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Out of 紅白, But I Love. '23 vol.2

vol.1の序文を踏まえて、、


さて、本題にいきましょう。


今年の私紅白、改めてラインナップはこちら。

ここでは前半11組を語っていきます。
書き始めたらとても前後編には収まらなさそうなので小分けにしていきます。
5回くらいで終わらせたい。、
Let's go.

白組①KID PHENOMENON/Wheelie
 WOLF HOWL HARMONY/Sweet Rain
 THE JET BOY BANGERZ/Jettin'

→今年は白組からスタートです。(去年は紅組(Kep1er/Wing Wing)がトップバッター)
いきなりのメドレーで今年デビューのLDHのNEW Group3組がかまします。

テレ東でこっそりやっていたオーディション番組から生まれ、8月にデビューしたこの3組ですが、僕が知ったのはオーディションが終わりデビュー日が決まった今年の初夏くらいだったでしょうか。

さ、3組同時デビュー?!
NEO EXILEって何?!
しかもDEEP SQUAD新メンがいつの間にか新グループ兼任してる?!

え、え、どういうこと?!
LDHのグループはデビューしたら一応チェックはしてたんですけど、さすがにこの展開はわけがわかりません!って感じでした。
素地がない一般の方なんてもっとそうだよね。、

で、いざデビュー曲がそれぞれ発表になるといやいやどうしてこれが三者三様めちゃくちゃおもしろいんですよね。

まず

KID PHENOMENON/Wheelie

10代のメンバーが多い7人組のチームなんですが、これ完全にKPOPにぶつけてきたなっていう。NCT DREAM初期とかのあの感じ。

全員ダンスボーカルってスタイルはLDHだとBALLISTIK BOYZから導入されてるし、ビジュアル面だとFANTASTICSがHigh Feverで潮目を変えてきた感じありましたけど、
ここまでスタイル、ビジュアル、サウンド揃って韓国意識してきたのは初めてではないかなと。
しかもスキル面に関しては腐っても天下のLDH。
歌えるし踊れるしデビュー曲のクオリティとしては申し分ありません。

ただ意識はすれども決してKPOPの真似をしているわけではなくて、トレンドを取り入れて消化した上でアウトプットするって売れるためにはすごく大事なことだし、あえてこの言葉を使いますけど"アイドル"グループでしかできないことだと思うんですよね。

今後国内外のグループとコラボしたり対バンなんかしても必ず結果出せそうですし、上手いことマネージメントしてあげてほしいなって思います。


次に

WOLF HOWL HARMONY/Sweet Rain

こちらはDEEP SQUADの新メンバーとしてデビュー済みの2人+オーディションから選ばれた2人の4人組ボーカルグループ。

このスタイルはJ-R&Bシーンでは昔結構あったし、LDHではDEEP(旧COLOR)が長年孤軍奮闘してましたね。
いい曲あるんだけどなかなかヒットに恵まれないDEEP、そしてテコ入れ的に新メンバー加入したDEEP SQUADからまさかの移籍(脱退はしてませんけど)はエグいなぁとは思いつつ、楽曲もよくて往年のJ-R&B、そして初期LDHリスナー的には嬉しいデビューだったりします。

ボーカルグループだけあって、4人のボーカルの個性がデビューからすでに出まくってるのがWOLFのおもしろいところ。
特にDEEP SQUADから来てる杉山亮司さんの声がスモーキーで個人的にめちゃ好きです。(MVだと黄緑の髪色してる彫り深フェイスの彼です)。

現行のボーイズグループシーンだとなかなか売り方が難しいかなと危惧してた部分もありましたが、デビュー曲も他2チームにも負けずに売れてくれたみたいですし、楽曲のクオリティとボーカル力で長く続くグループになってほしいです。
(ただ後述のTHE JET BOY BANGERZ兼任のもう1人のメンバー吉原くん含めDEEP SQUADリユニオンも待ってます。)


最後が

THE JET BOY BANGERZ/Jettin'

ここはボーカル+ダンサーのLDHのスタンダードスタイルの10人組。
に、一見思えてたんだけども、ちゃんと昨今のトレンドに合わせて変化させてるのが白眉でして。
楽曲も実はJettin'が一番聞いてます。

まず楽曲に関してなんですけど、LDHってほぼ必ず曲中のどこかにダンサーチーム用のブレイクというかいわゆる"間奏"が入るんですね、それが見せ場というか。
Jettin'はその間奏がありません。
じゃダンサーズの見せ場がないかというとそうではなく、曲中はラップという形で彼らの見せ場をしっかり作っています。しかも全員分パートがちゃんとあるんです。

これが二つ目の変化で、今までのグループだとダンサーの1人2人ラップすることはあれど全員パートあるのは初めてかなと。
明確にボーカルとダンサーを分けつつもダンサーがラッパーも兼任するっていう。
これもKPOPを意識した変化だと思います。

ダンスはボーカル陣もかなり頑張っているので曲中に不足感を感じることもなく、
サビのキャッチーな振りも相まって、往年のLDHの雰囲気を一番纏いながらも最新のボーイズグループの形もかなり踏襲できている、よく考えられたグループだなと、どこ目線かわからない感心をしています。

ちなみにダンサーだけの見せ場がなくなったかというとそうではなくて、最後の最後、アウトロでいきなり曲調変化して強引に捩じ込んでくるっていうトリック技を決めてきていて、いやはやLDHのプライドというか矜持というか。、
ぜひ最後までお聞きください笑

紅組①モーニング娘。 '23/One Two Three(23 Ver.)

→対する紅組のトップバッターはモーニング娘。'23。(来年はモーニング娘。'24になります。一応。)

※ここでは公式動画より2012年リリース時のMVを上げますが、ぜひ検索して今年のロッキンの映像などを観てほしいです。

僕はそもそも生粋のHello!Project大好きおじさんなんですけど、紅白となると本家の方ではもうなかなか難しいだろうなというのは思っていて。
というかもう特にここ数年の活動ペースとその内容であれば出なくていいとすら思っています。

ただ今年はちょっと違っていて。
今年はHello!Projectが誕生25周年の記念イヤーだったんです。
モーニング娘。は結成が1997年。インディーズシングル5万枚手売り達成を経てデビューしたのが1998年。
その年に平家みちよとの合同ファンクラブHello!が作られ、それがハロプロの始まりという。

で、なんか今年は事務所ががんばって笑、9月に代々木第一体育館2Days押さえて現役からOGまで総出演の記念ライブが開催されたりしました。

だったら2005年みたいな総出演で最後LOVEマシーンで大団円(確か「気がつけば好きすぎて!盛り上がってLOVEマシーン!」とかいうわけわかんないタイトルがつけられてた)みたいなことでもいいのかなとも思いましたが、
前述のような紅白との親和性というかニーズ?みたいなところでもっとシンプルなことでいいのではという思いから、デビュー25周年のモーニング娘。の最新形を出したいなと、いうことでこういう選出にしました。
ファンからすると2014年末からリーダーを務めてきた譜久村聖さん卒業タイミングでもあるので、彼女の加入した9期のキャリア上最重要曲と言っていいこのOne Two Threeで締めくくってもらうという想いも入ってます。

当時は譜久村さん含め加入したてのメンバーが多いことから、ボーカルもあまりテクニカルではなく、ダンスもフォーメーションダンスという所謂チーム芸というか個性を廃したスタイルを新たに構築し、それが(当時のエレクトロトレンドと合致した楽曲のよさもあり)功を奏してひさびさのヒットにつながりました。
そこから幾度かのメンバーチェンジを経て歌い継がれてきた今のOne Two Threeは、フレッシュさは残しつつも当時とは違う力強さと技術力を感じられて、今このタイミングで紅白に出てもパフォーマンス的には全然おかしくないなと思わせてくれます。

なんて、書いてると自分の妄想紅白だということを忘れそうになりますが笑、LDHのバキバキなスキルにも対抗できるベテランであり新人であるモーニング娘。は想像するとかなり心躍ります。
どちらも老舗の最新形という意味で温故知新感もあって楽しい。のは僕だけですか。、



長くなったので今日はここまで。
一気に書いてアップしようと思っていたけどとてもそんなわけにいかなくなってきたので、書いたものから上げていきます。

ではvol.3に続きます。

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