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シェアする暮らしを楽しむ。ごちゃまぜが面白い、シェアハウスの暮らし。

2010年に「シェアハウス」という言語が登場してから様々なシェア型産業が発展してきました。
2017年頃から「サブスク」という言葉が定着し、定期購読や定額サービスがブームになり、今では当たり前に使われています。

そもそも、シェアハウスもサブスクも大昔から存在しておりました。
江戸時代大奥の女性たちが城で暮らした部屋=4帖程度の間貸し
間貸し=空いてる部屋、納屋を知人などに貸す
アパート=同じ建物を1階2階に分けて使用する。
マンション=同じ土地を細かく等分し、広くシェアする。
介護ホームも、もはやサービス付きシェアハウスです。
サブスクは、新聞の配達、牛乳や乳酸菌ドリンクの配達、薬箱を家庭に置き、無くなったら補充。習い事の月謝など、そもそもサブスクです。
情報は隣組や、回覧板で繋がっていました。

分け合う、ゆずり合う、協力し合うは日本人文化の源です。

シェアハウスの歴史

1995年頃から外国人労働者が数人でアパートに暮らすようになりました。
1998年社員寮などを使用した家具付きゲストハウスが誕生しました。
2008年頃よりドミトリー主流から個室へのニーズが増え、日本人も仮住まいとして住み始めました。
2010年までは、同世代(20代30代)が中心で、このころから「シェアハウス」と呼ばれ始めました。
2013年から物件にコンセプトが生まれ、内装設備も次第に豪華になり、○○が好きな人が集うコンセプト型など取り上げられるように。
2015年以降、シェアハウスは大型化し運営する業者も拡大し暮らし方の一つになってきました。
2018年以降、年齢も性別も国籍も境遇も越え、シニアも暮らせるようになりました。
2023年には全国でシェハウス数5800棟、60,000ベット数。
2025年からは生活に+αする「参加型シェアハウス」になるのではと予想してます。

参加型のシェアハウスとは

生活にサポートが必要な人が集い、共生する別の入居者や当人も地域のお手伝い(参加)する、もしくは地域に貢献するという事です。

独身で一人暮らしの場合、他人との交流はほぼゼロです。一方、シェアハウスでは同じ建物内に複数人が住むため、リビングや水回りで必ず声掛けがります。ちょっとめんどくさいかと思う人もいるかもしれませんが、この一言の声掛けが、私という人間がいますよという互いの自己確認です。

地域に溶け込むのは、地域の防災活動や、祭り等のイベント事。建物がある市区町村の広報を確認すると、スタッフ募集など掲載されています。

 また、シェアハウスの入居者でイベントを立ち上げて、地域の人も参加可能のイベントを定期的開催するのもありです。
内容は何でもよく、例えば、英会話スクール、ダンススクール、野菜を育てる、子ども食堂、ジュエリーや小物の制作。これをマルシェ方式で各ハウス毎にやる。単独開催するより、人が集まりやすくイベントも盛り上がることでしょう。
開場は、ハウスの庭などで行うのが良いです。

 この行動は自己認識欲求を満たす一つとなります。今のシェアハウスに住んでいる意味と、自分が存在する意味を再認識します。また、ちょっとしたお小遣い稼ぎやSNSのアッツプにも役立つかもしれません。

サンクチュアリのシェアハウスでの実例

  • ごちゃまぜの暮らし
    「独りじゃない一人暮らし」をコンセプトに若者だけではなく、シニアの方の入居もできます。独居生活ではない、おはよう、こんにちはの挨拶があります。また何かあった場合、気軽に声をかけられる入居者がいるので安心です。

  • ハウス内の菜園
    ハウス内に菜園を作りました。元は荒れた庭のような場所。どうせ雑草が生えるのであれば菜園にして、皆が野菜を収穫できるようにしようと始めたのがきっかけです。現在では季節の野菜が育っております。

  • こども食堂
    毎月1回こども食堂(つつじヶ丘地域こども食堂)を開催しています。
    2017年から開催しており、毎月50名ほどの食事を提供しています。ママさんの休息時間をコンセプトとしており、ママ同士の交流や使わなくなったモノや服の譲渡会など開催します。

  • 社会福祉協議会に参加
    社会福祉協議会にも足を運び、フードバンクのお知らせやイベントの開催等情報を共有します。

数種類の野菜を育てています
こども食堂で流しそうめん
キッチンもシェアします

暮らしと生きがい

 シェアハウスの作業をしていると、「これやっておいたよ」とか「コーヒー飲むかい?」など在宅している方に声をかけていただきます。
もちろんお言葉に甘えていただきます。
年齢層のバランスよいため、簡単なトラブルも解決し、大きな問題も激減しました。
独りの暮らしであってもこうして声をかけれる家族の様な他人がいることで、良き距離感を保ったごちゃまぜのみんな暮らしが可能であると考えます。
多世代が交差するごちゃまぜの暮らしは都心や地方を問わない当たり前の新しい暮らし方になるであろうと思っています。

余った正月食材を皆で



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