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やっぱり浅川

「このコースを散歩するのがこれで最後になるのかな、、、」


そんなことを思いながら、
今日は散歩している。

今日は引っ越しする2日前。

明日は飲み会があるからおそらく
散歩する体力は残っていないだろう笑笑。


「最後」


この2文字って強烈だよね。

聞いただけで、今までの思い出が溢れ出してくるもん。



1年生
浅川に訪れたのは先輩に連れられてきたのが初めてだったっけな。

その時も、たわいのない話をしたっけ。

僕にとっての浅川はそんなのがいつも。

川の音を聞きながら、しょーもない会話で
盛り上がる。

そんなこの場所が僕は好きだ。



2年生
大学に入って初めての後輩を連れて
ここへきた時も、しょーもない会話ばかり。

大学初の彼女ができたのもこの頃。

同級生の友達にどーしたらいいんだろう
って相談したなぁ。

付き合う前、誕生日プランとか
ここで考えてた。

アホみたいに花火をしてたのもこの頃。

毎日のように友達と夜中にここに来て、
花火して、川に入って、警察に怒られて。

近隣の住民の方にはご迷惑しかけてないや。
本当に申し訳ないです。



3年生
浅川に行くのは暖かい時期が多いけど、
もうそんなの関係なくなってた。

春夏秋冬いつでも浅川。


「浅川行かね?」


この言葉が大好きだ。


「もう浅川は文化じゃないよ。ここで文明を作ろうよ」


って。
バカな話で盛り上がったな。



4年生
僕の散歩コースに認定。

毎日のように歩いた。
もちろん、サボった日もたくさんある。

でも、三日坊主の僕からしたら続いている習慣の1つだ。

今年度も、くだらない話で盛り上がった。

あとは、検証もしたな。


「一体浅川はどこまで続いてるのだろう?」


友達と浅川の果てを目指して夜中に大冒険をした。

途中で道がなくなったから、
川を渡ったり、

めっちゃ怖いトンネルがあったから走り抜けたり、

日が昇るまで歩いたな。

結果は八王子市役所のちょっと過ぎたあたりで浅川が二手に分かれた。

そこで歩くのはやめた。

2人とも満身創痍。
ヘロヘロだったから歩いて帰るのは諦めて、
電車で帰ってきた。



浅川には、

僕の4年間の
甘酸っぱい思い出
コーヒーみたいに苦い思い出
バカな思い出
腹が煮え繰り返るような思い出

ま、喜怒哀楽すべてが詰まってる。

こんなに思い出だたくさんある場所は
他にないな。

この前後輩が言ってた、


「こんな風に浅川に集まることも、
来年からはなくなっちゃいますね」


僕が仲良くしてる後輩たちで
1個下以降は高幡に住んでる人がいない。

さみしいな。

ここに集まるといつも思い出が生まれるのに、こんな素晴らしい場所が来年からは
僕の知ってる人たちで共有されることがないのか、、、

もちろん、他の場所もあれば、
浅川も違うコミュニティの人たちにとって、
僕のようなものになるんだろう。

でも、そこには僕がいたって面影が残ることはないんだろうな。

ま、しょーがない。

浅川はもちろん僕のものではないし、
勝手に思い出作ってるだけだから、
そんなもんだろう。

ただ、1つだけ言えることは


「やっぱり浅川が好きだ。」


大学4年間のBEST PLACEだよ。

新しく住む場所でも、
早く新しいスポットを見つけなくちゃ。


「『浅川』さん、4年間ありがとう。」

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