思えば何を恐れていたんだろう…という感じですが、当時は新しいことをして、その先が予測できないことが怖くて、何か自分が不利益を被ったり、辛い気持ちになるんじゃないかと、ありもしない"ナニカ"に怯えていたんだと思います。

社会人の世界に触れて

社会人1年目〜3年目は、40人程度しか社員のいない下請け開発会社で、開発エンジニアとして働いていました。就活が惨敗で選考に落ちに落ちまくってやっと入社できた小さな会社でした。

社会人ってみんなすごい!って思っていたけど、現実はそんなもんじゃないとわかりました。確かに仕事の知識はやれば増えるので、そういう経験の面では確かにすごいのですが、人として尊敬できたり、「この人についていきたい!」なんて思うような社会人には、その会社では出会えませんでした。(ちょっとだけ愚痴ると、会社の飲み会で社員がみんなゲームの話をしてて、ほぼゲームをしない私はまったく話題についていけず。。話に入れない人がいるのに、話題を選ぶことができないような会社は辞めよう・・となりました。)

そういったこともあり、転職をしたのですが、零細企業から一転、入社したのは当時3,000人ほど社員がいるような大企業でした。本当は大企業は入りたくない(大企業は安定しているから入社する安直奴、と思われたくないという謎のプライド)と思っていたのですが、会社のビジョンや面接してくださった人の話や考え方がいいなと思って入社しました。

入社して感じたのは「仕事できる人ってこんなにいるんだ!!」という衝撃でした。ちゃんと会話が成り立つし、面白い人もいて、仕事している感のある人(実際ちゃんとしている)がいっぱいいました。いろいろな人に触れられる、という意味では大企業はとても良いと思います。

やっと出会えた、人として尊敬できる人たち

いろんな人がいて、仕事ができる人たちも多数いたのですが、「この人みたいになりたい!」と思えるロールモデルのような方にはなかなか出会えませんでした。人として好きだなとか面白いなとかはあるんですが、自分のやりたい方向性とは違っていたり等々…。

紆余曲折あり、社内で部署異動することになり、今までのエンジニア職からの新しいチャレンジとしてコンサルタント職になりました。新しい知識も求められ、業務内容もお客さんと折衝することが多くなるなど、やりたいことではあったものの、今までにない仕事で不安でいっぱいです。

そんな中で部署の上司、先輩方がたくさん教えてくれて、フォローもしてくださいました。大したことができない自分でも大きな裁量をもたせてもらい、自由にやりたいことをやらせていただける環境にしてもらいました。いつも明るく楽しく仕事ができる環境を作っていただき、頑張ったことには褒めてくれ、悩んだときには的確なアドバイスをくださいます。

そんな人として尊敬できる人と仕事をさせてもらえる状況になり、とてもありがたい環境だなと感じています。

今の部署に来るまでは、がむしゃらにもがいていた感じでした。頑張ってるつもりではありけど、それが結果に反映されているのか、と疑問を持ちながら、とりあえずやるみたいな状態でした。でもそれが回り回って、運やタイミングの要素も強いですが、今納得できる場所に来ることにつながっているので、無駄ではなかったと言えます。

いい人であろうぜ!

今、自分が納得できる場所にいないとか、この人みたいになりたいとかがない、って人も多いと思います。そこでお伝えしたいのは、今の環境が全てだと思わなくていいし、世界は広いし、人もいろいろ。ということです。嫌ならそこを出るって選択肢もあってもいいと思います。一番自分が力を発揮できる場所を見つけることが、お互いにハッピーになれることだと思います。

ただそのときに、その場所にいけばいいというよりは、その場所で「いい人である」ことが大事だと思います。結局待遇や人が良く恵まれた場所であっても、「あれもこれも欲しい」とばかり言っていたら、いずれ愛想を尽かされてしまいます。

納得や自分がやりたいことはいずれ変わっていくと思うので、また新しい道が見つかるかもしれません。世界も、世の中もひろいから、固定的な考えではなく、柔軟に未来を見ながら、やりたいことを考えながら進めたらいいなぁと思っています。

つらつらと書いてきてしまいましたが、「いい人」であれば誰かが気づいてくれて、もっといい場所に引っ張ってもらえるんじゃないかと思います。いい人は常に必要とされている存在ですので!考え方の参考になれば幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

salar


この記事が参加している募集

転職してよかったこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?