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物事を考え、文章を書く人におすすめの本とアプリ ver.1.3

  

比較的安価で入手できる、近年公刊された本を中心にリストアップします。
随時更新します。

Ver. 1.3 (20190808):文献を追加
Ver. 1.2 (20190804):文献を追加、記事タイトルを変更
Ver. 1.1 (20190730):文献を追加
Ver. 1.0 (20190730)

文献

・アンソニー・ウェストン著,古草秀子訳,2019,『論証のルールブック〔第5版〕』筑摩書房
論証についての50個の原則が書かれている。それぞれのルールが1,2ページほどで簡潔にまとめられている。具体例も豊富。論証の方法論早見表といったところか。末尾についている「よくある誤謬」リストが便利。 

・読書猿,2017,『問題解決大全:ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール』フォレスト出版 
・読書猿,2017,『アイデア大全:独創力やブレイクスルーを生み出す42のツール』フォレスト出版 

読書猿氏を知らない人はググってみてください。2冊セットで読むのがおすすめです。さまざまな先人たちの知恵が詰まった道具箱です。内容はタイトル通りです。

福澤一吉,2012,『文章を論理で読み解くためのクリティカル・リーディング』NHK出版
文章を的確に読むやり方。「書くように読む」という本書の姿勢からは学ぶべきところが多い。

・刈谷剛彦,2002,『知的複眼思考法:誰でも持っている想像力のスイッチ』講談社
本の読み方、文章の書き方、ものの見方を提示していて、それにより「自分の頭で考える」やり方を教えてくれる本。

久米郁男,2014,『原因を推論する:政治分析方法論のすヽめ』有斐閣 
「説明の方法論」。

・中室牧子・津川友介,2017,『「原因と結果」の経済学:データから真実を見抜く思考法』ダイヤモンド社 
久米本と似ているけれど、こちらの方が読み進めやすい。

 ・大堀精一,2018,『小論文 書き方と考え方』講談社
ロジカル・ライティング 

・ウェイン・C・ブース他著,川又政治訳,2018,『リサーチの技法』ソシム
研究の方法論です。トピックから問いへ、問いから課題へ、課題からソースへ。議論を組み立てて、書き上げるための方法が載っています。実際に手を動かす時にとても頼りになる本です。

・戸田山和久,2012,『新版 論文の教室:レポートから卒論まで』NHK出版
「現代の古典」という印象の本。読みやすく分かりやすい。類を見ないユーモアな本。

・ポール・J・シルヴィア著,高橋さきの訳,2015,『できる研究者の論文生産術:どうすれば「たくさん」書けるのか』講談社
小並感溢れるタイトルではあるが、内容はかなり充実している。読んだその日から実践できる「論文生産術」を提供してくれる。良書。

・エディテージ著,熊沢美穂子訳,2016,『英文校正会社が教える英語論文のミス100』ジャパンタイムズ
英文法や単語の使い方、表現、論文の体裁などのミスのみならず、出版計画やジャーナル投稿についての指南も載っている。全ての項目にはまだ目を通していないけれども、実際に英語論文を書く折にはそれぞれの事項について参照しやすい・役に立つ本と思われる。


 iOSアプリ

・Trello
タスク管理、to doリストに。直感的に指で操作できるので楽。 

・ Notion
なんでもできる。全貌を把握できない。 

Goodnotes 5 
PDFに直接メモをする。他にも同様のアプリがある。



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