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46.「母を超えた母に」|まつまるさん【応援note #6】

「他人から見た自己紹介を書いてほしい」

応援noteの応募理由を聞くと、そう返された。
なので、とりあえずまつまるさんの情報をまとめてみる。

松丸愛(マツマル チカ)
笑顔ポケモン

カントウ地方の千葉に生息。小中学校は女子校に通い、高校は外部の共学に通う、ちょっと不思議な経歴を持つ。
タイプ:22卒就活生
得意技:書道、笑顔
性格:すなお、負けず嫌い

冗談はさておき、なんとなくまつまるさんについてわかってもらえただろうか?

ここからは、まつまるさんの性格と今後の夢、今悩んでいることにフォーカスして話していきたい。

↓まつまるさんTwitter


■松丸愛という人

Zoomをつなぐと、まつまるさんはパッと笑顔になった。

とてもステキな笑顔。
これが、まつまるさんの第一印象だ。

話をしていてもよく笑うし、よく笑わせようとしてくださる。笑神様の化身かと思うくらい笑顔のあふれた方だった。

私が思う、まつまるさんの1番の魅力は、その笑顔だと思う。
聞けば、たしかに「よく笑うね」とほめられることが多いそうだ。

だがその一方で、「よく笑う性格」は、まつまるさんの悩みでもあるそうだ。

授業の発表の時など、誰かの前に出たら笑ってしまう。自己紹介ですら笑ってしまうそうだ。

「笑っちゃう原因は、たぶん照れ隠しなんだけどね…」

たしかに、自己紹介でいちいち笑ってしまうのは、就活生としては致命的かもしれない。

だが、話しやすさを感じるほどの笑顔は、やはりまつまるさんの1番のチャームポイントだと思う。


笑顔に加え、もう一つまつまるさんの素敵なポイントがある。

それは、「素直さ」。
一番表れているのは「頭のいい子と同じことをしてれば頭がよくなれるシリーズ」。

例えば、幼いころから医療関係者を夢見ていた話。

目指し始めたタイミングはかなり昔らしく、きっかけはきちんと覚えていないそう。しかし、お母様から聞くところによると、「賢い友達の真似をして医療ドラマを見ていた影響」が強かったそうだ。

賢い友達の真似をすれば賢くなれると信じていた小さい頃のまつまるさんが愛らしいし、しかもしっかりそれに影響され、医療関係者を目指すところもかわいい。

現在通っている学部も、理学部の中では一番医療に近いところなのだそうだ。

もうひとつ。
まつまるさんは高校生の時に数学部に所属していたそうだ。
その理由も、数学部は頭がいいと有名だったからだと教えてくださった。

なお、まつまるさん曰く、みんなパズルやナンプレをしていて、楽しかったものの、あまり頭はよくならなかったそうだ笑


そして、まつまるさんを語るうえで欠かせない要素がひとつある。
それは「書道」だ。2歳のころから大学3年生になる現在まで続けてる。

たいていの人が習い事を高校卒業時には辞める中で、なぜ、今なお続けているのだろうか。

直接まつまるさんに聞いてみると、「続けようと思ったきっかけは、自分の負けず嫌いな性格というか、反骨心のせいだ」と教えてくださった。

と言うのも、まつまるさんも高校卒業と同時に、書道は引退しようと考えていたそうだ。

しかし、書道教室の先生に

「どうせまつまるも高校を卒業したら辞めるんだろうねぇ」

と言われたことが、勝手に決めつけられたような感じがして嫌だった。

その言葉がきっかけで、大学に進学した今でも、書道を続けているのだという。

現在は新たに「師範の資格を取る」と目標をもち、奮闘していると教えてくださった。

負けず嫌いな性格が出た経験は他にもある。

例えば、小学生のころ習い事でやっていた水泳。
体育がそんなに得意ではないまつまるさんだったが、唯一、水泳だけは習っていたのでチャンスだと考えていたそうだ。

「めちゃくちゃ早かったわけではないけれど、早い集団と混ざって泳げるくらいには泳げたんですよね。何かひとつでいいから体育で目立ちたいと思っていたので、水泳は特にがんばりましたね」

それから、高校受験もそうだったと教えてくださった。

小中高一貫の学校に通っていたまつまるさんだが、高校は外部の学校を受験し、そこに通っていた。

その受験期を乗り越えることができたのも、塾の先生が「そんなことしていたら大学受験失敗するよ」と叱咤激励してくれたからだそうだ。

その言葉に負けん気を発揮し、また「中学まで通っていた学校より偏差値の高い高校に行ってやる!」という心構えで受験を乗り切ったそうだ。


まつまるさんはこの負けず嫌いな性格を強みとしてとらえているようだった。

「負けず嫌い精神を無くしたら、成長が止まってしまう気がして」

実際、その精神のおかげで今までがんばろうとか、続けようと思えた事実がある。


松丸愛さんは、笑顔がチャームポイントの、素直で負けず嫌いな方だということが少しでもお分かりいただけただろうか。



■親想いな松丸愛

周りに一貫して「こういう性格だ」といわれることが少ないと言うまつまるさん。

それは、相手の性格などによって話し方や内容を変えているからでは、と自身で分析している。

相手によって対応を変えてしまうことはだれにでも起こりえることだし、そうあるべきだと私は思う。
まつまるさん自身も、相手によって顔を変えてしまうことを良しとしているようだった。

「私、十一面観音みたいになりたいんです。相手によって自分のいろんな面、いろんな性格を出していって、みんなを幸せにしていきたいって思うから。
そこに軸があるなら、顔が違ってもいいと思うんです。『信念のある八方美人』が目指すところですね」


そんなまつまるさんだが、多くの社会人の方に褒めていただけるポイントがあるそうだ。

それが、「親想い」であるということ。

まつまるさん自身は松丸家の末っ子として育った。
両親は子育てにもなれたはずなので手を抜いて育ててもよかったはずなのに、本当に手をかけて育ててもらえたんだと話してくださった。

例えば、書道。

書道教室は、好きな時間に行って、好きなだけ練習して帰るような体制だったらしい。いつもその送り迎えをしてくれたのはお父様だったそうだ。

夏場の熱い中でも車で送り、いつ帰りたいというかわからない娘のために駐車場で2時間待っていたりということがよくあったらしい。

特に作品展の前になると、毎日教室に行って書くことが多かったので、毎回送り迎えしてくれたお父様にはとても感謝しているのだと教えてくださった。

また、中学生の時に4時に起きて勉強したときも、お母様は同じタイミングで起きて、お弁当をつくったりしてくれていたそうだ。

しかも、まつまるさんは早起きできた日にはご褒美としてお菓子を食べてもいいとしていたらしいのだが、それに気づいたご両親が、お菓子を事前に買ってくれるようになった。

自分の都合のいい時間を決めて勉強していただけなのに一緒に起きて付き合ってくれ、さらには勝手なご褒美システムに気づいてそれの手伝いをしてくれたことに、感謝の気持ちが止まらないそうだ。


そうしてご両親の小さな支えに気づくことができるのは、気づこうとする努力とそれを当たり前と思わない心が必要になる。
まつまるさんは、そのふたつを兼ね備えているからこそ、他人から褒められるくらいご両親に対する感謝の気持ちがあるのだと思う。

そしてまつまるさんは今、ご両親の晩酌に付き合うことで少しでも親孝行しようと考えているらしい。

「おかげで友達と飲んでる日は連絡が入るんですよ~。母から『お父さんがさみしがってるよ』って」

それきっとお母さんもさみしがってるやつですよね、と笑ってしまった。

「親孝行と言っても、両親のお金でお酒飲んでるだけですけどね」とまつまるさんは謙遜された。
しかし、「さみしい」と連絡が入るほど必要とされる価値を生んでいるのであれば、それは立派な親孝行だと感じる。


まつまるさんの将来の目標のひとつに、「母を超えた母になる」があるそうだ。

まつまるさんがお母様に愛され、尊敬しているからこそ、それを超えた人になりたいと目標がたてられるのだろう。

尊敬する人の、さらに上を目指す。
その尊敬する人が身近にいることを感じ、それを目指し超えようとする姿勢は、とてもかっこよく感じた。



■悩みごとは就活

まつまるさんは現在大学3年生で、2022年卒業予定だ。

22卒の方は現在就職活動真っただ中で、まつまるさんも、もれなくそのうちの一人となっている。


しかし、まつまるさんにはまだめぼしい企業も業界もないそうで、それが悩みの種になっているらしい。

今は、インターンに参加したり、Twitter上で知り合った社会人の方々とお話しする機会を通して、自己分析を進めている状態だそうだ。

私も、まつまるさんと同じく、Zoomでさまざまな社会人の方々とお話させていただくのだが、その人を通して業界のことを調べるきっかけになったり、企業について知ることができる。

だから、就活を意識している学生にとっては社会人の方とお話しできることはとてもありがたい。

今回のnoteでまつまるさんに少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ声をかけてみてほしい。聞き上手なまつまるさんなら、たくさんのことを吸収していってくれるに違いない。

就活について絶賛お悩み中のまつまるさんだが、彼女には小さな夢がある。
それは、「子どもがさみしくならないような社会をつくること」だ。

とてもご両親に感謝されているまつまるさんだが、ご両親が共働きだったこともあり、さみしい想いをすることも少なくなかったそうだ。

自分のような子どもが減ってほしい、せめて自分の子にはそんな思いをしてほしくない。
そんな想いがまつまるさんにはある。

子どもがさみしくならないような事業をしている企業があればそこに入社を考えたいし、もしそれが叶わないなら、例えば職場に保育園が併設されているなど福利厚生の面でカバーされている企業だと嬉しいと話してくださった。

そしてもうひとつ、まつまるさんが企業を選ぶ際にこだわりたいと話してくださったのが、会社の雰囲気。

特に、ちゃんと話を聞いてくれるような企業に入りたいと話してくださった。

「人事さんや社員の方が、年下の話をちゃんと聞いてくれるような雰囲気かどうかは重視したい。相づちうってくれる人が多い企業に入りたいと思ってる」


「さみしい思いをする子どもが減ってほしい」というまつまるさんの想いが叶えられ、話を聞く姿勢のある、明るい会社、さらに言えば、まつまるさんの笑顔や素直さが活かせるような企業が、まつまるさんと一日でも早く出会えるよう願いたい。

もし当てはまる企業に心当たりがある方がいれば、ぜひまつまるさんに声をかけてほしい。

素敵な出会いがありますように。


↓まつまるさんTwitter


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