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山梨へ 〜奥野田ワイナリーさん見学〜

密を避けてお出かけ。良いお天気でした。トップ画像は土曜日朝の富士山です。

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勝沼にある奥野田ワイナリーさんへ。

家族と従業員6人でやっているこじんまりした自然派なワイナリーさんです。

今のご時世、ワイナリー見学が出来なくなっている所が多いのですが、2名から開催しているとの事でありがたく見学させて頂きました。

事前に10:15〜の回を予約しておきました。金曜日という事もあって、私と家人の2人だけで、約50分。色んなお話が聞けて良かったです。

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葡萄畑は気持ちが良いですね。まだ4月なので芽はちょっとしか出ていませんが。

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こちらは富士通さんがオーナーになっているファーム。福利厚生で、農業体験されているそうです。面白そうですよね。収穫は結構大変みたいですが😅

施肥をしないオーガニックな農法で作られているそうですが、オーガニックと表示するにはJAS認定を取らなければならず、その為に高い金額を払わなければならないとか。当然その費用をワイン価格に上乗せしなくてはならなくなるので、必然的にワインが高額に→誰もハッピーにならない、のでやってないそうです。

まぁこういった事はどの世界にもありますよね😩

蔵の中に入ると

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樽でねかせています。ピンクが可愛い💕

此方は瓶に詰めた状態のワイン

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ちょっと分かりにくいですね。すみません。

実は蔵の天井近くまでワインの在庫が積み上がっています。スタッフさん曰く、十何年勤めていてこんなに積み上がってるのは初めてだそうです。飲食店の影響がモロに出ていますね😿 後で書きますが。

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最後はワインの販売場所へ行き、試飲しました。

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4種類頂きましたが、どれも美味しかったです。右から2番目のハナミズキのエチケットの白ワインが一番気に入りました。ハナミズキの絵が二種類あるので2種類とも連れて帰る事に。とっても華やかな味でした。

後で聞いたところ、絵は奥様が描かれているらしく。絵心のある人っていいですね。羨ましい。


案内して下さったスタッフさん、たくさんお話して下さいました。

コロナ禍の影響がもちろんワイナリーにも。

飲食店でのワインの購入数が減ったのはやはり大打撃のようです。家人が定年まで完全在宅となったさみみ家では逆にいつもの年より🍷の消費量が大幅に増えてしまっているので、今一つよく分かっていませんでしたが、家では飲まない又は飲めない家庭って結構多いみたいですね。

奥野田ワイナリーさんのような小規模なワイナリーさんであれば、元々が出荷数が少ないので個人消費が伸びていれば在庫が積み上がる程の打撃でもないのではないか、と思っていましたがとんでもなかったです。

自分の想像力の無さに _| ̄|○

コロナ前に大口契約しているインポーターさんがかなりキツそうなのは存じておりましたが。

先に写真でもあげましたが↑

瓶詰めしたワインが売れてないので、倉庫に瓶がいっぱい

→瓶の置き場所が無いのでワインを瓶に詰められない

→瓶に詰められないので樽にワインがいっぱい入ったまま

→樽がいっぱいなので、タンクから樽へ移せない

→タンクが一杯なのでワインの仕込みが出来ない

→ワインの仕込みが出来ないから葡萄が要らない

→葡萄が要らないからワイン用の葡萄を作っている農家さんがワイン用の葡萄を伐採して食用の葡萄を作り始める

→ワインの需要が再び伸びてきても、もう以前のようにワイン用葡萄が供給出来ないない


という非常に厳しい状況になりつつあるとか。

元々山梨県は農業従事者が減ってきていて、年間300人山梨に移住して農業してくれないと山梨の農業は10年後には破綻する、と県知事も公言したとか。そこにきて、このコロナです。

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私たちにはワインを消費する位しか出来ないので、取り敢えず7本買って帰りました。それにしても奥様の絵、素敵ですよね💞


厳しい時代ではありますが、こうして美味しいものが頂けたり出来るだけでも本当に幸せだと感じた一日でした。

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🍇にも感謝を。良い実をつけますように。






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