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【営業の教科書NO.109】マーケティングをどこでやるべきか

〜今日のポイント〜

●伸びているプラットフォームがあれば、そこに便乗する
●新規集客よりも、既存顧客の満足度アップ・リピートアップの方が重要
●CPA(顧客獲得コスト)はコスト。LTV(顧客生涯価値)を伸ばすことが大事

〜ラジオ内容はこちら〜

マーケティングをどこでやるべきか、ということを今日のテーマにあげていますが、今はWEB広告がやれる方法はたくさんあります。Googleでリスティング広告、広告を出稿、Facebookやツイッターでも広告がありますし、インスタやアプリもそうです。今だったらマンガアプリを読むと必ず広告が入ってきますが、それもWEBマーケや広告の手法の一つとしてありえます。

◆ポイント①伸びているプラットフォームがあれば、そこに便乗する

どこを狙っていくのか、特に個人とか、小さい予算で狙っていくときは何を狙うかですが、まずは伸びているプラットフォームがあればそこに便乗した方がいいです。今回インスタを始めたのはタイミングとしては遅めですが、まだまだインスタのフォロワー、読者層は伸びているからです。インスタがガンガン伸びているゆえにFacebookやツイッターの伸びは鈍化しています。伸び切っていると後は取り合いですが、伸びているところは自分が使うことによってその伸びに便乗できるので、一緒に使い続けることによってその伸びに合わせてマーケットが取れていきます。

今ブロガーでぐいぐいいっている人たちというのは当時はまだGoogleのSEOとかで注目されていなかったタイミングからコツコツとブログを書いていた人たちです。Googleの検索フォルムがどんどん増えていったタイミングで、そこに便乗してのっかって伸びていきました。なので伸びているプラットフォームを見つけてそこに便乗して伸ばしていくというのはやり方としては結構ありです。そういうところにアンテナを張っておくことは大事なポイントです。

最近は動画が狙い目ということで、ユーチューブを私も配信していますが、ユーチューブも狙っている人は多くて、最近では芸能人で本田翼さんとかがゲーム実況の動画をあげて一気に伸びました。あとはキングコングの梶原さんのカジサックなどものっかってきていて、動画をみんなが狙っています。みんながマーケットを伸ばしていて、その分競合が増えると懸念されることもあります。しかし、今からマーケットが伸びるタイミングであれば競合はどんどん増えてくれたほうがプラットフォームを伸ばしに行くという発想でいくと強豪の取り合いと言うよりマーケットの伸びのほうが勝つケースも多いです。そういうところをアプローチしていただくのもありかなと思います。

◆ポイント②新規集客よりも、既存顧客の満足度アップ・リピートアップの方が重要

マーケティングについての考え方ですが、今はインスタとかユーチューブを新規の集客に使っているんですが、マーケティングにガチで取り組むタイミングはある程度既存顧客の満足度アップ、リピート獲得ができるようになってからやるべきです。新規のユーザーが増えれば増えるほど個々のユーザーに対するサポートがおろそかになることは必然で、それに対してどう対処していくかということが仕組みとして固まっていないタイミングではユーザーの獲得はやるべきではありません。

◆ポイント③CPA(顧客獲得コスト)はコスト。LTV(顧客生涯価値)を伸ばすことが大事

ユーザー獲得は基本的に一番最後にやるべきで、サービスや仕組みが整ってから初めて人を増やす、顧客を増やしていくアクションが大事になります。マーケティングの中でお客さんと話すと、顧客獲得コスト(CPA)がどうなの?という話になりますが、ここはあくまでもコスト削減です。新規のお客さんが入ってくれれば売上が増えるよね、という発想で捉えられがちですが、あくまでも顧客獲得コストなので、コストを削減して新規でどれだけ売上を上げるか、というよりは一人のお客さんからどれだけ多くの売上をもらえるかです。LTV(顧客生涯価値)という発想なんですが、そこを伸ばすことができるようになってから初めて顧客コストを下げにいく、顧客獲得コストを使う動きをするべきだと考えています。

会社員として、サラリーマンとして、新規の営業をミッションとして課せられているとこの発想は難しいかも知れませんが、例えば自分のサービスを持っているとか、ベンチャーで自分がマーケティングの担当になっていますとか、そういった人が見るときには、LTVがどれぐらいになっているのか、という発想で広告やマーケティングの予算を考えてもらうことが大事です。

◆今日のまとめ

あくまでビジネスはすごく単純で、かけたコスト、費用分を売上でどれだけ回収して倍にして利益を出すか、それだけのゲームなわけです。そのゲームに勝つためにはまずコストを下げるか、売上を増やすしかないです。コストを下げる動きは基本的には削ってしまえばすぐにできますが、LTVを伸ばすためには本当にお客さんと向き合って仕組みをこつこつ改善して頭を振り絞ってやっていくしかないので、ここをまずやってからマーケティング、顧客獲得に動くという発想はすごく大事なポイントです。ぜひ意識して取り組んでいただきたいとお話させていただきました。

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