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17年だった/モモちゃんの命日

実家で初めて私達が自分の意志で飼い始めた愛猫、薄茶トラのモモちゃん(雌)が亡くなったのが、
昨年の9/19(日)だった。
享年17歳だった。(厳密に言うと16年11ヶ月くらいだが、モモちゃんの正確な誕生日が分からないので何とも)
ヘッダーモモちゃんは、私のnoteマイページの背景画像もこのモモちゃんです。

***
実家は元農家だったので、鼠取りのために
猫を1匹は飼う家だった。
私は生まれたときから猫がいる家で育った。
猫は当たり前の存在、ではあった。
でも昔は猫は当たり前に外に出して飼っていたし、去勢・避妊手術もしなかったので
最長6年位で亡くなってしまった。
お母さんがこの家の長(実質的に)になってからは、猫がいない時期もあった気がする。
父の代には兼業農家、いやもう家で食べる分だけの野菜しか作っていなかったので、兼業でもなかったが、しばらく猫がいない時期があった気がはする。
私が小3のときに久々に我が家にやってきた猫が、
コロ、サバトラ、アメショーの雑種である。
1才位の猫で子猫のときはさぞ可愛いかったのだろうなと思った。
親戚から譲り受けたが、可愛いときは手離さないで
1才位で手離すとは…と当時憤った覚えがある。
要するに子猫を見たい、育てたい、愛でたい、だ。
しかしこのコロはかなり強い雄猫になった。
お向かいの白猫と日々バトルを繰り広げて
あるとき、草むらの土手を二匹で転がりながら
喧嘩していて、鋭い草か何かが目に刺さり
コロは片目になった。…ボスやん❗と思った。
(昭和なので去勢もせず外にも当たり前に出していた時代でした、
ねこねこ幻想曲な時代です)
…モモちゃんのこと書いていたら、
コロのことを書き始めてしまった。
こんな調子だとモモちゃんの代までいつになるか分からない。

話を戻して、モモちゃんの話をしよう。
モモちゃんは、実家で一番長生きした猫でした。
2004年11月、ハローワークの駐車場でニャーニャーとおじさんにまとわりついたりして、助けを求めていた?食べ物を求めていたのが、子猫のモモちゃんでした。ずいぶんと砂埃被った子猫だなあと思ったけれども、昔では珍しい薄茶トラだったなんて❗️しかも雌❗️昔は茶トラで雌猫は珍しいとは知らなかったのですがね。

モモちゃんが亡くなるニ年前に、茶トラ白(雄)のココロを亡くしました。ココちゃんは、享年16歳でした。
ココちゃんとモモちゃんは一歳違いです。
ココちゃんはとても大きな茶トラ猫で、
ペット葬祭センターという所でお葬式をした際、
火葬したときに、骨を見てそこの住職が、
中型犬かい?と驚いたくらいに
骨格がしっかりしていましたね。
モモちゃんは逆に、
小顔で子猫だったのかい?
と言われるくらいに小ぢんまりとした骨だったようです。普通は牙をキーホルダーの骨の小さい入れ物に入れて貰うときも、牙が燃えてしまい、
違う骨にして貰ったのです。


モモちゃんは、昨年の暑い夏に老猫の身体には
堪えてしまい、亡くなってしまいました。
病気じゃなかったから、私はまだまだ元気だと思っていましたね。
亡くなる1、2ヶ月前から弱ってきて
7月も食べなくなってきた。
とても食いしん坊のモモちゃんが。
かかりつけの動物病院で栄養剤を注射して貰い、7月は持ち直した。

けれどお盆終わりか、お盆後も同じような状態になり、動物病院に行ったら、
モモちゃん、7月はガンバったんだね、
というようなことを先生は言った。
でも8月は…みんなこの暑さだからね
と言われた。
え?意味が分からなかったが、
この時にはもう覚悟してね、
ということだったのか。

8月末から9月初め…毎日仕事終わりモモちゃんの様子を見に実家に寄って帰った。実家に帰るのはモモちゃんの顔を見るためだけだったと言っても過言ではない。だんだん弱っていくのを感じ取って、毎日行かずにはおれなかった。
9/15(水)辺りかな?私が、
モモちゃんがあまり元気がない
と言ったら、夫が、
1週間くらい実家でモモちゃんと過ごしたら?
と言ってくれた。
夕飯早々、とりあえず夜に実家に帰り、
モモちゃんと最後の1週間(正確には5日)を過ごせることになった。それは本当にありがたかった。結婚して新居に引っ越して1ヶ月ちょっとだったので、慣れ親しんだ実家に1週間も泊まれるのも嬉しかった。
夫も、昨年8/9に最愛の三毛猫ミーちゃんを享年15歳で膀胱ガンで亡くしています。抗がん剤治療もしたけれど、良くならなくて、末期は水も飲めなくなってきたミーちゃんに、栄養剤と水分の注射をこのアパートで二人でして、看取った。ミーちゃんが暴れるから二人がかりじゃないと出来なかった。でも最後は弱々しくなって抵抗する力も弱くなり…8日?10日くらいしたのかな?夫はミーちゃんの最後は男泣きしていた。私はミーちゃんとは10日しか一緒に暮らさなかった。
15年いつも一緒で、東日本大震災で避難したときも一緒に避難して私とモモちゃんより強い絆があるように思えました。

そしてモモちゃん。
モモちゃんも水道から浴びるように水を飲んでいた日もあったのに、その境から一切水を飲まなく、飲めなくなった。
毎日写真を撮っていて、当時は気付かなかったが、
モモちゃんの顔はどんどん変わっていった。
よく分からなかったなと思うが、認めたくなかったのか、認知の歪みなのか。
身体がしんどいのか、顔がどんどんキツい感じに目がつり上がって、四角い顔に。
写真だけを見たらすごく可哀想。あんなに可愛く美猫だったのに。
食べれないから痩せ細ってきた。
今当時の写真を見返すと…いつ逝ってもおかしくない。でも当時の私には全然分からなかったのだ。
かなり痩せたよなとは思ったけれど。


夫がその週の日曜に私の実家にモモちゃんの顔を見に来てくれた。モモちゃんに会ったのは、結婚の挨拶で来て見たときくらいだったかな。

ちょうどモモちゃんが暑いからか、玄関の冷んやりしていると思っている(実際は西日もありあまり冷んやりはしていない)フローリングの床にヨタヨタと歩いて行って、ゴロンと寝そべっているときに夫は来た。
モモちゃんの様子を見て、ある意味他人の夫はすぐ分かったと思う。
モモちゃんを撫でて、私にも
無理しないようにね、
とか言っていたかな。
全然無理してないけど、とは思ったが、
連日、モモちゃんが寝ているリビングのソファーの下に布団を敷いて寝ていたので…疲れていたのかも知れない。

その日曜の夜、だった。
やはり私は疲れていたように見えたのか、
今日は自分の2階の部屋のベッドで寝たら?私が見てるから
と母が言ってくれたので、そうすることにした。
母なら安心とも思った。
そして久しぶりの実家のマイベッドで油断して寝てしまった。
深夜2時半か3時頃…
父の、ただならぬ声で目が覚めた。
モモ子が、息、してない
と。
母もちょうどトイレで、そのときはいなかったときを狙ったようにモモちゃんは逝ってしまった。
でも日曜にはモモちゃんは父母の部屋の2階のベッドに上がって来て、2、3時間くらい母と一緒に寝たのだ。元気なときは母のベッドか私のベッドにニャーニャー騒いで、潜り込んで来ていた。
でもやはり最後は下のリビングのソファーに行きたいのか、ベッドから落ちてすごい音がした。
でも大丈夫だった。
最後のモモちゃんの力を振り絞った行動だったのか。
お母さんに抱っこされて一階リビングのソファーで寝て、
みんなが見守る中ではなく、
お母さんがちょっとトイレに行った隙に
逝ってしまった。
最初に発見したのは、まだ当時は元気だった父だった。

江原さん曰く、
猫は死ぬ間際は見られたくないと言うことと、
固唾を飲んで臨終のときを飼い主達人間に見られているときは
嫌がっているらしい。
だからみんなが見ていないときを狙って逝ってまう子もいるんだと。
人間が同じ立場で臨終の場面で、家族に見守られながら死ぬ場面を考えて欲しい。
人なら、見守られて死にたい人もいるかも知れないが。
ある意味注目されながら、死にたくはない、
ということらしい。
私も、今か今なのか?と家族に注目されて
死にたくはないな、と思った。

母曰く、トイレに行く前に、
モモちゃんが、身体をバタンバタンと激しく揺らして寝返り?を打っていたらしい。
ソファーからも落ちて一回は抱きかかえて
ソファーに戻したと。
これも江原さん曰く、魂がもう身体から出ようとしていて、でも上手く出れないという状態、らしい。

昨年も三連休だったので、祝日月曜の午前一番にペット葬祭センターに電話して、空きがあるとのことで、モモちゃんのお葬式と火葬はその日の14時にすぐ決まった。


夫が…日曜夜にモモちゃん大丈夫かな?
と思って寝たらしい。
深夜2時半過ぎ?ふと目が覚めたらしい。
まさに、モモちゃんが亡くなったときに。

モモちゃんは恐らく、私の夫の顔を見に来たのじゃないかと思う。飼い主のつがいの顔でも最後に見に来てやるかと思ったのじゃないか、と。
でもそんなに興味がないから一瞬で。

そしてモモちゃんは甘えん坊で妹気質なニャンコだと思っていましたが…
本当は結構ドライだったのじゃないか?と。
わしの死ぬ間際、注目してるんじゃねーにゃ!
見せ物じゃないにゃ!
と思って、みんながいないときに
逝ってしまったんじゃないのかなと。

モモちゃん、17年間ありがとう💐
見誤っていたけど、ドライでクールな雌猫だったのかな。

ネコジルシのモモちゃん紹介文
誕生日はおおよそで適当です
前のスマホにあった一番古い写真
昔の実家、携帯の写メ画像
二番目に古いやつ
これも昔の実家
これも昔の実家の


これもココちゃんと一緒だ
新しい実家で
節分
カプセルトイのうさぎ耳
こういうポーズよくして寝ていた
これも
二匹で
モモちゃんの両腕の中に
缶詰め入れてあげただけ
これも


3月のライオン12巻が出た当時
小さい猫ベッド
ありがとにゃん


前のスマホのモモちゃんを手動で移動していたので、えらく時間がかかってしまいました。

今のスマホのベストショットも追々こちらに追加しようとは思います。







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