回想

絶望的なまでに
もう二度と 逢うことはない

私たちは
若すぎたのだ

まるい地球は
少し 楕円を帯びているから

直線を描こうとも
きっと
どこかで
少しずつ
まるみをおびてくるだろう

楕円の上で
這いつくばっている私たちだから
まるい地球だから

私たちは
絶望的に
もう 二度と逢うことはない

見える世界が
絶望的なまでに
楕円を帯びて

歪曲した
私たちであるから

さようなら
さようなら
さようなら

あなたが
いつか 宇宙のちりと成り果てる

そんな姿を
わたしは だまって
見送りたい

逢わずにいたい

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