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コーチの商品サービス開発のリアル

 「いい商品を」「いいサービスを」そう思って自身のサービスを作られているコーチは沢山いますよね。あなたはどうでしょうか。過去の僕は完全にこのタイプ。商品作成に関して、僕達日本人は完璧主義になりたがる傾向があるように思います。

 かつて「メイドインジャパン」というのは品質の高さを表していた時代があったわけですし、そういう文化と遺伝子を僕達は持っているからそれはある意味、本能レベルのものなのかもしれません。「苦節〇〇年」みたいなものに心を動かされる、というか。

 もちろん、それは一種の美徳ですからそれでいいはずです。最終的にビジネスは商品サービスの質がモノを言うはずです。(確か書籍「1兆ドルコーチ」に出てくるビル・キャンベルもそんなことを言っていた気がします。)

美徳を追い求めると破綻する現実

 でも、その美徳を追い求めて販売不振に陥るほどになると明らか行き過ぎです。それを考えると商品に注力するのはタイミングがあるということになります。そのタイミングとはそれなりに安定経営出来るようになって経済的にも時間的にも余裕が出来た時。それなら、思う存分注力して大丈夫ですし、するべきです。安定経営できてたらビジネスを維持することは出来るからです。

 でも、だからといって安定経営できるまで商品のバージョンアップは一切するな、ってことではありません。そこに時間と労力をかけすぎてしまうのが問題なのです。

コーチの商品、サービス品質のボーダー

 「じゃあ、どの塩梅が良いんだよ」という話になるわけですが…
商品作成、サービス作成はまずは60点付近がポイントだと思います。そして、ビジネス走らせながら修正、バージョンアップを繰り返す。

 では、60点というのはどのラインなのか?
60点というのは言い換えると平均以上という意味です。そういう意味で考えると、コーチ系の商品サービスとなると、相手が結果を出せることが条件ですから、ここは外せません。そもそも、巷の商品サービスを利用して望む結果が出せなかった人が僕たちコーチを頼ってくれるわけです。だから、少なくともその商品サービスが約束できるゴールを実現できることは60点の条件に入れていいと思うのです。

 そして、コーチ系の商品サービスは相手に結果を出してもらうためのものです。相手の結果なのだから相手の努力が必要です。だから、相手が努力したら結果を出せるレベルにあるものは60点の条件に含めていいと思います。

60点ラインはここ

  • その商品サービスが約束できるゴールを実現できること

  • 相手が努力したら結果を出せるレベルにあるもの

このあたりを僕は60点のラインとしています。こうしておけば結果は出るわけだからリピートしてもらうだけの信頼をキープ出来ると思うのです。

 もし、100点を目指すなら相手が自然と動いてしまうような仕組みが必要だったりするかもしれません。相手がやる気出すような工夫もしたら良いかもしれません。そのために見栄えやシステムにこだわる必要もあるかもしれません。

 でも、ここまでやってしまうと今度は自分の時間と労力が商品開発に注がれすぎて販売に注げるリソースがなくなると思います。なので、ここは販売をやってビジネスを回しながら余裕が出た時に改善するという感じで良いと思います。

結論:コーチの商品サービスを創る時は約束した結果を担保する最低レベルまでに抑える

 だから、商品サービスに関してはサクッと作る。その商品サービスが約束できるゴールを実現できること、相手が努力したら結果を出せるレベルにあるレベルを満たせればOK。まずは(自分的には)下手でもなんでもいいからまずは作るというのを意識してみると良いかと思います。そして、仮でいいから作ってさっさと広げることを考えると良いと思います。

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